魅 館 果 汁

<02年>


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1月4日(火)

 21世紀最初の年が暮れ、21世紀2番目の年が明けましておめでとう、なのだ。

 とまあ、こうして2001年を振り返ってみたわけだが……。 ん? なんのことかわからない? そういう人は昨年の9月の日記に戻っていただければ幸いである。

 ここでは昨年9月以降に購入した本について列記しておこう。 火浦 功とか、いつの間に出した!などという注目株もあるのだが、一応ここではミステリらしきもの限定である。
 創元推理文庫から『殉教カテリナ車輪』(飛鳥部勝則)『誘拐作戦』(都築道夫)『繭の夏』(佐々木俊介)『ゲッペルスの贈り物』(藤岡 真)『とむらい機関車』(大阪圭吉)『銀座幽霊』(大阪圭吉)。 角川文庫から『夜想曲(ノクターン)』(依井貴裕)『狂乱廿四孝』(北森 鴻)『散りしかたみに』(近藤史恵)『バベル消滅』(飛鳥部勝則)『十三番目の陪審員』(芦辺 拓)『この闇と光』(服部まゆみ)『ブードゥー・チャイルド』(歌野晶午)。 集英社文庫から『金のゆりかご』(北川歩実)『月曜日の水玉模様』(加納朋子)『R.P.G.』(宮部みゆき)。 文春文庫から『人質カノン』(宮部みゆき)。 中公文庫から『アンハッピードッグズ』(近藤史恵)。 新潮文庫から『オルガニスト』(山之口 洋)。 双葉文庫から『MISSING』(本多孝好)。 講談社X文庫から『華胥の幽夢』(小野不由美)。 講談社ノベルスから『盤上の敵』(北村 薫)『今昔続百鬼 ― 雲』(京極夏彦)『オルファトグラム』(井上夢人)『どんどん橋、落ちた』(綾辻行人)『人形はライブハウスで推理する』(我孫子武丸)『六人の超音波科学者』(森 博嗣)『そして二人だけになった』(森 博嗣)『試験に出るパズル』(高田崇史)『鏡の中は日曜日』(殊能将之)『硝子細工のマトリョーシカ』(黒田研二)『長く短い呪文』(石崎幸二)『暗闇の中で子供』(舞城王太郎)『赤きマント』(物集高音)『月長石の魔犬』(秋月涼介)『フリッカー式』(佐藤友哉)。 カッパノベルスから『赤死病の館の殺人』(芦辺 拓)。 トクマノベルスから『上海幻夜』(藤木 稟)。 以上、ミステリだけってわけでもなさそうだが、何冊になるかな。 ひーふーみー……、つごう38冊。 まあ、月平均10冊弱ということで。 はあ、なのに読了本は……。
 でも今日は疲れたのでまた次回。


1月は行ってしまったのね

 逝ってしまったのいう話もある。

 21世紀2度目の新年を迎えて、改めて藤子不二雄は偉大だったと思うのだ。 なぜって、ドラえもんは22世紀からやってきたことになっているからね。 それに比べて手塚治虫は先見の明がなかったといわざるを得ない。 鉄腕アトムが生まれたのは2003年4月7日。 来年にはもう誕生していなければならないのだ。 現状ではせいぜいホンダのASIMOやソニーのSDR-3X、そして中国の国防科学技術大学が開発した先行者が精一杯。 あと1年でアトムが作れるとはとても思えない。 それともどこかでお茶の水博士が秘密の研究を行っているのだろうか。 あ、もしかして馬教授を日本に迎えようというプロジェクトが進行中なのかも。 中華キャノンを超える新兵器を備えた鉄腕亜斗夢、あるいは鉄腕原子。 楽しみである。


2月は逃げてしまったのね

 2月といえば卒業研究発表会。

 それにしても冬季オリンピックは散々だった。 ショートトラックの誤審やフィギュアスケートの不正採点なんて、まあ起こりうる事態ではあったわけで、所詮はオリンピックに向かないスポーツなんじゃないかな。 やってる人には悪いけど、楽しみ方は別にあるような気がする。 それと審判っていうのも大変な仕事には違いないのに、その地位がそれほど高くないのにも問題がある。 職業として審判が成立しているのはプロスポーツだけなんだろう。 それ以外はアマチュアだから普通のサラリーマンとか教師とか商店主(餡パン屋を初めとして?)とかがやってるわけで、そのくせ正しい審判をして当たり前、間違ったことをしようものなら袋叩きにあう。 当然とはいえ、割にあわない仕事。 ご愁傷様ですとしかいいようがない。


