エジプトで大規模テロ

〜 マスコミはもっと報道しろ! 〜



エジプト東部のシナイ半島大規模なテロが発生した。武装集団がモスクを襲撃し、少なくとも235人もの人が死亡し、100人以上が負傷した

事件があったのはシナイ半島北部のアリーシュの近くのモスクで、金曜礼拝に訪れていた人々を狙ったものとみられる。武装集団は車でモスクに乗り付け、爆弾を炸裂させたあと、逃げまどう人たちに対して「神は偉大なり」なんて叫びながら銃を乱射して殺戮し続けた

エジプトでは首都カイロや北部のアレキサンドリアでも、キリスト教会などを標的としたテロが繰り返されてきたが、中でもシナイ半島北部ではテロが深刻化している過激派組織IS(イスラム国)の傘下の武装組織がシナイ半島で活動しているからだ。だが、それにしても、これほどの規模の襲撃事件が起きるのは異例だ。

イスラム教の過激派組織が長年の敵であるキリスト教徒を襲撃するのなら分かるが、「神は偉大なり」なんて叫びながら同じイスラム教徒を殺戮しまくるなんて何を考えてるのか理解できない
襲撃されたモスクは、イスラム教の中でもイスラム神秘主義者が礼拝に訪れるモスクとのことで、同じイスラム教であってもISなんかが目の敵にしている人たちらしい。イスラム教徒はシーア派とスンニ派が対立するなど、同じイスラム教徒と言えども敵対視することは珍しくない。しかし、そうだったとしても何百人ものイスラム教の人たちを殺戮するなんて、どういう神経をしてるんだろう。全く理解不能だ。

しかし、今回、私が言いたいのはISどもの発狂的思考回路のことではない。あいつらは元々無茶苦茶な理論で人を殺戮しまくるキチガイ集団であり、まともなイスラム教徒ではない。
私が批判したいのは、日本のマスコミの報道姿勢だ。何百人もの人が殺戮されるテロが起きたんだから、もっと大々的かつ詳細に報道して欲しいのに、日本のマスコミの扱いは、信じられないほど小さい。新聞も片隅でちょこっと報道するだけだし、テレビニュースもその他大勢のニュースの1つにしか過ぎない。もし仮にアメリカやヨーロッパで同じような規模のテロが起きたら、連日の大報道合戦になるだろう。それがエジプトになると、こんな扱いだ。あまりにもあからさまな差別に怒りを感じてしまう

(2017.11.27)



〜おしまい〜





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