作:西田シャトナー
演出:金川 悟
2001年2月11日(日)
@14:00〜 A18:00〜
あかつきホール
21世紀幕開けの公演でした。ドキドキハラハラの再演版「ホントに?」。
あかつきホールで思いっきりはじけ、楽しみました。
座長挨拶 伊東 直美 21世紀となりました。子どもの頃、「2001年宇宙の旅」を見て、理解できないながらも、漠然と遠い未来に不思議なあこがれと期待を持っていました。でも、実際は・・・。毎日毎日いろんなニュースが紙面を賑わし、私自身も雑事に追われ、なんら今までと変わっていません。 でも、希望はあります。演劇という表現方法をとおして、いろんな人たちにメッセージを伝えていきたいと思います。決して大きなことはできないけれど、小さな活動の積み重ねがやがて何らかの形になると信じています。そして、いつの日か、あの成人式でクラッカーを鳴らした社会性を身につけることができずに成人を迎えた若者たちの心にも届くような作品が作れたらと願っています。 本日は本当に「ホントに?」にご来場いただきありがとうございました。お楽しみいただければ嬉しく思います。 そして、この公演を上演するに当たり、いろいろとご助力いただきましたた皆さまにこの場を借りて心より感謝申し上げます。 これからも劇団暖団、元気に明るく楽しく活動を続けていきます。 よろしくお願い申し上げます。 |
演出挨拶 金川 悟 以前『我が「日本丸」は今ほんとに荒波の中を航海しています。』という書き出しで当劇団の旗揚げ公演「ホントに?」の演出挨拶を書きました。 それが1998年の暮れのこと。あの当時は「バブル崩壊」やら「ビッグバン」やらが世間を賑わせていました。本当にいろんな大変な出来事が起こりましたが、経済的には極めて低レベルではあるが、ある意味安定(?)しているのかなと気楽に考えていますが、経済に疎い私にはあまりよく分かりません。 一方、ミレニアムを賑わしたのは「少年犯罪」と「キレル」、そして「教育問題」でした。これからの「日本丸」を舵取りしていく若者はどんな「人間」なのでしょう。二十一世紀最初の「成人式」で高松市や高知市は全国に醜態をさらけ出しました。ニュースや新聞を見ていて恥ずかしいやら情けないやら、しまいには怒りさえ感じました。
人間が社会の中で生きていくためには何が必要で何を学ぶべきかを示し、伝えていくことが親や学校の役割だと思うのですが、今の家庭や地域を含む教育システムがその機能を発揮しているのか甚だ疑問に思っています。(その一端を担う私がいうのも変ですが……)
閑話休題 本日は、劇団暖団の公演にご来場いただき、ほんとうにありがとうございます。 さて、今回の「ホントに?」は、第1回公演としてすでに上演したものですが、少しバージョンアップしてお届けするものです。「なんや、同じやないか!」という感想を残さないように頑張ってみました。前回以上に劇団員の元気良さと愛らしさ、それに、チームワークの良さを演技の端々に見ていただければと思います。 私たちは演劇を通して、「暖団」の名前の由来である「人間的な暖かさ」や「やさしさ」、「夢」や「希望」を皆様一人ひとりが感じ、考える機会になればと大真面目に思っています。この劇団名に恥じぬように頑張りますので、 今後ともご声援、ご贔屓のほどよろしくお願いいたします。 |
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