魅 館 果 汁

<00年10月>


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10月27日(金)

 再び最近のCMチェック。

 ♪チャンチャンチャラチャチャーチャー……。 コードにひっかかって転倒する豊川悦司。 跳ね飛んだマイクをつかんでシャウトする山崎努。 転びつつもジャックを引き抜く豊川。 LOVE BEER? 言わずと知れたサッポロビール黒ラベルのカラオケ編。 しかし、マイウェイってあの勢いで歌う曲か?

 ターゲットが店に入ってきた。 ボトル缶を手に取り、キャップを開け、一口飲んでキャップを閉め、おおっとバナナの皮で転倒! なのにビールはこぼれてない。 ボトル缶て凄い。 って、それが目的なのか、キリンボトル缶。 その後、チアーズとかいいながら安心してすぐキャップを開けないことを祈るのみである。

 寿司屋でネタをじっと眺めた後、ウニを指差して、クリとのたまう浜崎あゆみ。 ウニと訂正する板前の親父。 それでもクリとつぶやく浜崎。 で、結局モンブランをチョコにしてしまったとか言いながら森永プチモンブランを食っている。 お前、寿司屋に何しに来てんねん。 クリを握ってほしいんやったら、はっきりそない言わんかい。

 ロッテアーモンドチョコレートは10粒増量。 女の子のチョコの箱から1個ぬきとる中居正広。 突然現れた警官に取り押さえられる。 30個のうちの1個じゃないですか。 30億あったら1億とってもいいのか。 そういう論理のすりかえをするから嫌われるんだぞ。 20個のうちの1個なら駄目って思ってるんだから話を聞いてやれよ、なっ。

 ♪あしーたがあるさ、あすがある。 わかーいぼくには、ゆめがある。 おおっ、ジョージアは吉本オールスターズときたな。 浜田雅功は主役級が、松本人志は怪しい役が似合うなあ。 んっ、山田花子の隣は誰や? えっ、仲間由紀恵? 知らんなあ、どんな芸人やねん。

 ダイドーブレンドコーヒーのプレゼントはジョンレノンケータイ。 流れてくる着信メロディはスターティングオーバー。 電話を取ろうとした箱男川元の手を通りすがりのサラリーマンがつかんで一言。 聞かせてよ。 駅前広場や歩道橋でメロディに聞き惚れる通行人たち。 やがてその曲は宇宙にまで届く。 うるさい着メロやなあ。

 学校のベンチに女の子を呼び出すワカゾー。 何、用って? 向かいのベンチが気になるワカゾー。 恋人同士がプリッツを両端からかじりあっているのだ。 真似をしようとカロリーメイトをくわえるワカゾー。 しかし、女の子は……。 がんばれ、ワカゾー。 食べるケータイ、カロリーメイト。 でも、これだとプリッツに負けてるってことじゃないの。

 鈴木京香とアリキリ石井が連想ゲームをするドコモのプロバイダーmopera。 温泉といえば浴衣、浴衣といったら博多……シュウマイといったら、はっ、終電! それにしても京香の連想の貧困さといったら、そら終電に乗り遅れるわ。 ってことはその後、石井と2人きり? 西村雅彦はついに顔も出てこないぞ。

 ♪NTT西日本はここまでやるぅ。 料金値下げである。 西田敏行と京野ことみがジェットコースターに乗って急降下していく。 料金がどんどんダウンするというわけだ。 うーん、西田が乗るととてつもなく早く落ちていきそうだ。 でも、普通ジェットコースターってその後、昇るんだよなあ。


10月23日(月)

 最近のニュースから。

 元十両 鳥海竜のまげが盗まれたという。 山形のとある公民館で、来月開かれる祭で展示する予定だった元力士のまげだけが盗まれたそうだ。 地元署では相撲ファンの犯行とみているが、なぜまげだけなのかと困惑気味だか。 まさかこの世の中に「まげフェチ」がいるとは思わなかった。 日本は広いね。

