LGBT批判への批判

〜 国民は変態さん達を許容するのか? 〜



自民党の杉田衆議院議員が月刊誌「新潮45」8月号への寄稿で「LGBTは生産性がない」なんて主張したことに対し、ものすごい批判の嵐が巻き起こっている

杉田議員はもともと極めて保守的な考えを持っており家族の多様化が進むことによって従来型の普通の家族が失われていく事に危機感を持っている
彼女自身は実は子供の頃から「普通の女の子」ではなかったようだ。ま、そうでなければ国会議員なんかにはならないわな。そういう彼女に対して母親は「普通の女の子」になるように諭していたらしい。母親の言う「普通の女の子」とは「学校を卒業し、就職し、結婚し、子供を産み育てる」という意味だ。昔の母親はほぼ例外なく、そう言っていたと思う。もちろん、実はそういう普通の女の子の人生も決して簡単なものではないので、努力しなさいと言っていたらしい。それに反して普通の女の子にはならなかった杉田議員が保守的な普通の生き方を主張するのもおかしなことだが、そういう事は珍しい事ではない。私自身、極めて不真面目な生き方をしてきたが、社会の私以外の人は真面目に生きて欲しいと思う。私みたいなのばっかりだと社会が成り立たないからだ。自分勝手な主張とは分かっているが、たぶん杉田議員も同じなんだろう。

ま、それはいいとして、彼女は社会がだんだん従来型の普通の社会から離れていくことに危機感を持っていた。将来的に夫婦別姓や同性婚が認められ、事実婚やシングルマザー、シングルファザーの家庭が増える可能性があることを危惧し、「『多様な家族』が溢れる日本は、果たして幸せな国なのでしょうか」と問いかけている。

最初に断っておくが、私は彼女の主張に対して全面的には賛同しない。て言うか、むしろ、ほとんど否定的だ。私は夫婦別姓や事実婚には賛成だし、シングルマザーやシングルファザーにも否定的な考えは無い。もちろん、子ども達にとっては両親が揃っている方が幸せな場合が多いと思うが、色んな事情があるから、無理して我慢してまで法的夫婦関係を維持すべきとも思わない。
さらに彼女は「男の子らしく」とか「女の子らしく」という言葉を教育現場で使うべきではないとされつつある事に対して否定的だが、私は「男の子らしく」とか「女の子らしく」という発想は大嫌いだ。生物学的には当然ながら男女の性差は存在するが、「男の子らしく」とか「女の子らしく」と言った発想は極めて社会的に作られた悪弊だと思う。

このように杉田議員の主張に対しては私は否定的なものが多いが、こと変態さんに対する態度だけは賛同する
彼女は夫婦別姓や事実婚やシングルマザーと同性婚を一緒にして否定しているが、夫婦別姓や事実婚やシングルマザーと同性婚は全く次元の異なる別問題だ同性婚だけは絶対に許してはいけない

夫婦別姓や事実婚やシングルマザーは、単なる社会的な約束事の話であり、時代や社会が異なれば制度は全く異なるものだ。中国では夫婦別姓だしフランスなんかでは事実婚やシングルマザーが主流だ。でも、同性婚は生物学的に異様なものだ。明らかに変態だ。想像もしたくない変態だ。そんな変態が溢れる社会なんて絶対に拒否したい。
彼女は「LGBTは生産性がない」なんて言葉を使ったため、松井大阪府知事は「オカマもゲイも納税者だから生産はしてるでしょ」なんてトンチンカンな投稿をしてしまい、これまた「人間を生産性という尺度で判断していいのか」などと批判されていたが、彼女の主張に対する批判はずれているものが多い。
彼女は変態のための支援策は不要だと主張しているのだ。一部の自治体が同性婚の支援を進めている事に対して「男女同権と同性婚の問題を同列に扱っている事に違和感がある」と言っているのだ。

彼女の主張に対してマスコミを始め批判の嵐が巻き起こっているが、中でも腹立たしいのは野党の連中だ奴らは政策提言能力が皆無だから、とにかく何でもかんでも反対の主張を繰り広げるばかりで、本当に役立たずの連中だが、こういう問題が巻き起こると先頭に立って批判しまくる。まともな政策論議ができないから、こういう時こそと声高に叫んで自分をアピールするのだ。それによって自分の存在意義を打ち出そうとしているのだ。アホだ、全くのアホだ。変態さん達の肩を持ってるヒマがあったら、まともな政策を提言してもらいたいが、絶対に無理だろう。なぜなら彼らこそ、まさに生産性の欠如した税金泥棒達だからだ

さて、このアホみたいな騒動に対して、国民の本音はどうだろう。実は多くの国民が私と同じように変態さんに対して批判的に思っているのではないだろうか。変態さん達がのさばるような社会にはなって欲しくないのではないだろうか。この良識ある多くの人たちの声はサイレントなのでマスコミには出てこないが、変態さん達に眉をひそめる人たちが圧倒的多数だと思う

(2018.7.26)



〜おしまい〜





独り言のメニューへ