リレーアダプターボックス不要のリレーケーブル







従来高橋のEM200に代表される多くの国産の赤道儀には、SBIGの冷却CCDカメラからガイドケーブルを接続するためにリレーアダプターボックス(RAB)という装置を間に介在させる必要があるとされ、私も使ってきました。修正信号を一度メカニカルなスイッチを介してもう一度信号になおしていた訳です。そのためごくわずかですが修正のタイミングが遅れ、理論的にはガイド精度が落ちるであろうと考えられます。同じST-7Eのユーザーである川崎市の大石氏よりTEMMAシリーズでは赤道儀の修正電流がごくわずかなためRABが不要であるとご教示を頂き、氏のご厚意でケーブル(左)、検査用ケーブル(左下)を作成していただきました。電流計測用のケーブルで測定してみますと、接続しているminiDIN 6 pinの2ピンと6ピン間で0.11mAしかなく、RABが不要であることがわかりました。下がリレーケーブルを装着したところで、RABを介さず直接ST-7Eに接続します。
早速使用してみますと、当然ながら音もなく、黙々と修正してくれます。最初は修正のカチッカチッという音が聞こえないため何となく妙な感じでしたが、気のせいか修正がスムーズになったような気がします。何よりRABからのやや短いケーブルから解放された事で負荷が少なくなり、非常にバランスが良くなりました。
なお、以下の記載に基づいて自作される場合は全てご自身の責任で、確認の上遂行されることをお願い申し上げます。

1 : -
2 : RA +
3 : RA-
4 : DEC+
5 : DEC-
6 : GND
左がケーブル間の接続を示した説明図(大石氏作成)です。miniDIN 6 pinオス(左)とD-sub 9pinオス間を図のように接続します。接続コードの長さは鏡筒にあわせて決定して下さい。
CFW-8A直結時のケーブル
CFW-8Aから出ているケーブル(D-sub 9pin)の背面にガイドケーブルを接続するのですが、このコネクタには2種類あることがわかっています。RJ45(上)とRJ11(下)です。ご自分のものがどちらであるかよく確認する必要があります。RJ45はLANケーブルで使われるもので、8ピンあります。RJ11は電話のジャックに使われるもので、6ピンあります。

RJ45 miniDIN6pin
      
1 なし
2-------2 (RA+/X+)
3-------4 (DEC+/Y+)
4-------5 (DEC-/Y-)
5-------3 (RA-/X-)
6-------6 (GND)
7(未接続)1 (未接続)
8なし


RJ11 miniDIN6pin
      
1-------2 (RA+/X+)
2-------4 (DEC+/Y+)
3-------5 (DEC-/Y-)
4-------3 (RA-/X-)
5-------6 (GND)
6(未接続)1 (未接続)

自作される場合はご自分の責任でお願い申しあげます。