 日本シリーズはジャイアンツが一矢報いてホークスの2勝1敗。 代わって明日から福岡ドームでは脳神経外科学会が開かれる。 あんな広いところでどんな学会をやるんだろう。 バックスクリーンの巨大ビジョンに患者の脳動脈瘤を映し出し、手術の実況中継を始めちゃったりして。 観客席で声援を送っている「脳フェチ」ってかなり怖いぞ。

 森首相がまた口の軽さを露呈した。 北朝鮮の日本人拉致疑惑問題について極秘事項のはずの話を英首相に漏らしてしまったのだ。 政府は、あれは前建設相の発言だとか、極秘事項じゃないだとか、苦しい言い訳をでっちあげるののおおわらわ。 だから辞めてもらえばいいのである。 いったいどこに「森フェチ」がいるのだろうか。

 協栄生命が破綻した。 ここは教職員団体に強いこともあって、私も2ヶ月ほど前まで加入していた。 第百がやられ、千代田が危ないとなって乗り換えたのだが、危機一髪ではあった。 そうかと思えば日本生命が三井・住友海上と提携するという。 それこそ「保険フェチ」にでもならないとわけがわからないくらいの変動ぶりである。

 倉木麻衣が立命館大学にいわゆる一芸入試で合格した。 さすがに宇多田ヒカルのパクリと一部で噂された彼女もアメリカの大学というわけにはいかなかったようで、今度は広末涼子のパクリに走った、というとまた問題発言になるんだろうか。 「パクリフェチ」にはたまらないニュースなんだろうなあ。 さて、次は何だ?

 独協医大の学生が、ふざけてウォッカを塗った身体に火をつけて3週間のやけどを負った。 こいつらが医者の卵かと思うと空恐ろしくなる。 アルコール度数96%といえば可燃性なのは当たり前。 身体に火が点けばやけどするのは当たり前。 そんなことを知らないのは当たり前? 「自虐フェチ」なんだろうか。 いや、ただの馬鹿に違いない。

 以上、フェチシリーズでとりまとめてみた最近のニュース。 世の中、トラウマだらけ、癒されたい奴だらけなんだろうか。 病んでるなあ、この国は。 政治が駄目なのか、経済至上主義が悪いのか、教育がなってないのか、氾濫する情報のせいなのか。 何が原因かはわからないけれど、ひずんでいる。 だから、何かに偏執狂的にこだわるフェティシズムに溺れて、どこかでアイデンティティーの喪失に備えているのかもしれない。 しかし、なんでもフェチにしてしまいたくなる「フェチフェチ」の私って一体……。


10月22日(日)