3月は去ってしまったのね

 3月は別れの季節。

 ムネオハウス……。 かの有名な国会議員が北方領土に建てた謎の宿泊施設である。 と思っていたら、同じ名前の謎のミュージックムーヴメントがあるという。 2chのスレッドから立ち上がったもので、いわゆるハウスミュージックとかけたらしい。 2/14に最初のスレッドが立って、21日に1曲目発表、3/13までに10曲が完成してなんと1stアルバム「THE MUNEO HOUSE」ができあがった。 その後も着々と曲目が増え続け、真紀子や清美ネタを交えながら3日に1枚ほどのペースでアルバムが仕上がっていき、さらにその勢いは止まらない状態だとか。 メディアにも取り上げられ、ラジオで公共の電波にも乗ってしまったという。 「アホの坂田」ネタでは終わらせないかの無所属議員のインパクトの強さをここにも見た気分だ。 ちなみに私、まだ「intro」しか聞いてません。


4月は死んでしまったのね

 4月は出会いの季節というけれど。

 恐ろしいほどの快進撃、といえば星野タイガース。 いやもちろん阪神タイガースなのだが、去年までの野村タイガースとはまったく別球団のような戦いっぷり。 これはもはや阪神球団ではないね。 井川、ムーア、薮、今岡、桧山、浜中、アリアス……。 数え上げればきりがないヒーローの続出。 矢野が怪我で退いても勢いは止まらなかった。 井川で3連敗を喫しても翌日には10点をもぎ取って勝った。 強い阪神がここにいる。 もちろん、虎ファンはたかが4月の活躍だけで安心したりはしない。 横浜が最下位を独走していても、やがて順位を争うようになるかもしれないとかなり本気で心配している。 しかし、それは期待の裏返し。 今年こそは、いや今年からは、強いタイガースが帰ってくる。 そう信じたいのだ。 ネバー・ネバー・ネバー・サレンダーなのだ。


5月21日(火)

 1月4日からずーっと疲れていたってことだな。

 同僚が名古屋土産を買ってきた。 『えびふりゃ』と『みそかつ』。 いや、本物の海老フライと味噌カツではない。 そういう名前のお菓子なのだ。 『えびふりゃ』はシュークリーム、『みそかつ』はエクレアである。 しかし、彼はみんなから轟々たる非難を浴びる。

 「どうぞ、みなさん、名古屋土産です。 ご遠慮なくどうぞ」
 「何これ?」
 「わしは、ういろうがええなあ」
 「見ての通りですよ」
 「自分ねぇ、名古屋っていえばなんでもありだと思ってるでしょ」
 「わしは、きしめんがええなあ」
 「何がですか?」
 「いくら名古屋でもやっていいことと悪いことがあるよ」
 「わしは、天むすがええなあ」
 「まあ、食べてみてください」
 「こんなもの、名古屋人の口にしか合わんでしょうが」
 「わしは、納屋橋まんじゅうがええなあ」
 「何ブツブツ言ってるんですか。 ……えーと、名古屋人とか関係ないですって」
 「まず、自分が毒味してくれなきゃ」
 「わしは、山本屋の味噌煮込みうどんがええなあ」
 「なんで限定なんですか。 ……そうそう、毒味ってひどいですねぇ。 きっとおいしいですよ」
 「でも、名古屋人の君が食べておいしいって言っても説得力ないしな」
 「わしは、小倉トーストがええなあ」
 「そんなのよく知ってますね。 実は名古屋通でしょ。 ……何だっけ。 説得力ない? ひどいこと言わないでくださいよ」
 「『みそかつ』のエクレアなんて、クリームが黒っぽいんじゃないの。 八丁味噌なんだから」
 「わしは、ジャイアント・プリッツ八丁味噌味がええなあ」
 「それは別に名物じゃないです。 つうか、名古屋マニアですね。 ……味噌は上に乗ってるチョコですよ」
 「『えびふりゃ』はどうみてもシュークリームに見えんし」
 「わしは、マウンテンのスパゲッティがええなあ」
 「うるさいですって! 名古屋博士と呼んであげますから黙ってて下さい。 ……いいんですよ。 クリームをシューで包んでるんだから」
 「しょうがないなあ、じゃあ一口だけ『えびふりゃ』の方を……」
 「どうです?」
 「???」
 「いけるでしょ?」
 「あのねえ、全然海老の味せんよ」
 「そりゃそうですよ、シュークリームなんだから」
 「えーっ、ただ形を海老フライに似せただけなん?」
 「もちろんですって。 何を期待してたんですか」
 「ダメじゃん。 普通やん。 もしかして『みそかつ』も?」
 「当たり前ですよ。 味噌なんか入ってませんって」
 「却下である。 もっとひねってくれなきゃ、名古屋の土産物として認められん」
 「そんなあ! 勘弁してくださいよぉ」
 「わしは、マウンテンのサボテンスパがほしいんじゃあ!」
 「甘口抹茶小倉スパも忘れないでね」

 どっちにしろ、ダメ出しをされる運命にあったのだった。 これっていじめ?

