新潟県知事辞職

〜 馬脚を現した反原子力知事 〜



米山新潟県知事が出会い系サイトを使って複数の女性と買春を行っていた事が発覚し、辞任に追い込まれた1人の相手と会う頻度は月に1〜2度で、1回買春するごとに3〜4万円を支払っていた。例えば相手女性の一人は私立大学の女子大生で、月に1度くらいの頻度で会い、1回買春するごとに3万円を支払っていたとのことだ。

米山は反原子力発電所の知事として存在感を示し、彼がいる限り東京電力の柏崎刈羽原子力発電所の再稼働は難しいと思われてきた。なので、彼の辞任は日本にとって誠に喜ばしいことだ。

もともと彼は、決して反原子力に徹底したような男ではなく、実は極めていい加減な男だった。
2005年の衆議院議員選挙では自民党の公認で新潟5区から立候補したが、全国的には与党に強い追い風が吹いた選挙だったにもかかわらず、田中眞紀子に敗れ、比例復活も果たせなかった。
2009年の衆議院議員選挙でも再び自民党の公認で新潟5区から立候補したが、やはり同じように田中眞紀子に敗れた。
2012年の衆議院議員選挙では、今度は自民党から日本維新の会に移って新潟5区から立候補したが、自民党候補や田中眞紀子に敗れた。
2013年の参議院議員選挙にも日本維新の会公認で新潟県選挙区から立候補したが、得票数4位で落選した。
そして、2016年には維新の党が民主党と合流したことで民進党籍になった。

このように、もともと主義主張は自民党系であり、て言うか、何でもいいから政治家になりたくてなりたくて仕方なかっただけなので、主義主張なんてまるで何も持っていない頭が空っぽの男だ。政治家になりたくてなりたくて仕方なかったんだけど、何の取り柄も無いから落選続きで泣いていた男だ。

ところが、2016年の新潟県知事選挙現職の泉田が突然、不出馬となった。不出馬の理由は、新潟県が出資する企業の中古フェリー購入問題に関して、地元の新潟日報が「憶測記事や事実に反する記事を掲載し続けているから」なんていう意味不明の不可解なものだった。新聞が嘘を書いているのなら、新聞社を裁判所に訴えると共に、潔白を選挙民にも訴えれば良いのに、自分が辞めるなんて、まるで自分が悪かったと認めているようなものだ。恐らく、実際に自分が悪かったから、批判に耐えられないと思ったのだろう。
泉田は、東京電力の柏崎刈羽原子力発電所の再稼働に反対し、露骨に反東電の姿勢を示していたから、泉田の不出馬は日本のために良い事だと思われたが、なんと、これが米山に幸運をもたらした
新潟県知事選挙には、当初は立候補予定者が前長岡市長しかおらず、与党が推薦しただけでなく、民進党の支持団体である連合も支持を決め、無投票の公算も出ていた。ところが、原発再稼働に慎重姿勢だった泉田の路線を引き継げる候補を探していた共産党や社民党なんかが米山を担ぎ出した。もともと自民党から出発した米山だが、主義主張なんてどうでもよくて、ただ単に政治家になりたくてなりたくて仕方なかっただけなので、この流れに便乗して立候補した。そして、当初は泡沫候補と見られていたが、野党がこぞって支持したこともあり、前長岡市長を破って当選してしまったのだ。もともと自民党や維新の会から立候補し続け落選し続けていたような男を担ぎ出した野党の人材不足も甚だしいが、こんな男に投票する選挙民が大勢いたって事も不思議だ。

米山は、もともと自民党から国政選挙に出馬していた際は、原子力発電所の再稼働を主張していたくせに、そんな事は知らん顔して、泉田路線の継承を掲げて反原子力の姿勢を強めていた。同じように、選挙に勝ちたいだけのために反原子力の姿勢を打ち出して当選した鹿児島県の三反園知事は、いざ当選した後は原子力に対する発言を徐々にトーンダウンさせ、「知事になる前の立場と、今の立場はちがう」なんてシャアシャアと言い放ち、原子力発電所の再稼働を容認した。もちろん、反原子力派の連中は猛反発しているが、この男だって、もともと反原子力だった訳ではないから、仕方ないだろう。
一方、米山の場合は、まだまだ反原子力の姿勢を変えていなかったが、もともと極めていい加減な男だったので、今回の買春事件で辞任せざるを得ない羽目になった。全くアホな男だ。こんなアホを支持していた野党は、突然の事態に慌てつつも、反原子力政策の継承を目指して候補者選びを始めているが、そもそも、こんなアホを知事にした責任は感じていないのだろうか。次の選挙は謹慎で1回休みくらいの責任を取って欲しいぞ。

(2018.4.21)



〜おしまい〜





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