 久々の会話シリーズ。

 「こないだ神戸の友達んとこへ遊びにいったんよ」
 「泳いで?」
 「そうそう、ってなんでやねん」
 「水泳部やろ」
 「遠泳部とちゃうからね」
 「ドーバー海峡をリレーする部かと思とった」
 「TVの見過ぎや。 で、ボーリングしよって話になったわけ」
 「わざわざ神戸まで行ってかい」
 「ええやん、やりたかったんやから。 でも、友達も神戸に行ってから半年しか経ってなくて場所知らんかったんよ」
 「ははーん、田舎者やから未だに都会で迷ってるわけや」
 「田舎者って……くそっ、これは否定できん」
 「否定したれや!」
 「仕方ないからタウンページで調べてみたわけ。 でも、見つからへんかったんよ」
 「え? そんなことないやろ」
 「いや、あったんはあったんやけど違うボーリングで……」
 「まさか穴掘るやつ?」
 「そうそう、なんたら工事とかどうたら水道みたいなんしか載ってないんよ」
 「で、井戸堀りに行ってきたわけ?」
 「そうそう、ヘルメットに地下足袋姿でつるはし持って、っていつの時代やねん」
 「いやいや、そういう問題じゃなくて」
 「ああ、思わず見失ってしもうた」
 「あのな、あれって、ボウリングとちゃうの?」
 「え? ボールを投げるからボーリングやろ。 それともボウルを投げるわけ?」
 「あんなお碗みたいなもん転がしてピンまで届くかいな。 当たってもストライクは無理やろ」
 「ボールにしかならん?」
 「……野球に喩えたいんはわかるけど、わかりにくいっちゅうねん」
 「ガーターいうのがあるしな」
 「うわ、セクシーな」
 「それもどうかと思うで」
 「とにかくタウンページ調べてみんかいな」
 「えーと、ふむふむ。 あ、ほんまや。 ボウリング場だったらある」
 「な、日本語って大事やろ」
 「すぐ友達に電話せな」
 「なんで?」
 「間違えて井戸掘り現場に行ってしもたから、これがいまどきのボーリングやいうてしもたんよ」
 「その友達、信じたん?」
 「うん。 芸能人ボーリング大会ってやってるらしいけど大変やね、とかいうたりして」
 「信じる方も信じる方やけど、ごまかす方もおかしいで」
 「そやからせめて、ボールに指を入れる穴を開けるんがボーリングや、くらいにしといたろかと……」
 「ボウリングが正しいってわかったんやから、ちゃんと教えてやれや。 あんまりしつこいとうんざりされるで」
 「そやかて、ボーリングにはうんざりさせるっていう意味もあるんやろ」
 「……いつのまにそんな知識を。 ほんま、わからん奴っちゃなあ」

 読了本は『光の帝国』(恩田 陸)『ループ』(鈴木光司)『バースデイ』(鈴木光司)。 購入本は『記憶の隠れ家』(小池真理子)『鏡の奥の他人』(愛川 晶)『不可解な事件』(倉阪鬼一郎)


10月15日(日)

 最近のCMへのツッコミ。

 ロトシックスで中居正広がくじを当てて家族が彼のご機嫌をうかがっているやつ。 最初のバージョンは父親が「いくら当たったんだい、正広」と最後につぶやいていたのだが、最近流れているのは「息子は1億円持っている」に代わっている。 どうしてそういう直接的な言い方にするんだろう。

 マラソンの先導をしている白バイに乗った永瀬正敏ともう一人。 「頑張れ、2位」「お前、2位贔屓か」「だって盛り上がるじゃん」 そう言って1位の進路妨害をするKDDIのCM。 要するにトップのNTTの邪魔をしてやるぞっていう宣言なわけやね。

 「待てよ」といいつつ嫌がる女性の手を取る。 と、目前でトレーラの事故。 「だから待てっつってんだよ」と木村拓哉。 ちょっとだけ先が見えています、というFMVのCMだが、いつまでも事故の方を見てニヤついていないで女性を気遣ってやれよ。 もうちょっと先まで見た方がいいんじゃないの。

 ドコモのi mode。 ゴルフ場で妙なところに飛んでいったボールを追ってキャディの広末涼子かけつけると3つのボールが並んで「ミッキーだねえ」などとオヤジがほざいている。 そして「アイは私を救う」となるわけだが、一体何が救われたんだろう?

 高橋由伸が星飛雄馬の消える魔球に驚くダイハツアトレイのCM。 ダイハツ町1-1という電柱の陰から顔をだして「7人乗れるのね」とつぶやく飛雄馬の姉 明子。 何で泣いてるのさ。 親子3人に加えて伴や花形、左門を乗せてもまだオズマの分の余裕があるなんて、という感動の涙なんだろうか。

 黄色い看板といえばプロミス。 姫「今電話しておくとお店にいったとき無駄がないのよ」 爺「♪無駄がな〜い、グフフ」 姫「姫と申しまぁす」 この爺さんは一体何が面白くて笑ってるんだろう。 こうやって客がどんどん来るんだ、儲かる儲かる、ゲヘヘヘヘ、ってこと?

