多くの人との出会い
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平成10年11月、愛媛県宇和島市の南予護国神社でニューギニア方面戦没者慰霊祭が開かれ、妻と2人で出席した。義母が高齢で出席できないため、娘夫婦が代理出席したわけである。
私は、その慰霊祭の受付に並べられていた図書を購入した。元南洋第六支隊冨永尚喜著「ニューギニア戦線に消えた悲運薄命の南洋第六支隊」である。
そして、この本の発行元である戦誌刊行会の福家隆氏に連絡をとった。これが契機となり、色々な人々に手紙を差し上げ、教示を受けることとなったのである。
戦前船舶研究会の遠藤昭氏、船舶研究家の駒宮真七郎氏、ニューギニア方面遺族会の田所良信氏、元船員関根裕氏、などなど、その道の権威者の各位である。
福家隆様から図書「陸軍船舶戦争」及び著者の遠藤昭様を、更にニューギニア遺族会編「つわもの」の恵送と発行責任者の田所良信様を、遠藤昭様から駒宮真七郎様を、田所良信様から関根裕様を、それぞれ、ご紹介を戴き、広範な情報と、調査方法のヒントを得ることが出来たのである。
それは、義父の乗っていた船舶の諸元やソロモン方面での船舶輸送の状況など非常に具体的なデータであったり、参考となる事項が掲載されている書籍の紹介であったりした。
このようなことから、私の一つ目の調査課題は、急速に進んでいった。
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