魅 館 果 汁
<01年5月>
5月3日(木)
やっと連休だ、本物の連休だ!
4コマシリーズ・パート3。
でも、あえてコマをはずしてみた。
妖精「私はあなたに助けてもらった鶴の精です。
お礼に願い事を1つだけかなえてさしあげます」
爺「ほう。
鶴の恩返しといえば、黙って機織りしにくるものと思ってたんじゃが」
妖精「時代がかわりましたから」
爺「そうかい。
願い事はなんでもいいのかね?」
妖精「もちろん、構いませんよ」
爺「ふーむ。
どうしようかのう。
迷うなあ」
妖精「さあ、何になさいます?」
爺「うーむ。
ちょっと考えさせてくれんか?」
妖精「わかりました。
かなえてさしあげましょう」
爺「えっ、まさか今のが……」
妖精「はい。
考えさせてさしあげますね。
では、さようなら……」
妖精「私はあなたに助けてもらった亀の妖精です。
お礼に願い事を1つだけかなえてさしあげます」
若者「まじ?
そうだなあ。
じゃあ、願い事を100に増やしてくれよ」
妖精「えっ、そ、それは……」
若者「だめだってのか」
妖精「いえ……
わ、わかりました」
若者「それじゃ、まず金を10億円だろ、美人の彼女がほしい、それから……」
妖精「……これで100個になりました。
では、これでさようなら」
若者「えっ、何にもかなえてないじゃないか」
妖精「だから、願い事を100個するという願いをかなえたじゃないですか」
若者「いや、その願いをかなえてくれよ」
妖精「でも、それは2つ目の願い事になりますから……」
妖精「私はあなたに助けてもらったミンク鯨の妖精です。
お礼に願い事を1つだけかなえてさしあげます」
アメリカ人「オー、イエース!
モチロン、アメリカバンザーイ!
イェーイ!」
妖精「えーと、願い事を……」
アメリカ人「ダカラ、アメリカヲ、イチバンニシテクダサーイ。
アメリカナンバーワン!」
妖精「何を一番にするんですか?」
アメリカ人「ナニモカモデース。
アメリカサイコー!」
妖精「それじゃ1つにならないんですけど」
アメリカ人「オー、ノー!
コレダカラ、ニッポンジンハ、イヤナンダ。
クジラヲタベル、ヤバンナコクミンダシッ!」
妖精「いや、だから私は日本人じゃなくてミンク鯨の……」
アメリカ人「ガッディーム!
リメンバー、パールハーバー!」
妖精「助けてもらうんじゃなかった……」
妖精「私はあなたに助けてもらったゴリラの精です。
お礼に願い事を1つだけかなえてさしあげます」
男「えっ?
ゴリラなんか助けた覚えはないぞ」
妖精「一見、ゴリラには見えなかったかもしれません」
男「ゴリラ、ゴリラ……。
もしかして先週、踏切で列車にひかれそうになってたあの……」
妖精「そうです。
覚えていてくださったんですね!」
男「そうか、あのときの女の人か」
妖精「実はメスゴリラだったのです。
それで願い事なんですが、聞いてくださいますか?」
男「えっ、こっちの願いをかなえてくれるんじゃないの?」
妖精「誰の願いとは決まってないので、今回は特別です。
結婚してください!」
男「だって、ゴリラ……。
うわっ、勘弁してくれっ!
ぎゃあ!」
妖精「しあわせ♪」
妖精「私はあなたに助けてもらったチャバネゴキブリの精です。
お礼に願い事を1つだけかなえてさしあげます」
女「えっ?
いやよ、私ゴキブリ大嫌いなの。
助けた覚えなんてないし、とにかくあっちへ行って!」
妖精「あのー、それが願い事ですか?」
女「なんでもいいわ。
早くして!」
妖精「たった1つですから、よく考えられた方が……」
女「いいから、さっさと消えてちょうだいっ!」
妖精「あ、消える方をお望みですか?」
女「なんでもいいって言ってるでしょ。
わかったから、どっかに消えちゃって!」
妖精「どっかというのは、どこでしょう?