 JTのコーヒーRoots。 ブラッド・ピットが出ているやつである。 缶の下の方がリング状にへこんでいる。 「この形には意味がある」 ほぉ、どんな意味があんねん。 「コクと香りを解き放つHTST製法」 へぇ、それはどんな作り方やねん。

 藤島親方「モルツを耳にあててると川のせせらぎが聞こえてくるって本当ですかね」 鈴木京香「だって天然水だもん」 っていうサントリーモルツ天然水仕込みのCM。 ということは今までは水に気を遣ってなかったわけやね。 自己反省できていてよろしい。

 道を歩いている時任三郎。 ぶつかった若者に「気をつけろよ、オヤジ」といわれて「オヤジじゃないんだ、大人だよ」と応えて抱きしめる。 驚きつつどぎまぎする若者。 カネボウJakeで髪をセットすると誰でも簡単に怪しい関係が結べますって、そんなわけないよな。

 読書は昨日『肉食屋敷』(小林泰三)を終了。 そして『上と外2』(恩田 陸)『アリア系銀河鉄道』(柄刀 一)を買う。


10月12日(木)

 クラスマッチでファイトの日。

 今日は秋季体育大会、クラス対抗球技大会の日だった。 男子はサッカーとバスケ、女子はバスケのみ。 私は学生主事補という仕事柄もあって教官チームを編成、出場した。 とはいうものの、ソフトやバレーならともかくサッカーやバスケはきつい。 前日になって人数が足りないなあと思っていろんな人に頼みに走るが、怪我するかもしれん、といわれてすごすごと引き下がる始末。 それでもなんとかメンバーが集まってくれて学生相手に試合ができた。
 まずは第一試合。 サッカーとバスケが重なってしまい、来てくれた先生方を振り分けるのが大変。 みんな時間ぎりぎりになって来るから、揃うのか揃わないのかがわからない。 ともあれ一応は集まってもらえたのでホッとする。 私はバスケに出場。 ハーフコートの5分ハーフだけれど、急激な運動はこたえる。 しかも相手は16、7の若い奴等。 こてんこてんにやられて終わる。 まあ、いい。 そういう目的の日だ。 他の試合で知っている学生チームを応援したりしているうちに第二試合になる。 こんどは多少やる気のないチーム相手ということもあって動きもそれほど激しくなく、なんとかついていけた。 このくらいが手ごろだな。 お陰で勝ってしまった……。 ところが、試合中は気づかなかったが、いつのまにか右手の人差し指を突き指したようだ。 それほどたいしたことはないと思うけれど、明日の朝になって腫れてたら嫌だなあ。
 その後、サッカーにも出場。 実は学生チームがひとり足りないと言われたので助っ人キーパーとして出たのだ。 いやあ、キーパーもなかなか面白いもんだなあ。 ただ、眼鏡が犠牲になったのが残念だが。 といっても少しフレームが歪んだ程度だから眼鏡屋で直してもらえるだろう。 それと、交錯したときに顎が少しずれたようだ。 これも対したことなさそうだからほっといても直るだろう。 自画自賛するようだが、守りの勝利ということでここでも勝ってしまった。 まあ、学生チームだったのだからよいだろう。
 そして夜、夕食を食べようとしてあれれ。 奥歯がかみ締められないのだ。 うわっ、顎を打ったせいだ。 肉がかみ切れない。 久々の肉なのに、悲しい。 結局、断られた人が心配していた通りの怪我を、誘ってた本人がしてしまったのだった。 なんとなくしゃくだ。 くそっ、明日には直ってるよなあ……。

 10月に入ってからの読了本は『少年たちの密室』(古処誠二)『火蛾』(古泉迦十)。 そして今は『肉食屋敷』(小林泰三)
 買ったのは『光の帝国』(恩田 陸)『殺人喜劇のモダンシティ』(芦辺 拓)『駒場の七つの迷宮』(小森健太朗)



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