老いを愉しむ

老いは、好むと好まざるに関わらず訪れて来る自然の摂理です。生きとし生けるもの全て、この摂理には逆らうことは出来ません。人はこの世に産声を上げた時から教育を受け、体験を通して知識や技術を習得し個々に人間として人格が形成されます。人格は、その人が生きて来た環境や過程によって全て異なる形で形成されます。世に言う【十人十色】である。したがって、「老い」に対する見識も様々であり、老人とは65歳以上いや70歳以上だとか社会情勢の変化に伴いその定義は変わりつつあります。現代の高齢者の多くは「余生」という認識は薄れており、自立して自分たちの暮らしを楽しむという傾向が強くなってきています。就労や社会参加等の意欲もあり,その能力を活用することを望んでおり、生きがいや社会参加の仕方についても個人個人でそれぞれ異なるため、全国的に 生涯学習の場が広く取り入れられています。学校教育や社会教育の中での、意図的・組織的な学習活動だけではなく、スポーツ活動、文化活動、趣味、レクリエーション活動、ボランティア活動なども生涯学習であり、これら学習活動の場も市町村を主体とする公的な規模で、小・中・高等学校、公民館・図書館・博物館、文化施設、スポーツ施設、カルチャーセンター、など多岐にわたっています。

ちょっと休憩

あなたの心は老化が進行していませんか 老化度をチェックします

あなたの老化年齢度チェック

曜日が判らない時がある
電化製品(ビデオ等)の使い方を覚えようとしない
よく電話のプッシュホンを押し間違える
騒音が気になる
字が以前に比べて下手になった
あれそれ(あのあれ)が多くなる
よくつまずくことがある
年齢よりも老けて見られる
はや口言葉を言えなくなった

3つ以下・・・ /老化は40歳以下
4〜5・・・・・・ /老化は年相応/しかし常に気をつける
6〜7・・・・・・ /老化現象の進行がかなり始まっている
8つ以上・・・ /年齢より先歩きしている
  さて、如何でしたか


老いを迎え撃とう
 老いが好むと好まざるに関わらす加齢的に訪れるならば、老いに対して迎え撃つ準備をしなければならないだろう。加齢的に襲いかかって来る老いを観察すると、時間の経過という武器しか持っていない事が分かると思います。しかし、迎え撃つ人間には知恵も有れば技術も持っています。
老化による外見の変化は、概して次のようなものが挙げられる

●毛髪(頭髪の脱落、白色化 眉毛などの長毛、剛毛化)
●眼(白内障 老眼) ●歯(脱落) ●皮膚(弾力の低下 しみ)
●脊椎前屈



まず外壁を守る砦を築くことから始めよう。
外壁とは肉体的な面を言います。お肌の衰え・筋肉の衰え・内臓の衰え・関節の痛み・慢性的な肩・背中・腰の痛みetc.が挙げられますが。
考えられる原因として、
例えばお肌の衰えなどは、あなたが若かりし頃を思い出して見てください。日差しの強い日中どうしていましたか。日焼けはシミの原因になるからと色々と防備していた事と思います。それが結婚して子供が出来て年齢を重ねるにつれて「面倒くさい」「年だから」と言い訳を言いながら肌の手入れが疎かに為っていませんでしたか。
スポーツを日課としている人以外は基礎体力や筋肉の衰えは年齢相応に発現します。
老いると「腰が曲がる」状態が発現しやすくなります。
背筋は上に伸び上がろうとする筋肉、それに対して腹筋は身体を丸めようとする筋肉。膝を伸ばすときに使うのは太ももの前側の筋肉ですが、膝を曲げるときに使うのは太ももの後ろ側の筋肉です。このように伸び上がろうとする筋肉と丸めようとする筋肉は、必ず一対をなしています。
ところが伸び上がろうとする筋肉は衰えやすく、丸めようとする筋肉は衰えにくい特性があるため、年を重ねるとこのバランスが大きくくずれてしまうのです。腹筋の力はそのままで背筋だけが衰えてしまうと、身体を曲げる力のほうが強くなってしまいます。年をとって腰や膝が曲がってくるのはそのせいなのです。
バランスをくずさないためには、衰えやすい伸び上がろうとする筋肉を、意識して鍛えることが必要になるわけです



風小僧の持論ではありますが【趣味の世界を広げなさい。忙しさにかまけないで時間を作りなさい】です。

続く