カジノ法案

〜 絶対に反対だ! 〜



突然、カジノ解禁法案なんてものが出てきて、自民党や維新の会の賛成で異常な早さで成立しようとしている
正式には特定複合観光施設区域整備推進に関する法律案(IR法案)て言うのだが、カジノを含むIR(複合観光施設)を推進するための法案なのでカジノ法案と呼ばれている。
もちろん民進党は反発しており、与党のやる事に対しては、あらゆるものに反対する民進党の姿勢は、かつての社会党と全く同じであり、反対のための反対であり、完全に思考が停止しており、アホであり、バカであり、低脳であり、そんな民進党が反対しているんだから、逆に賛成すべきではないかと思えてくるが、それでもカジノ法案には私は反対だ

(石材店)「おっ、民進党と共同歩調ですかっ!」
(幹事長)「やめてーっ!一緒にしないでーっっ!!」


日本をボロボロにした民主党(民進党)は死ぬまで、いや死んでも絶対に許さないが、アホの民主党が賛成しようが反対しようが関係ない。カジノ法案には反対だ。ギャンブル依存症や多重債務、破産、家庭崩壊、さらには反社会的勢力の関与や風俗環境の悪化など、懸念材料が山ほどあるからだ

(石材店)「幹事長は高校野球賭博が好きでしたよねえ」
(幹事長)「大好きでした!」


以前、野球賭博大相撲の賭博問題の記事に書いたが、昔は高校野球のトトカルチョは、どこの職場でもやっていた。高校野球なんて、漫然と見ていたら、地元のチームか有名選手くらいしか興味が沸かないけど、賭けてると、どんな試合でもめっちゃ力が入る。だから昔は、みんな仕事をしながらラジオ聴いたり、中には小型テレビを隠し見していた人もいた。今ならインターネットでリアルタイムで見れるけど、当時はパソコンなんて無かったし。それが、いつの間に犯罪扱いになり、消えてしまった。なんとも寂しい限りだ。
ゴルフだって、金を掛けると俄然、面白くなる。賞金を争うプロゴルファーじゃないんだから、誰かと競っている訳ではなく、ゴルフは基本的には自分との戦いだ。なので、調子が良いと、良いスコアを目指してやる気がどんどん沸いてくるが、調子が悪いと、途中で緊張感が無くなって、漫然としたゴルフになり、つまんなくなる。ところが、金を賭けてると、スコアが悪くても最後まで緊張感が続く。最後まで楽しめるのだ
マージャンに至っては、世の中に金を賭けないマージャンなんて老人会以外では存在しないだろう。

だが、高校野球にしてもゴルフにしても、金を賭けると面白さは100倍増になるんだけど、庶民がやる分には、金額はたかが知れている。財産を無くすなんて不可能なレベルで、ギャンブルとは呼べないものだ。なので、ギャンブル依存症や多重債務、破産などとは無縁の世界だ。
しかし、カジノは違う。大王製紙の会長が100億円も失ったように、金額に歯止めが無い。金を持っていれば持っているだけ損をする。そこが恐ろしいところだ。

(石材店)「じゃあ競馬、競輪、競艇なんかはどうですか?結構、大金を失いますけど」
(幹事長)「微妙なとこやな」


確かに、競馬や競輪や競艇は高校野球やゴルフや麻雀と違って、なんぼでも大金をつぎ込めるので、財産を失ってしまう可能性はある。かなり危険性はある。
しかし、競馬や競輪や競艇がカジノと根本的に異なるのは、自分の力量が大きく左右する点だ。競馬や競輪や競艇は、馬や選手の力や調子や過去の成績なんかを一生懸命分析して自分で考えて賭ける。分析力と言う実力が大きく影響するのだ。一方、カジノなんかはイカサマをやるのでなければ実力は関係ない完全に運だけの勝負だ。競馬や競輪や競艇は分析するのが重要な要素なので、逆に言えば、賭けなくても楽しめる。しかしカジノは賭けなければ何の意味も無い。偶然だけが頼りだからだ。なんで、あんなものが面白いのか普通の人には理解できないが、ギャンブル依存症という心の病気になると抜けられなくなるのだそうだ

結論を言えば、運だけで左右されるようなギャンブルは禁止すべきだと思う。

(石材店)「パチンコはどうですかね?」
(幹事長)「もちろん禁止すべきやな」


パチンコも、かつては手動式だったので、腕を競う側面があった。しかし、電動になった時点で99%運だけの世界になった。一部に、機種とかを見極めて勝っている人も皆無ではないようだが、現実には、今はもうパチプロなんて人は、ほとんどいないのが実情だ。

