JIJIの解答その2


JBジャパンB-545
村橋基礎(ムラハシモトキ)33歳
香川県高松市屋島***-***
電話***-***-****

日本バスプロ協会・日本バスクラブ 御中

お世話になっています。
さて、先日お送り頂いた資料についての意見を述べさせて頂きます。

資料A<遊漁券環境税>について

休日ともなると河口湖にバス釣りに訪れる愛釣家は驚くべき数です。しかしこれは推測ですが、河口湖を訪れている人のほとんどは、家からより近い場所にもっともっと釣れるフィールドを持っているはずです。ではトーナメントにも出場しない一般アングラーが、何故わざわざ混雑するにもかかわらず河口湖を訪れるのかを考えた場合、ひとつの結論が導き出されます。それは現在の河口湖がブラックバス釣りのメッカとしての役割を果たしているに他ありません。
これは盛大なNBCイベントやメディアで活躍するJBトッププロなどの影響もありますが、やはりひとえに山梨県・河口湖町をはじめとする行政と漁協など地元の方々の御尽力によって成し遂げられたものだと思います。私の知る限り河口湖は、フィッシングを楽しむうえでの環境・施設の充実と放流による資源(魚)の保護等において、ただ単に各種魚種認定しているだけの湖沼とは明らかに違います。ブラックバスに関すれば、現在の国内で本場アメリカのレイクに一番近い環境資源保護体系が整備・完成されつつある湖であると言っても過言ではないでしょう。
ブームは去ったと言われつつも、さらに増え続けるアングラーと、それにともなう環境への影響は現在の1000円/1人1日 という金額と比較して(管理当事者でない私個人には測りかねる部分がありますが)決して多すぎる負担ではないというのが訪れる側の意識だと思われます。もちろんバスアングラーに限らず釣り客すべての思いとして安いにこしたことはないでしょうから、現在の遊漁料を据え置くというのは確かにありがたく望むところでしょう。しかしそのせいで環境が悪化してしまうのでは意味がありません。たとえ税金というかたちで、それこそ年間券利用者さえわざわざ釣行毎に200円を払う手間をかけなければいけないとしても、さらに整備された美しい河口湖を堪能できるほうが当然楽しいはずです。
私たちの子どもが大きくなっても、安全に心ゆくまで釣りが楽しめる美しい河口湖...そんな未来を託すのに釣行毎の200円など、決して高い出費ではないのではないでしょうか。
この記事を拝見して、もし導入されたら私が河口湖を訪れる際には、湖面でプカプカふかしていたタバコを一箱やめてうまい空気を胸いっぱい吸ってみようと思いました。それまでは空に消えていったニコチンやタールが、今後は税金をもとに魚たちのために使われるのかな?って考えただけで、ちょっとエコロジー気分・・・