トランプ大統領の国連演説

〜 素直に評価したらどうだ 〜



アメリカのトランプ大統領が初めて国連総会で演説した。トランプ大統領はこれまで国連を批判しまくっていたので、そこで演説するってのは少し違和感もあるが、国連本部がアメリカにあるのだから、国連で演説しても不思議ではない。
そして彼の演説で画期的だったのは、悪の帝國である中国の子分のならず者国家北朝鮮による拉致問題を取り上げ、拉致被害者である横田めぐみさんに言及し、「13歳のいたいけな女の子が北朝鮮のスパイの語学教師にするために拉致された」と述べたことだ。これは非常に画期的な事だ。これまで日本の政治家が悪の帝國である中国の子分のならず者国家北朝鮮による拉致問題を非難する事はあっても、外国の首脳が言及したことなど無い。オバマなんて、バカみたいに北朝鮮に対しても何の行動も取らず放ったらかしにしたため、悪の帝國である中国の子分のならず者国家北朝鮮は着々と核兵器の開発を進め、ほぼ実用化の段階に入ってしまった。もちろん、愚かなオバマが拉致問題に言及したことなどない。つまり、トランプ大統領の演説は極めて画期的な内容なのだ。
もちろん、国連で演説しただけで世の中が変わる訳ではないが、アメリカ大統領の国連演説で拉致問題が取り上げられたのは画期的であり、この問題に焦点が当たったことは大きな前進である

それなのに、今回のトランプ大統領の演説内容を評価する声は少ない。海外メディアが評価しないのは分かる。彼らにとっては拉致問題なんて所詮、どうでもいいような小さな事件だからだ。何の関心も無ければ知識も無いから、論評する事自体ができないのだ。
しかし、国内メディアは違う。いくらマスコミどもは頭が悪いと言っても、拉致問題くらいは知っているだろう。中国の手先となり、慰安婦問題を捏造して日本の立場を貶めるのに一生懸命の朝日新聞だって、北朝鮮による拉致問題くらいは知っているだろう。それなのに、国内メディアにおいても今回のトランプ大統領の演説内容を評価する意見はとても少ない

なぜか?それは世界中のマスコミと同様に、日本のマスコミもトランプ大統領が大嫌いだからだ。トランプ大統領が大嫌いだから、いくら画期的な内容の演説をしたって評価はしない。また、トランプ大統領の演説は安倍首相の入れ知恵である事は間違いないから、安倍首相を大嫌いな日本のマスコミは絶対に評価したくないのだ。
なんて幼稚なマスコミどもなんだろう。今に分かったことではないが、マスコミどもの独善的で心が狭い偏狭な自己中心的な体質が如実に表れている。もう、そろそろ、いい加減に諦めてトランプ大統領を受け入れたらどうだ?

ところで、トランプ大統領はこれまで国連を批判しまくっていたが、彼が国連を嫌っているのは、アメリカの行動にとって国連が国際的な足かせになっているからではなく、マネージメントのあり方が気にくわないからのようだ。彼は「国連はすごいポテンシャルがある」と繰り返し述べており、これはリップサービスではなく、本気で思っているようだ。でも、国連が成し遂げられることが多数あるにもかかわらず、官僚的で不効率で予算ばかりを食う組織であることが気に入らないらしい。
なので、国連なんか止めてしまえっていう議論ではなく、国連の予算を絞り込み、無駄な組織の重複や非効率な会議や運営の仕方を改め、効率的な組織に生まれ変わらせたいと本気で思っているようだ。
日本にとっても、これは良い発想だ。お金ばっかりふんだくられて、何の成果も出さない今の国連は、はっきり言って存在価値はゼロだから、根本的に改革すべきだろう。

(2017.9.22)



〜おしまい〜





独り言のメニューへ