普天間基地のヘリコプターから落下物

〜 反対派の大いなる矛盾 〜



沖縄県宜野湾市のアメリカ軍普天間基地の近くにある保育園の屋根に、アメリカ軍機のものとみられる部品が落下した。部品に張られていたラベルなんかからアメリカ軍のヘリコプターの計器のカバーと見られるが、今のところ、まだよく分かっていない。でも、場所からしても形状からしても、どう考えてもアメリカ軍機が落とした物だろう。

(ピッグ)「普天間基地って、こないだ行きましたよね」
(幹事長)「グッドタイミングやな」


ついこないだの日曜日は沖縄の那覇マラソンに参加し、せっかく沖縄に来たのに、そのまま帰るのはもったいないってことで、翌日はサイクリングを楽しんだのだが、その時に普天間基地にも立ち寄ったのだ。ただ、市街地のど真ん中にある普天間基地は、住宅地と木々に囲まれていて、よく見えなかった

さて、当然ながら、基地反対派や自己中心的で独善的なマスコミは今回の部品落下に対して一斉に批判しまくっている。彼らが叫んでいるのは、相変わらず、いつもの通り「沖縄県民の命を脅かす事故は断じて許さない。こんな危険な場所にある基地は即刻、撤去せよ!」というものだ。
しかし、ここには大きな矛盾があるので、それを批判したい。
彼らは何かと言うと、すぐに「こんな市街地のど真ん中にある基地は危険だから即刻撤去せよ」と言う。しかし、知らない人が勘違いすると行けないので正しておくと、普天間基地は何も市街地から住民を追い出して作ったものではない普天間基地を作った時には、辺り一面は人の住まない畑だった。だから、何の危険性も無かった。ところが基地が出来てから大勢の人が移り住んできた。基地を相手にした商売ができるからだ。基地が出来てから、周辺の人口は激増したのだ。そして、小学校も保育園も後から出来たものだ。出生率が高くて子供の数が増えたからだ。
これは普天間基地だけの問題ではない。全国各地にあるゴミ焼却場にしても火葬場にしても養豚場にしても町工場にしても、昔からある施設の近隣に後から移住してきた人たちが「迷惑施設は出て行け」なんて叫んでいるのと同じ構図だ。あまりにも自分勝手な人たちだ。

それに、基地を作った時、畑だった土地は奪われたのではなくて借地になった。そのため、今でも年間数十億円の地代が地権者に支払われている。それも含めて、周辺住民の多くは経済を基地に依存している。もし仮に基地が無くなったら、多くの住民は経済的に大打撃を受けるだろう。それなのに、なぜ彼らは基地に反対しているのか?それは反対しても無くならないと確信しているからだ。本当に無くなるなんて事になったら、彼らも大慌てになるだろう。これは伊丹空港と同じだ

(ピッグ)「こないだ沖縄に行った時に利用した空港ですね」
(幹事長)「何かと身近な話題やろ?」


伊丹空港も普天間基地に負けず劣らず市街地のど真ん中にあり、騒音が大問題になっていた。そして周辺住民や地元自治体は「移転しろ!」の大合唱だった。それを受けて政府は海の真ん中を巨費を投じて埋め立てて関西空港を作った。ところが、いざ関西空港が出来たから伊丹空港は撤去しようとなった段階で、地元は急に慌てて伊丹空港が無くなると地元経済が大打撃を受けるなんて言い出して、撤去反対の姿勢を打ち出し、今ではターミナルビルの増設工事が進んでいる。空港が無くなったら地元経済が打撃を受けるのは分かり切ったことであり、それなのに撤去を訴えていたのは、まさか本当に撤去されるとは思ってなかったからだろう。普天間基地も全く同じ状況だ。

それから、さらに大きな矛盾がある。
作った時は畑の真ん中で、何の危険性も無かったけど、後から基地周辺にうじゃうじゃと人が寄って来て住み始めたら、今では市街地のど真ん中になってしまったために、普天間基地の危険性が増したのは事実なので、仕方なく政府は基地を辺野古に移転させようとしている。ところが反対派は辺野古への移転にも反対している。辺野古移転に反対したら普天間基地が県外に移転する可能性が出てくるかと言えば、現実的に言えば、それはあり得ない。中国が今にも沖縄占領しようと虎視眈々と狙っている状況の中で、米軍の沖縄駐留縮小は絶対にあり得ない。となると、辺野古移転反対と言うことは、すなわち普天間基地の固定化だ。誰が考えても分かり切った事だ。なぜこんな矛盾した行動を取っているかと言えば、反対派が実は普天間基地を撤去して欲しくないからだ。理由は上にも書いた通り、もし仮に基地が無くなったら、多くの住民は経済的に大打撃を受けるからだ。基地で働く人たちも、家から近くて便利な普天間から辺鄙な辺野古へ移転されたら通勤ができなくなるからだ。
要するに、本音では普天間基地が無くなったら困るから、普天間基地撤去を叫びつつ辺野古移転にも反対するという無茶苦茶な事を叫んでいるのだ

以上が基地周辺に住む日本人の住民の矛盾した行動の理由だ。
そして、もう1つ忘れてはならないのが、辺野古辺りで反対活動を展開している外人部隊だ。ここで言う外人部隊とは、大阪などから大挙してやってきている韓国系や中国系の活動家だ。彼らが辺野古になぜ反対しているかと言えば、それはもちろん、彼らこそ本当に沖縄から米軍に撤去して欲しいからだ。彼らにしたら、市街地のど真ん中にあって風当たりの強い普天間基地が辺野古に移転して沖縄県民の反基地感情が沈静化すれば、沖縄からの米軍撤去が永遠に不可能になってしまう。そうなると中国としては沖縄を占領することができなくなるし、韓国としても不法占拠している竹島が安泰ではなくなる。中国や韓国にとっては日本から米軍がいなくなれば好き放題できるから、中国人や韓国人を動員して沖縄で米軍基地反対活動をやらせているのだ。
そんな世間の常識を知ってか知らずか、アホな売国マスコミどもは一緒なって基地反対を叫んでいるのだから、民主党政権の鳩山バカボンと一緒に縛り首にすべきだろう。

(2017.12.8)



〜おしまい〜





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