旗揚げ公演

ホントに?

作:西田シャトナー

演出:金川 悟

 

19981227()

 @16:30  A19:00

オリーブホール

 

慌ただしい年末の公演でした。しかも旗揚げ公演!

大変だったけど、みんな必死でした。メンバーは5人でした。

 

 

        座長挨拶     伊東 直美

 

みなさま、  はじめまして。劇団暖団です。

「暖団」という名前は、暖炉の火ようにまわりを暖かく明るくできるように、また、誰にでも暖まりにきてもらえるような、そんな劇団にしたいという思いを込めて付けました。「火」のように柔軟に形を変え、時には優しく、時には激しく、いろいろなものを演じていければと思っています。また、大きな声では申しませんが、実は、結成当初から「芸のある劇団」を目指しておりまして、これから、芸なるものも磨いていく所存です。

  さて、年の瀬となりました。今年もいろいろなことがありました。楽しいこと、とてもつらい出来事もありました。“いのち”について、真剣に考えました。いっぱい笑いました。いっぱい泣きました。今、改めて、「生きているんだなあ」と実感しています。

本日、劇団暖団、みなさまの前にデビューしました。お忙しい中をご来場いただきありとうございました。

また、今日を迎えるまでに本当にたくさんの方々のご協力をいただきました。この場を借りて、お礼申し上げます。                                         ありがとうございました。

これからも、いろんな可能性に挑戦していきます。どうぞ                     よろしくお願いします。

 

皆さまにとって

来年も素晴らしい年になりますよう

お祈り申し上げます。

(公演パンフレットより)

演出挨拶       金川 悟

 

我が「日本丸」は今ほんとに荒波の中を航海しています。バブル崩壊から始まり、ビッグバン、リストラ、就職難、倒産、人勧凍結、いじめ、不登校、殺人、贈賄・収賄、保険金詐欺、etcetc。あー、毎日毎日こんな単語が新聞・テレビから流されてきます。二千何年には日本は滅亡してしまうなどという本まで出版され、しかもそんな本がこれまた売れてるという、ほんとに不条理な世の中です。多くの日本人自身が「こんな国、行くとこまで行かないとドーショウモナイデ!いっぺん滅んでみ!」なんてことを心の片隅で思っているのではないでしょうか。半世紀まえの「戦争」という荒波を乗り越えて来た老齢の方々ならまたまた蘇ることも不可能じゃないかもしれませんが、我々は今の文化レベルを低下させ、何かと不便な生活を強いられることにはキット我慢できないでしょう。

  なら、どうしましょう?

  「考えましょう!」

「表現をしましょう!」

「演劇をしましょう!」

 なんてね・・・

  なんか、毎日を生き生きと、自分らしく、人間らしく、時間を(!?)していけば、これだけいろんな人間がウジャウジャいるんですからキットなんとかなるはずですよね。いろんなことを他人まかせにせず、馬鹿馬鹿しいと思えるほどのデッカイ夢を心に秘めて、ボチボチやることしか私には思いつかないし、できそうにもありません。

  あー、説教くさ!!

  閑話休題

  今回上演の「ほんとに?」は、我が劇団員の元気良さと愛らしさ、それに、チームワークの良さを演技の端々に見ていただければと練習をしてきました。勿論、それを通して、「暖団」の名前の由来である「人間的な暖かさ」や「やさしさ」、「夢」や「希望」なんてことを皆様一人ひとりが感じ、考える機会になればと大真面目に思っています。

 暖団としては、これを足掛かりにして、これからもいろいろな方面に活動の場を拡大していきたいと思っています。この劇団名に恥じぬように頑張りますので、今後ともご声援、ご贔屓のほどよろしくお願いいたします。

 (公演パンフレットより)

 

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