場所を指定していただけませんか」
女「……あんた、わかっててや言ってるでしょ。
助けたゴキブリなんて嘘ついて、新手の嫌がらせね!」
妖精「ギクッ!
では、お望み通りどっかに消えます……」
コマをはずすとただの小話だなあ。
でも、やっぱこっちの方がやりやすいや。
『未完成』(古処誠二)を読了。
5月1日(火)
泥沼6連敗で5位転落のタイガース。
4コマシリーズ・パート2。
【1コマ目】
刑事「いいかげんに白状しろ」
容疑者「俺はやってねぇよ」
【2コマ目】
刑事「しょうがねぇなあ。
そろそろ昼飯にするか。
お前、何がいい」
容疑者「何でもいいよ」
刑事「じゃあ、カツ丼1つと俺はお子様ランチだ」
容疑者「えっ?」
【3コマ目】
刑事「どうした、お子様ランチがよかったか」
容疑者「ふんっ、カツ丼の方がうめぇよ!」
【4コマ目】
刑事「お前の息子、もう小学生なんだってなぁ」
容疑者「お、俺がやりました……」
【1コマ目】
刑事「いいかげんに白状しろ」
容疑者「俺はやってねぇよ」
【2コマ目】
刑事「しょうがねぇなあ。
そろそろ昼飯にするか。
お前、何がいい」
容疑者「待ってました。
やっぱりこういうときはカツ丼だろう」
刑事「じゃあ、俺はフランス料理だ」
容疑者「えっ?」
【3コマ目】
刑事「どうした、フランス料理がよかったか」
容疑者「ふんっ、カツ丼の方がうめぇよ!」
【4コマ目】
刑事「お前の実家、フランスなんだってなぁ」
容疑者「お、俺がやりました……」
【1コマ目】
刑事「いいかげんに白状しろ」
容疑者「俺はやってねぇよ」
【2コマ目】
刑事「しょうがねぇなあ。
そろそろ昼飯にするか。
お前、何がいい」
容疑者「何でもいいのか。
じゃあ、フランス料理のフルコースだ」
【3コマ目】
刑事「お、美味そうだな。
こっちはカツ丼だってのに贅沢な奴だ」
容疑者「どうせ警察の経費でおちるんだろ」
【4コマ目】
刑事「実費に決まってるじゃねぇか。
えーと、出前代金も含めて4800円だ」
容疑者「えっ、そんな金、持ってねぇよ」
刑事「無銭飲食の現行犯で逮捕する」
【1コマ目】
刑事「いいかげんに白状しろ」
容疑者「俺はやってねぇよ」
【2コマ目】
刑事「しょうがねぇなあ。
そろそろ昼飯にするか。
お前、何がいい」
容疑者「今、800円しか持ってねぇから、それで買えるもんにしてくれ」
刑事「じゃあ、750円のカツ丼だな」
【3コマ目】
刑事「どうした、口に合わないのか」
容疑者「いや、美味いぜ。
美味いことは美味いんだが……」
刑事「だったら何だ」
【4コマ目】
容疑者「これは日の出食堂の680円のカツ丼じゃねぇのか」
刑事「ギクッ!」
【1コマ目】
刑事「いいかげんに白状しろ」
容疑者「私はやってません」
【2コマ目】
刑事「しょうがねぇなあ。
そろそろ昼飯にするか。
お前、何がいい」
容疑者「お子様ランチを1つ」
刑事「えっ?」
【3コマ目】
容疑者「刑事さん、取り調べの度にカツ丼じゃ飽きるでしょう。
お子様ランチもいいですよ」
刑事「な、何を言ってやがる」
【4コマ目】
容疑者「刑事さんの息子さん、もう小学生なんですってねぇ」
刑事「お、俺がやりました……。
って、んなわけねぇだろっ!」
容疑者「やっぱりダメか」
ところで、これって4コマにこだわる必要があるのか?