合同慰霊祭の飾り付け


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合同慰霊祭の祭壇  合同慰霊祭会場の背景には、過去実施された慰霊祭の寄せ書きや参列者の書いた鎮魂の思いを込めた文章などが張り出された。
 正面中央には、参列者が持参した卒塔婆が安置された。
 卒塔婆の中には、個人ではなく、南太平洋戦没者の霊とか歩兵五十三連隊戦没者の霊といったものもあった。
 私たちは、あらかじめ準備した経木製の卒塔婆は、個別慰霊に使うこととし、合同慰霊祭には、遺族会で準備して戴いた紙製の供養碑を使用した。
 その前側に、燈明、線香、供物が並べられた。
 私たちが日本から持参した供物は、ペットボトルの水、缶入りの緑茶、清酒宮の舞の三デシビン、サッポロミニ缶ビール、果物代わりの百%ポンジュース、アルファ米の白ご飯、キャラメルなどの飴類、関空で買った送り団子と餅、白い造花などである。
 供物と一緒に戦死者の写真を持参し、飾った人もいた。
 供物の前に、今朝、参列者のみんなで作った日の丸の寄せ書きを張り、パプアニューギニアの国旗が横に並べられた。
 国旗の前には、式典の進行と共に、献花の花束が並べられた。

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