急げ!ふるさと納税

〜 4月から規制が厳しくなるよ! 〜



ふるさと納税は国を滅ぼすトンでもない制度だが、いくら亡国の制度だと吠えたところで、制度がある限りは利用する人は不当な利益を得て、利用しない人は損をするだけなので、制度が存続する限りはできるだけ利用しようと訴えたところである

ところが、ふるさと納税制度の余りの悪質さに、総務省も渋々重い腰を上げて規制に乗り出すらしい
自治体間で過熱する豪華な返礼品の競争に歯止めをかけるため、4月1日付で、
   ・返礼品の価格の上限を寄付金額の3割とする
   ・宝飾品や時計、カメラなどの換金性の高い物品は返礼品にしない
   ・高額な物品は返礼品にしない

という通知を全国の自治体に出すというのだ。

これまでも、商品券やプリペイドカード、貴金属、家電製品のような換金性が高かったり高額だったりする返礼品については好ましくないって言ってきたが、言うだけだったので無視する自治体も多かった。
制度としては、返礼品は自治体独自の取り組みであり、今回も総務省の通知に強制力はないが、言うことを聞かない自治体には個別に指導していくとのことなので、今後は従わざるを得なくなるのではないだろうか

私が昨年末にドタバタと駆け込み的に申し込んだふるさと納税の返礼品はパソコンデジカメモンベルのポイントだ。今回の通知で具体的にやり玉に挙げられているのはカメラだが、カメラがダメなら当然ながらパソコンもダメだろう。またモンベル・ポイントもプリペイドカードに類似しており、ダメな可能性が高い。つまり、私がゲットした返礼品は、ことごとく今後はダメな可能性が高いのだ。

て言うことで、ふるさと納税するのなら3月中にやらなければならないみなさん急いでください!
私は昨日、急いで駆け込み寄付しました!パソコンとカメラはもういいので、今回は全額を長野県小谷村のモンベル・ポイントに注ぎ込んだ。モンベルは登山用品メーカーで、そのポイントは登山に関心が無い人には何の価値も無いが、ペンギンズ登山部長である私には非常に価値がある品だ。還元率は5割で、10万円寄付したら5万円分のモンベル・ポイントが貰える。モンベル・ポイントは全国各地にあるモンベルのお店で現金代わりに使える。
このように、モンベル・ポイントはプリペイドカードに類似している点も危ないし、そもそも返礼品の価格が50%ってのも明らかにアウトだから、仮に返礼品として存在が継続したとしても、貰える金額は減額される可能性が高い。これまで10万円寄付したら5万円分のポイントをゲットできていたのが、今後は3万円以下に減らされると言うことだ。これは慌てなくてはならない。もうあと1週間しかない。急ごう!

今の段階で今年のふるさと納税限度額を正確に計算するのは難しい人も多いだろう。所得額には不透明な要素もあるし、社会保険料なども不確定要素だ。だがしかし、少なくともモンベル・ポイントを申し込む場合は、そんなに神経質に悩む必要はない。
一般に誤解が多いが、限度額を超えた分は全然戻ってこずに丸々損をするのではなく、限度額を超えても所得税率に応じて、ある程度の額は戻ってくる。私の場合なら、限度額を超えても、その半分くらいは税金が戻ってくる。一方、モンベル・ポイントも寄付金額の半分だ。なので、得はしないが損もしない。なので、仮に多少オーバーしたとしても、少なくとも損はしないので、安全策をとって少な目に寄付するのではなく、あんまり神経質にならずにギリギリの額まで寄付して大丈夫だ

(2017.3.24)



〜おしまい〜





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