関西空港に集合
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いよいよ出発の日午後7時、参加者一同関西空港に集合した。
我々一行は、タビックスジャパン横浜営業支店の主催するニューギニア慰霊の旅のメンバーである。 セラントラベルの一行も同じ場所に集合していた。ラバウルでは、一緒に行動することになるのだが、経緯を知らない私たちは、タビックスの中でも終始行動を共にするメンバーを捜して挨拶をした。
そのメンバーは、京都市の山田さん父子、石川県小松市の源田さん、それに私たち夫婦で、都合五人である。
山田さんのお父さんは、弟昇三郎さんをマヌス島の玉砕で亡くして、その慰霊の旅である。八十七歳になるという山田さん「85歳までは、世界中何処にでも行くという気がありましたが、今はもういけません。気力が衰えました。」と言っている。息子さんが付き添っているとはいえ、そう言いながらニューギニアまで行くのである。
78歳の源田さん「深田久弥の『日本百名山』も全部登った。海外も百十ヶ国旅行した。今年になって海外旅行は今度のニューギニアが5度目。あと1回中国旅行を申し込んでいる。今年は、6回で終わりそう。トリプル百で百歳まで生きようか。」と、意気益々盛んなのである。
そして、ポートモレスビーに着けば、添乗員の千々輪さんが迎えに来て、現地の世話をしてくれるはずである。5人に1人の添乗員とは、随分贅沢な話ではある。
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