ユニクロが早くも入社式

〜 4月まで待ってあげようよ 〜



ユニクロを展開するファーストリテイリング3月2日に入社式をしたらしい。テレビのニュースで報道しているのを聞いて、一瞬、聞き違いかと思った。だって、まだ3月だぞ。しかも3月になったばかりだぞ。大学や高校の卒業式はまだ終わってないはずだぞ

会社によると、一足早い入社式は「新入社員に接客の現場に早く慣れてもらい、5月の大型連休までに即戦力として活躍してもらうのが目的」なんだそうだ。卒業式が終わってないので、学生には大学に籍を置いたまま3月中に販売員としてのスキルを身に付けてもらうんだそうだ。

僅か2ヵ月で即戦力かあ。小売業という業種なので、それも可能なのかも知れないが、もっとゆったりと人材を育てて欲しいと思うのだが、そんな考えは時代遅れで甘いのだろうか。今年5月の連休の売り上げ確保のために入社式を早くやるなんて、そんな短期的視野で人材を確保しているのだろうか。まるでパートやアルバイトの確保と同じだなあ。まるで社員使い捨てのブラック企業みたいに思えるが、ユニクロの社員って、定着率はどれくらいなんだろう。

3月と言えば、普通は授業も終わって、4月の就職までの最後の1ヵ月の休暇として、卒業旅行したり、色んな事をできる最後のチャンスだ。私は大学を卒業して就職する時、これで40年近く働いて定年退職になるまで、もう長期休暇が無いのかと思って目の前が真っ暗になった記憶がある。だって小学校に入学して以来、十数年間、毎年、夏休みと冬休みの2回、長期休暇があったのに、それが就職したとたん、突然無くなって、もう年寄りになるまで休めなくなるんだから、お先真っ暗だ。

(石材店)「とか何とか言いながら、幹事長は実質的に何度も何度も長期休暇を取ってましたよね?」
(幹事長)「しっ!あれは休暇ではないぞ!」


ユニクロは、その最後の1ヵ月の貴重な休みを奪ってしまうのだから、あまりにも学生が可哀想だ。それともユニクロに就職する学生は、そんな事へっちゃらな人ばかりなんだろうか。

(2018.3.3)



〜おしまい〜





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