JB2プロアマ
四国シリーズ

四国最強にむけての熱き戦い!

 


第1戦(4月20日)旧吉野川

54位

チーム『ロートルズ』始動!

<プロローグ>2008年のJBプロアマ四国シリーズが開幕した。
昨年までアマチュアとしてペアを組んでいた大谷氏も今年度からはプロ選手として別チームである。
『ノンボーターと同乗することで若手育成...」というのは大義名分であり、明らかにプロ選手として充分な実力の大谷氏に頼ってばかりのアマチュア以下なJIJIという構図のペアであった。
そして2008年、何とかしなくてはいけないJIJIが藁にもすがる思いでペアを申し出たのが、知る人ぞ知る大ベテランの松本氏であった。
TOP50シリーズの前身ワールドプロシリーズの時代に、そこへの昇格と出場プランを具体的に描きつつ全国区のプロシリーズで活躍されており、今や大御所と呼ばれるベテラン有名トッププロや多くの業界関係者とも親交の厚い人物である。
悲運なことに身体を悪くされたのをきっかけに人生を見つめなおし、トーナメントの最前線から一旦退いていたところの氏に「勝ったって公式HPに名前すら載らないアマチュアアの立場でさ、普段着でさ、スポンサーなんて関係無くってさ、いちアングラーとしてメチャ気楽に同船しようよ」と誘ったのだ。

氏はニコリと笑って快くそれを承諾・・・
JIJIはニヤリと笑って『これで勝利・・・』

こうして元JBジャパンプロ同士のおっさんペアが出来あがった。沈みかけの太陽と言われようが、倒れかかった老樹と呼ばれようが構うもんか! さればオレたち『ロートルズ』...ジャリボーイにゃ真似できないモン持ってるぜ、上等だぁ!

<本戦>お互いに仕事だ何だと多忙を極める年代だけにプリプラ・公式プラにも入れず、同乗するのも当日が初めてである。早朝からスタッフとして現地入りしているため作戦会議もなにもあったもんじゃない。スタート直後になって「さてどこ行きますか?」「ん〜、どこでも」・・・大丈夫かオレたち?!

まずはJIJIの戦略に沿ってくれるカタチになり、迷わず向かったのが中流域。
25馬力でパワー不足な赤いきつね号は大人2名乗るとプレーニングが遅い。しかもJIJI&松本氏ともに自身のウェイトには自信がある(←オヤジギャク)ナイスなボディ(←死語)を持ちあわせているため「すみません、これでライブウェルに水溜めたらプレーニング出来なくなるかも」とあらかじめ言っておいた。すると「水...溜められたらいいネェ」と笑うので「心配しなくてもキャストはじめて5分で水入りますよ、フフフ」と返事した。
到着したのは牛屋島橋。そして有言実行!ものの5分と経たないうちにライブウェルに水が入ることになる。

・・・入ったのは『水』だけであるけれども(爆)

今回の狙いはアフター完全回復のデカバス。シャローのみならず積極的に活動している個体が立ち寄るマンメイドストラクチャー(特に橋脚メイン)で仕留める寸法だった。タイミングに左右される術だけにハズした時には即移動!である。
次にやって来たのは牛屋島大橋。狙いの魚だけをヒットさせようとやっきになっているJIJIを横目にバックシートでは、テトラの方に投げてみたり真下の様子を確認するかのように落としてみたり、頻繁にロッドを持ち換えては何かやっている。
「なんせ5年ぶりのトーマネントだしね」と苦笑いの氏ではあるが、様々な手際の良さはビデオやDVDで見るトッププロのそれと比較しても十二分に見事なものだった。

朝一から2つの橋を攻めても結果が出なかったので、少し迷いが生じる男がひとり・・・

橋脚はパターンのひとつとして間違いなく確立しているのは実践済みなのだ、しかし「JIJI(仮名)さん橋脚好きだねぇ」なんて言葉の裏に隠れた意思を読み取ったりして、このままショボい自分の戦略に付き合わせていいのだろうかと、次に向かった長岸橋の直前で深く考えてしまった。

で、結局そこをスルーして最下流のアシ島へと突っ走ることにしたのだが、やっぱり途中で少しだけ空港大橋に寄ったりして...そもそもこの中途半端な変更が大きな間違いだと気付かされるには、ずいぶんと無駄な時間を要することになった訳だが・・・

最下流アシ島沖のブレイクで静かなひとときを過ごしながら「この時期、今切川下流のアシ島パターンが通用するんだから、キューヨシ最下流のここでも同じ様なパターンに持ち込めるはずなんですよねー」と戦術変更の言い訳してみる。「しかしまぁ、何だかバス...いないみたいですねぇ」って冗談っぽく言うと、返ってきた答えはキッパリ「うん、そうだね」だった。
その時点でようやく自分のミスに気付き...いや、うすうす気付いてたが認めたくなくてグダグダしていた状態から目が覚めた、と言ったほうが正しいかもしれない。
とにかくそこからは思考を切り替えてゆく。格好つけて不慣れなことや無理なことをしない!いつものオイラ...常に頭ン中をフル回転させてバスと真っ向勝負のJIJIであればいいのだ。もう迷わない。

「一気に三つ合堰まで戻りましょう、一気に」

三つ合堰周辺をさっくり流したあと、今切川へと入る。そこで松本氏がいろいろと話しをはじめた。
具体的なことは今後の戦いにも影響するので控えるが...ホントにね、氏の口から出てくる言葉のちょっとした部分にでさえも、自分にはショックだったり再認識させられるものであったり...なんつーか、オイラ自身だってさ、決して上手いとは言わないけど経験値は相当高いと思っている訳なのだ。しかしこの人の前ではまるでそれが赤子同然のように感じられるんだから相当なモンですわ。...と書いてみても読んでいる方には全然わからないですよね(爆)
んー、例えるなら・・・『坂本プロくらい凄い』って感じです。ね、すごいでしょ。

今切川の最下流テトラ地帯、ちょうどボート1艇すべり込めるか微妙な間を阿部選手が少し空けてくれて入らせてもらった。それから北島応神大橋近くのテトラへと移り、静かな攻めを展開してゆく。ただこの時間である、肝心のピんいは他選手ボートが張り付いており決して動こうとはしない。よって万事窮す。

運悪くバスをキープすることは叶わなかったが、丸一日同乗してようやく本気レベルでペアの人に遠慮せず釣りができるようになった(無論、松本氏は十二分にJIJIに気を遣ってくれているのだろうが)
フタを開ければ3kg台が続出、ウルトラハイウェイト勝負の一日であり、56艇中2組しかいない屈辱のノーフィッシュに凹まないと言えば嘘になる。
だが今回の一戦で身に付いたモノは大きい。そのひとつを言えば『たとえば超ハイウェイトでも3800g、超タフコンディションでも3800gをコンスタントに出し続けるためには・・・』みたいなモンだ。

立ち直りは早い、ラーメン一杯で充分。
とにかく、次戦が楽しみでならない。オヤジたちの本気を見せてやる!

 


「ただいま」は次へのスタート合図なのだ!