 1月からの読了本は、『十三番目の陪審員』(芦辺 拓)『月曜日の水玉模様』(加納朋子)『MISSING』(本多孝好)『どんどん橋、落ちた』(綾辻行人)『試験に出るパズル』(高田崇史)『長く短い呪文』(石崎幸二)
 同じく購入本は、講談社文庫から『花の下にて春死なむ』(北森 鴻)。 集英社文庫から『メイン・ディッシュ』(北森 鴻)『蘆屋家の崩壊』(津原泰水)。 新潮文庫から『屍鬼』(一〜五)(小野不由美)。 ハヤカワ文庫から『暗闇の教室』(T・U)(折原 一)。 講談社ノベルスから『人魚とミノタウロス』(氷川 透)『篠婆 骨の街の殺人』(山田正紀)『QED 式の密室』(高田崇史)『捩れ屋敷の利鈍』(森 博嗣)『世界は密室でできている。』(舞城王太郎)。 カッパノベルスから『死んでも治らない』(若竹七海)。 Cノベルスから『巷説 百物語』(京極夏彦)。 幻冬社ノベルスから『依存』(西澤保彦)『女王の千年密室』(森 博嗣)。 ノンノベルから『幽霊船が消えるまで』(柄刀 一)。 ケイブンシャノベルスから『スティームタイガーの死走』(霞 流一)


5月28日(火)

 放っていたら「鈴なり魅館」は閉鎖されてしまったのだ。

 いよいよワールドカップ開幕までX日! さてXはいくら? などという古典的なネタはおいといて、ともかくワールドカップである。 世界杯である。 新世界杯というとなんとなくアヤシイにおいが漂ってくるが……。 これ以上、話が広がりそうにないので、閑話休題、ワールドカップ開幕記念我が校の7不思議初公開!
 えー、何やらはしゃぎすぎた感もあるけれど、詳しくもないサッカーの話を続けるよりはましというもの。 では、はじまりはじまり〜。

 その1: 30年前、成績トップながらノイローゼになり寮の屋上から飛び降り自殺した学生の住んでいた部屋から、定期試験前の夜になると不気味な声が聞こえてくるという噂が語り継がれている、という怪談話が今年になって噂になりはじめたという不思議。
 その2: 夜中の真っ暗なプールで、時折、奇声とともに激しい水音が聞こえてくるというだけなら、不届きな学生が闇泳を楽しんでいると思えばよいのだが、たまに水が泡だらけになっているという、いったいどれだけ石鹸使ったんだという不思議。
 その3: せっかく購入しながら体育館には置く場所がないといって騒ぎ立て、やっと収容できる場所を確保したと思ったらその音がうるさいからという理由でわずか1ヶ月で使用禁止にされてしまった100万円以上する筋力トレーニングマシンの不思議。
 その4: スクールバスは学校行事にのみ使用できるという規定があるのだが、40人のクラス単位で行う行事でさえ学校行事と認められないため、一体いつ運行されているのかわからない25人乗りマイクロバスの不思議。
 その5: 今までの成績が赤点で、最後の試験もまったくできなかったのに、謎の呪文を書いたメモをレポートですといって担当教師に渡すと、なぜか合格点がついて進級できるという不思議。
 その6: どこまで本当でどこから冗談なのか、微妙なこと(特にその3からその5)が堂々と公表されているという事実が、どうして誰にも伝わらないのだろうか、という涙なしには語れない寂しさいっぱいの不思議。 誰か読んでくれよぉ。
 その7: 本当は7つ以上不思議があるのにどうして7不思議かというのが7番目の不思議。 どうしてその8、その9と続かないんだぁ、というのは面倒くさいから、というのは不思議でもなんでもないのだなあ。

 まじめに対応したら解消できる不思議がたくさんあるとはずなのに、いつまでも不思議のままにしておきたいらしいというのが我が校一番の不思議かもしれない。

 読了本は、『人魚とミノタウロス』(氷川 透)。 読む時間もないのに増えていく購入本は、『マレー鉄道の謎』(有栖川有栖)『朽ちる散る落ちる』(森 博嗣)『400年の遺言』(柄刀 一)


6月はワールドカップで萌えた?

 ベッカム、トッティ、イルハン、アンジョンファン、ってか。


7月は田中康夫がなんとなく不信任

 クリスタルとか、限りなく透明に近いとか、そんな時代もあったね。


8月は住基ネットって何の略?

 重機ネットとか、銃器熱闘とか、什器熱湯とかと間違われそう。


9月は東京電力の原発事故隠し

 FCと、ファイターズと、ポラリスと、そこはかとなく見えてくるものがある。


10月は北朝鮮拉致被害者帰国

 歴史的な一歩ではあるが、果たしてこれからどうなるのか。


11月はイラクの国連査察再開

 イラクはヤバイし、アメリカ嫌いだけど、大量破壊兵器って簡単に見つかる?


12月は毒物カレーの死刑判決

 あの小太りのおばさんの名前、ここまで出てるのにぃ〜!



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