セクハラが蔓延するマスコミ

〜 納得の調査結果 〜



財務省の福田前事務次官をセクハラ疑惑で辞任に追い込んだ女性記者が所属するテレビ朝日で、労働組合がセクハラ被害に関する社内アンケートを行った。その調査結果によると、なんと女性社員のうち56%もの人が、社内関係者からのセクハラ被害に遭っているとのことだ。

このアンケート調査は、もちろん、財務省の福田前事務次官によるセクハラ問題を受けて実施されたものだが、女性社員の回答者126人中71人、率にして56%もの人が社内関係者からのセクハラ被害に遭っており、これは一般企業の28%に比べて2倍もの高率となっている
具体的なセクハラの内容としては、
  ・家に誘われる
  ・身体を触られる。キスを迫られる
  ・社内での過度なボディタッチ

などで、昔ならどこの職場でも横行していた行為だが、今はどれも即アウトだろう。テレビ朝日がいかにセクハラに寛容であるか分かる。
もっとも、こういう即アウトのセクハラだけでなく、
  ・交際関係を暴露される
  ・恋人の有無やタイプを聞かれる

とか、それはセクハラに該当するのか?と疑問に思うものも含まれているから、必ずしもテレビ朝日のセクハラ体質が特殊なのかどうかは分からない。「交際関係を暴露される」ってのは不適切な行為だろうけど、それはセクハラの範疇に入るとも思えない。さらに「恋人の有無やタイプを聞かれる」のがセクハラになっちゃうと、世間話が成立しない。何でもかんでもセクハラ、セクハラって追求すれば良いってもんじゃない。

ま、それはいいとして、上の話は社内関係者からのセクハラだが、当然ながらマスコミなので社外関係者からのセクハラも多い
  ・官舎に入るように言われる
  ・性的関係を迫られる
  ・取材相手と1対1で飲んだ後のエレベーター内で迫られる
  ・取材先から身体を触られたりしたが、重要局面で情報を得ねばならず我慢

なんていう事例が出てきたそうだ。
ただし、これらも、ちょっと待てよ、と言いたいものがある。例えば、取材相手と1対1で飲むって事は、相手から秘密の情報を得たいから行くのだろうから、そこで多少の事があっても、それは取引と言うか自業自得と言うか、あんまり偉そうに「セクハラだ」なんて言わないでもらいたい。それが嫌なら、最初から1対1で飲みに行くのは止めろ、と言いたい。お互いに下心満載の行為だろう

そもそも、財務省の福田前事務次官の言動は、まことに幼稚と言うか思慮が無いと言うか、端的に言ってアホなので、彼の辞任に対しては何の同情の余地も無いが、彼を陥れたテレビ朝日の女性記者に対しても同情の余地は無い。なぜなら彼女はいわゆる裏切り者だからだ。
大物相手に若いきれいな女性記者を送り込むのはマスコミの常套手段だ。若いきれいな女性記者が相手だと、アホなおっさん達は口が軽くなって、ついつい重要な情報を口走ってしまう。なので、テレビ朝日の女性記者だって、自分の役割が分かった上で取材していたはずだ。そして、過去には女性という事で色んな情報を仕入れてきたはずだ。そして、それが自分の成果として評価されてきているはずだ。それなのに、そういったメリットを棚に上げて知らん顔して相手を罠に陥れるのはモラルに反するのではないか。自分も納得の上で金を貰って売春しておきながら新潟県知事を裏切って辞職に追い込んだ売春婦もタチが悪いが、それと同じでタチが悪い。
テレビ朝日だって同罪だ。重要な情報を取るために若い女性記者を送り込んでいるんだから、一緒になって被害者ヅラするのは止めろと言いたい。そんな事でギャアギャア言うのだったら、今後は女性記者を派遣するのは止めてもらいたい。

テレビ朝日に限らず、マスコミには、今回のアンケート調査で明らかになったようなセクハラ体質が染みついており、そのため政治家や官僚に対して若いきれいな女性記者を送り込むのが当たり前になっている。多少のセクハラを受けてもいいから、情報を取ってこいという事だ。女性記者だって、それは百も承知で取材を行っている。
福田前事務次官のセクハラ問題では、テレビ朝日は被害者ヅラして財務省へ抗議文を提出しているが、マスコミには偉そうに財務省に抗議する資格は無い

(2018.6.8)



〜おしまい〜





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