(幹事長)「カジノなんかより、真っ先にパチンコこそ禁止すべきだと思う」

パチンコ業界の年間売上高は20〜30兆円にも達しており、全部合わせても5兆円くらいしかない競馬や競輪や競艇などの公営ギャンブルの比ではない規模だ。土日とか決まった日の限られた時間にしかやっていない競馬や競輪や競艇なんかと違って、パチンコはいつだってどこでだってやれるから手軽過ぎるのだ。生活保護を受けている人や年金を貰っている人も、いっぱいパチンコにつぎ込んでいて、生活保護費や年金の支給日になるとパチンコ店の売上が一気に増える。主婦だって、ハマった人は毎日朝から晩までやっている。しかも玉1個の値段は安いが、失う金額は決してお手軽とは言えない。あっという間に何万円でも失ってしまう。単なる運だけに頼って手軽にどんどん大金を失ってしまうパチンコは、悪質さから言えば公営ギャンブルをはるかに凌ぐ
なので、カジノ法案も反対だが、本当はパチンコこそ禁止すべきではないだろうか

しかし、パチンコの禁止は非常に難しい。なぜなら政治家もマスコミも、みんなパチンコ業界の利益にあずかっているからだ。例えば、パチンコチェーンストア協会のアドバイザーとして国会議員が名前を連ねているが、一番多いのは、なんと民進党だ。こういうのを知ったら、カジノ法案に反対する民進党の姿勢は偽りのものだと分かるだろう。もちろん自民党もいるし、公明党だっている。
またパチンコ台のチェックをする保安電子通信協会のトップには警視庁の警視総監が天下りしている。さらに雑誌やテレビにもパチンコメーカーがどんどんCMを出しているから、マスコミもパチンコに対する批判は一切しない
こういう背景を考えると、カジノ法案を押し通そうとする自民党や維新の会の姿勢にも反対だが、カジノ法案に反対する民進党の欺瞞に満ちた態度も許せない。

(石材店)「幹事長はカジノには行ったこと無いんですか?」
(幹事長)「もちろん、ありますとも」


自慢じゃないが(本当に自慢ではない)ラスベガスには2回行ったことがある。1回目はワシントンに住んでた時にグランドキャニオンなんかの観光に行った時に立ち寄り、2回目はシアトルに住んでた時にグランドキャニオンなんかの観光に行った時に立ち寄った。

(石材店)「要はグランドキャニオンの観光ですか」
(幹事長)「グランドキャニオンは、ええぞ。何度でも行きたいぞ」


グランドキャニオンだけでなく、デスバレーとかザイオンとかブライスキャニオンとかモニュメントバレーとか、あの辺りには大自然の見所が満載であり、交通としてはラスベガスまで飛行機で行ってからレンタカーで回るのが便利だ。て事でラスベガスには2回行ったことがある。もちろん、ラスベガスまで行ってカジノに行かないなんて選択肢はないので、当然ながらカジノに行った。もちろん、負けた。当たり前だ。あれは負けるようなシステムなのだ。最初から分かり切っている。分かり切っているので、家内と二人で50ドルずつ握りしめ、「100ドル無くなったらおしまい」って事にして始めた。当時はラスベガスのシステムとして、ホテル代が異常に安く、普通なら1泊何100ドルもするようなホテルに1泊20ドルで泊まれたし、食事も安く、普通なら何10ドルもするようなバカでかいステーキが1ドルとか2ドルで食べられた。それでみんな得したような気分になり、それをギャンブルにつぎ込んで、結局、それ以上に損をするというシステムだったのだ。もちろん、そんな見え透いた戦略は百も承知であり、分かった上で我々も浮いたお金でカジノをやってみようって事にしたのだ。もちろん、100ドルなんてあっという間に無くなる。1時間も持たなかった。最初から分かっているから悔しくも無いし、もっとやろうなんて気持ちも起きなかった。単に見聞を広めるためにやっただけだ。ああいう運だけに任せたギャンブルは所詮、面白くないのだ。

てことで、カジノにしてもパチンコにしても、単なる運任せで面白くない上に、ギャンブル依存症や破産や反社会的勢力の関与や環境悪化など、懸念材料が山ほどある賭博には、私は絶対反対だ

(2016.12.13)



〜おしまい〜





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