伊方原子力発電所運転差し止め決定

〜 日本の裁判官の知能の低さに呆然! 〜



愛媛県伊方町にある四国電力の伊方原子力発電所3号機の運転差し止めを求める住民訴訟で、広島高等裁判所は広島地方裁判所の決定をくつがえし、来年9月まで運転を差し止める仮処分決定を出すという暴挙に出た。核兵器の開発に邁進する北朝鮮と同じレベルのキチガイみたいな判断だ

今回の広島高裁の決定では、地震想定が甘いとか重大事故対策が不十分といった住民側の言いがかりについては認めず、火山対策以外は原子力規制委員会の判断を合理的だと認めた。そこまでは普通の常識的な判断だ。ところが、なんと、発電所から130kmも離れた海の向こうの九州にある阿蘇山の大噴火を理由に運転を差し止めたのだ。
阿蘇山の過去最大の噴火は9万年前と推定されており、そういう大規模な噴火が起こった場合、火砕流が伊方原子力発電所に到達する可能性が十分低いとは言えない、というのが広島高裁の見解だ。

もちろん、大規模な火砕流が発電所を襲えば、重大事故に至る恐れはある。しかし、伊方発電所の敷地には過去に阿蘇カルデラの火砕流が到達した痕跡など無いし、そもそも九州から海を越えて伊方まで火砕流が来るなんて荒唐無稽なホラ話だ
また原子力規制委員会は、仮に九州北部一帯を火砕流で埋め尽くすような大噴火が起きる場合、数十年規模のマグマの移動など兆候があり、十分に対応できるとしている。そして、これまでの巨大噴火の発生間隔などから、発電所の運用が続く今後数十年間は起きないと考えている。
これらを含めた新しい規制基準については、国際原子力機関(IAEA)も、福島事故の教訓を実効的に反映にさせたと評価している。それなのに、広島高裁は頭が悪いからこれらを理解できず、今回の極端な結論に至ったのだ。

そして、これが最大の矛盾点だが、仮に有り得ないほどの大規模噴火が阿蘇山で起きて伊方まで海を越えて火砕流がやってきた場合の話だが、その時は、そもそも原子力発電所の事故の影響を受ける人が存命しないって事だ。九州から海を越えて火砕流が襲ってくるような事態になれば、当然ながら九州全域は壊滅しているだろうし、九州にとどまらず四国も中国も壊滅しているだろう
直接、火砕流が来ない地域でも、そんな大規模な噴火が起きれば日本全土を数メートルもも火山灰が埋め尽くし、日本が壊滅する事は間違いない。もちろん、広島も廃墟と化すだろう。そのような事態で原子力発電所から放射性物質が漏洩したところで、何の影響も無い。そもそも人は息絶えているからだ
こんな事は誰が考えてもすぐ分かる。子供が考えてもすぐ分かる。そんな簡単な事が分からない裁判官が跋扈しているなんて、世紀末的な絶望だ。

伊方3号機は現在、定期検査で停止中だが、本来なら来年1月に運転を再開する予定だった。ところが、今回のキチガイじみた決定で、当分は運転を再開する事ができなくなった。もちろん、四国電力は執行停止などを申し立てるだろうけど、再稼働が大きく遅れるのは間違いない。そのため、代わりに火力発電所を動かさなければならなくなり、その燃料費として毎月35億円も収支が悪化する。これは何も四国電力の収支だけの問題ではなく、四国という経済規模の小さなエリアにとって、大問題だ
また広島高裁の愚かな考え方が広まれば、影響は伊方発電所にとどまらず、九州電力の川内発電所や玄海発電所はもとより、日本全国の原子力発電所に影響が波及する。そうなれば、まさに日本経済に大打撃を及ぼす事になる。エネルギー自給率の低下による国際競争力の落ち込みだけでなく、二酸化炭素排出量の増大など環境問題も出てくるだろう。
東京電力福島原子力発電所の事故に慌てふためいた当時の民主党のキチガイ菅によって全国の原子力発電所が理不尽にも停止させられたせいで、その後の5年間で日本全体で15兆円もの燃料費が余分にかかった。つまり、それだけの富が不必要に日本から流出したわけだ。それが最近になってようやく原子力発電所の再稼働が進み始めたと言うのに、今度は裁判所のキチガイ裁判官によって、再び同じ悪夢が訪れようとしている

なぜ、今回、こんな無茶苦茶な判決が出たのかと言えば、もちろん今回の裁判を担当した裁判長の知能が低いからだ。小学生レベルの知能があれば、こんなバカげた判断はしないはずだ。
そして、この裁判長は、なんと1週間後に定年退官になるんだそうだ。これで今回、このようなトンでもない決定をした理由が分かった。彼は最後の最後に、目立った実績を作りたかったのだ。良識的な決定をしたのではマスコミも相手にしてくれず、そのままひっそりと退官するだけだが、このようなキチガイじみた決定を出せば、マスコミどもが大騒ぎして取り扱ってくれるからだ。つまり、知能の低い裁判官による最後の売名行為だったのだ。

今の日本の司法制度は、裁判官がまともな知能と良識を持っている事を前提に構築されているが、このような頭が悪くて自己中心的で独りよがりな裁判官が跋扈しているのであれば、裁判官に今のような絶大な権力を持たせるのはあまりにも危険だ司法制度の抜本的な改正か、あるいは裁判官の選別を行わなければ日本は破綻してしまう
あるいは、まさか、この裁判長は、日本経済を壊滅させて虎視眈々と侵略を狙う中国の手先なんだろうか?

(2017.12.15)



〜おしまい〜





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