リオデジャネイロ五輪女子マラソン惨敗

〜 ロンドンに続く惨敗 〜



待ちに待ったリオデジャネイロ・オリンピックが始まって1週間が経ち、前半のハイライトである女子マラソンが行われた。結果は、惨敗だ。

(ピッグ)「4年前のロンドン・オリンピックの時の文章と全く同じすね」
(幹事長)「まさか今回も同じ結果になろうとは!ガッカリどころか、もう怒りがこみ上げてきて、発狂しそうだわ!
       三宅宏実の靴下の汚れでも舐めてろ!」


ロンドンの惨敗からの復活を期待していたリオの女子マラソンだったんだけど、なんの事はない、またもや圧倒的な惨敗

今回、日本での代表選考会の様子を見て、田中智美と伊藤舞には最初から期待してなかったけど、福士加代子には期待していた。これは私だけでなく、日本全国1億2000万人のマラソンファン全員が同じ気持ちだっただろう。代表選考会では福士は最初から最後まで積極的に走り続けていたからだ。

ところが本番では、最初こそ日本勢も先頭集団の中にいたものの、8km過ぎに早々に先頭集団が2つに分かれたとき、日本勢はケニアやエチオピアなんかの黒人選手が主体の先頭集団から離れ、あっさりと後方集団に入ってしまった。過去、シドニーオリンピックで優勝した高橋尚子さまアテネオリンピックで優勝した野口みずき選手のように、優勝した選手は、一度も先頭から後れることなく、て言うか、自ら先頭をグイグイ引っ張ってライバルを蹴散らして優勝した。それがまだ全体の1/5くらいしか走ってない序盤で、早くも先頭からズルズル遅れるなんて、やる気が欠如しているとしか言いようがない
田中や伊藤は、最初からメダルなんか狙っておらず、せいぜい入賞を狙っていた。先頭から遅れても最後まで粘ることによって前から失速してくる選手を根気よく抜いていって入賞を狙うという極めて受け身の作戦だ。最初からこなな作戦で上位に行ける訳がないが、彼女らには何の期待もしてなかったから、どうでもいい。
でも、「金メダルを狙う」なんてでかい口を叩いていた福士は、何があっても先頭に食らいついて行かねばならないだろう。

(幹事長)「あいつらは日の丸を背負って走っている責任を少しは感じとるんかっ!?」
(ピッグ)「そういう意識は最近は乏しいかもしれませんねえ」


さすがに福士もその後、ようやく目が覚めて、12km過ぎに先頭集団に追い付いたけど、そんな事をしているから無駄な体力を消耗するんだ。後から追い付くくらいなら、最初から離されるな、と言いたい。

しかも、その後、20kmを過ぎるとズルズルと遅れていき、結局、一度も先頭争いに加わることなく惨敗した。結果はトップから5分49秒遅れの2時間29分53秒の14位だ。金メダルが欲しい」なんて偉そうに言ってたくせに、一度も金メダル争いに加わらなかった。情けない。余りにも情けない。結局、こいつは大ボラ吹きの口だけ人間だったわけだ。

(ピッグ)「やっぱり黒人には勝てないんじゃないですか?」
(幹事長)「黒人は仕方ないにしても、アメリカや北朝鮮にも負けたぞ!」


そうなのだ。ケニア勢やエチオピア勢が強いのは仕方ないにしても、5位にはベラルーシの白人選手が入った。またアメリカ勢は6,7,9位と全員が10位以内に入った。さらに、それに続く10,11位は北朝鮮の双子の姉妹だ。北朝鮮の双子姉妹なんて、最初から最後までピッタリ横に並んで走っていた。つまり、遅い方のペースに合わせていたはずだ。だから、バラバラでいいから全力を出せば、どちらかはさらに上位に入っていたものと思われる。北朝鮮のような貧しい国の恵まれない環境の選手に負けるようでは日本人選手は何の言い訳もできない。余りにもだらしなさ過ぎだ。

(ピッグ)「卓球でも北朝鮮の選手に負けましたよねえ」
(幹事長)「あれは驚き!」


石川佳純が初戦で北朝鮮の選手に負けたときは、よっぽど油断したか運が悪かったのか、何かアクシデントがあったのか、よく分からなかったが、その後、3位決定戦で福原愛も同じ選手に負けた試合を見たら、明らかに強かった。石川佳純と福原愛が負けたのはまぐれでも何でも無かった。実力だ。ただし、卓球の場合は、石川佳純と福原愛の強さは分かっているから、彼女たちが北朝鮮の選手に負けたのは、彼女たちが悪いのではなく、北朝鮮の選手が予想外に強かったという事で納得できる。
しかし、マラソンは違う。タッチのコンビみたいに二人並んで走る北朝鮮のおちゃらけ双子姉妹に負けるなんて、あまりにも不甲斐ない。酷すぎる。偉そうに「金メダルが欲しい」なんて叫ぶんなら、態度でも示して欲しい。終盤で失速する可能性があったとしても、とにかく行けるところまでは先頭争いをしなければ金メダルなんて取れる訳ないじゃないか。リスクを取って勝負に出なければ、最初から負けだ。

暑いとか風がどうのとか、そういうコンディションはランナー全員に平等に降りかかるものであり、何の言い訳にもならない。て言うか、レース前にはテレビの無能な解説者は「日本人は暑さに慣れているから暑い方が有利だ」なんて意味不明の事をほざいていた。どう考えてもアフリカ勢の方が暑さには慣れているだろ。テレビの無能な解説者は、とにかくテレビの前の視聴者を釘付けにするために、嘘でも何でもほざいて、できるだけ視聴者に期待を抱かせようとする。そういう子供だましのような解説をされると、逆に腹が立って仕方ない。
福士もゴール後、「金メダルとれなかったあー」なんて叫んでいたが、金メダルを取ろうという真剣な姿勢が微塵も感じられないレース展開をした癖に、偉そうに言うな!あんな消極的なレース展開で金メダルなんて取れる訳ないじゃないか!口先だけで偉そうに叫ぶな!選手も解説者も、みんなまとめてクビだ!

シドニーの高橋尚子さま、アテネの野口みずきと金メダルが続いた栄光の女子マラソンだが、北京、ロンドン、リオと惨敗が続き、栄光は完全に過去のものとなり、もうマラソン強国とは言えない状態になってしまった。情けない限りだ。世界でもダントツにマラソン人気が高い国なのに、本当に残念だ。

(2016.8.15)



〜おしまい〜





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