体、心、社会面の老化

 
 高齢者の体、心、社会面は様々な様相をみることは一般に知られていることである。以下に

 教科書的に老化はどのようなことかをみていきたい。

 老化を理解するには、そのはじめの発達の知識は介護の理解に寄与すするものである。

 ここでは老化に関して考えていくが関心のある方は発達についての知識を学ばれるとよい。

 発達については様々な理論があり、どれかひとつでも理解できれば老化の理解に役立つことになる。

  老化を理解していくには、様々な教科書にみられるように三つの領域からみていくことになる。

 それは、身体面、心理面、社会面の三つである。

 1 身体面の老化

   まず、疲れやすくなる。それに対応して用心し行動が減少し、より疲れやすくなる。

   また身体の各器官が衰えることになる。

 2 心理面の老化

   記憶力の低下が特徴的にみられる。ここでいう記憶とは、記憶(記銘、保持、再生・再認)であり

  カッコ内に記銘、保持、再生・再認という流れのことである。一般に記憶という言葉を使うときには

  記銘のことであったり、保持のことであったり、再生・再認のことであったりする。

  老化で顕著にみられるのは覚えこむことである記銘というものである。

  さらに思考力、判断力なども低下をみることになる。

 具体例として、グチ、心配症、涙もろい、などがみられる。

 3 社会面での老化

   現役で仕事をしている人は高齢者でも老人とは呼ばれにくい、社会面の老化の第一は退職等

  での仕事からの引退である。家長からの引退、周囲への関心の低下などがみられる。

  以上のように身体、心理、社会面からの老化により、その人なりの老化の姿が形成される。

  自らの老化の姿は見ることはできないが感じることはできるものであり老化への対抗策

  (少しでも老化を遅らせる、防ぐ)を考えたいものである。

  N A T の活動では老化予防対策として体には直接に関与することはないが心理、社会面へ

  働きかけにより、体の面への好影響が及ぼされることは期待できよう。


参考文献 老人心理学 健帛社 2001年