魅 館 果 汁

<04年7月>


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7月31日(土)

 今日は普通の日記。 話題は台風10号
 実は昨日から福岡に出張に出かけていた。 行く前から台風の進路は、帰りに直撃しそうな嫌な感じだった。 台風が来ると空と海の便が欠航し、橋も通行止めになってしまう。 四国は離島なのである。
 昨夜は、久留米に泊まった。 地元の人と一緒に、有明海の海の幸を堪能した後、久留米ラーメンで締めた。
 有明海といえばムツゴロウと期待したが、残念ながら出会えず、かといってエイリアン似のワラスボに遭遇できたわけでもない。 しかし、有明海独特のマジャクという丸ごと食べられるシャコの揚げ物や、トンサンウオというシラウオの入った吸い物など、おいしくいただいた。 そんな中で最も興味深かったのが、メカジャ。 緑色の薄い殻に包まれ、そこから1本のもやしのような足が出ている。 殻の中にも身があるが、足の中にも細長い身が入っている。 決しておいしいとはいわないが、いわゆる珍味というやつ。 後で調べてみたら、メカジャは地元の呼び名で、正確にはミドリシャミセンガイという。 といっても貝ではなく腕足類に属し、世界最古の生きた化石なんだとか。 知らぬこととはいえ、シーラカンスを食べた気分、とはちょっと言いすぎ。 せめてカブトガニくらいにしておこう。
 一方、久留米ラーメンはとんこつスープがこってりと濃厚。 行った店は、その中では比較的クセのない方のようで、個人的にはこれくらいがちょうどよかった。
 あくる日、つまり今日は朝から曇り気味でちょっと風が強く、台風の影響が伺える中、地元の人に吉野ヶ里遺跡に連れて行ってもらった。 あまり遺跡など見学に行ったこともないが、さすが日本を代表する弥生時代の遺跡、立派というか派手というか、どこかのテーマパークを思わせるエントランスにまずびっくり。 弥生時代の遺跡なのに、スタッフがまとっているのが古墳時代の衣装というのに、地味にびっくり。 似非卑弥呼キャラクターひみかちゃんってマスコットがいることに、またびっくり。 ディスクゴルフとかふわふわドームとか、アミューズメントコーナーがあることに、さらにびっくり。 いやあ、最先端の遺跡ってすごいね。
 その後、博多に移動して昼食は博多ラーメン。 久留米ラーメンよりかえってクセがあるものの、食べていくうちにおいしさがわかってくる感じ。
 とまあ、食べ物の話がほとんどを占めてしまったが、やっと台風の話。 帰りの切符は、遺跡見学を終えて鳥栖で買った。 この時点で九州と四国を結ぶ船はほとんどが欠航しているが、瀬戸大橋線は運行しているという話だった。 とりあえず、岡山まで新幹線で戻って、瀬戸大橋経由で四国へと渡る予定で切符を購入。 もし橋が渡れなくても、実家の兵庫に帰るという手があるのだ。
 ところが、昼食後、新幹線に乗ろうとした時点で瀬戸大橋線不通の情報。 ともかくも東へ向かうが、山陽はまだ雨もほとんどなく、いわゆる嵐の前の静けさ。 岡山に着くと、どうやら宇野−高松のフェリーが運行しており、四国行きの人はそれに乗ってくれ、と言われた。 岡山から宇野までは約1時間。 その間に風雨が強くなってフェリーが欠航を決めたら目も当てられないが、駅員を信じて宇野へ向かう。 宇野港で待つこと30分、フェリーはちゃんと出てくれてほっとする。
 高松まではこれまた約1時間。 ところが、フェリーに乗って20分くらい経った頃だろうか、船内のテレビのテロップに「高松宇野間のフェリー欠航」の文字が。 うわあ、ぎりぎりセーフやったんや、という思いと同時に、大丈夫かこの船、という不安が沸いてきた。 そういえば、なんだか波が高くなってきたみたいだぞ、フェリーの揺れが大きくないか、ときどきドシンという振動があるぞ、どきどきどき……。 嫌な汗をかきながらも、なんとか無事高松港に到着。
 ここまでくれば大丈夫、多少遅れても、さすがにJRは動いているだろう。 そう思って高松駅までの10分弱の道のりの半ばを過ぎたところに最後の罠が待っていた。 それは、風。 暴風。 強い追い風。 路面が濡れているから歩きづらかったとはいえ、背中からあんな突風を受けて、足がもつれそうになるくらい走らされた経験はない。 荷物をカートに載せて歩いていた人は、カートが風に引っ張られ、荷物が転げてしまっていた。 高松駅では、駅の入り口のドアを必死になって押さえている駅員がつらそうだった。 中には転んだ人もいただろう。 怪我をした人はいなかったのか。 なかなか怖い体験をした。
 その後は、無事に家まで帰り着くことができた。 ニュースを見ると、台風は四国から山口へと移動しているという。 しかし、まだ雨は降り続くらしい。 空梅雨だったし、暑さでやられそうな毎日だったから、少し涼しさを運んでくれればいいけど。 災害は起こさない程度にね。


7月26日(月)

 管眠主党前代表 ミニ遍路24番札所・最御崎寺に到着

 「自分を見つめ直したい」 として、徒歩で四国88カ所巡礼をしていた眠主党の管前代表が、目標としていた室戸岬の24番札所最御崎寺に到着、参拝した。 予定より一日遅れだった。
 丸めた頭に菅笠、パナウェーブ似の白装束、右手に杖、左手に自分を見つめ直す用の手鏡を持った管前代表は、徳島県鳴門市の1番札所を出発、沿道で地元の人からの「お接待」を受けながら歩き、24カ所約300キロを11日間で完歩した。 予定より一日遅れだった。
 管前代表は、日焼けした顔に汗を浮かべ、 「足は痛いが、無心で、気持ちよく歩けた」 とさっぱりした表情。 「今回の旅でいろんな人の声を聞くことができた。 いろんな人から「お接待」を受けることもできた。 手鏡の使い方も知ることができた。 今後の政治活動に生かしていけると思う」 と話した。 しつこいようだが、到着したのは予定より一日遅れだった。


7月25日(日)

 賢い証拠、チンパンジーもあくび伝染

 「他人のあくびにつられてあくびをするのはヒトだけでなく、チンパンジーも伝染する」 と、霊長類研究所などのチームが報告し、話題になっている。 自分と他人の識別や、他人への共感といった感情の進化を探るのに役立つという。
 霊長類研では、メスのチンパンジーを対象に、チンパンジーがあくびをするビデオと、単に口を大きく開けただけのビデオを見せて、様子を観察した。 その結果、チンパンジーがあくびをした回数は、あくびのビデオを見たときの方が、口を開けただけのビデオを見たときの2倍も多く、あくびが伝染していることがわかった。
 霊長類研究所では 「あくびの伝染は、自己と他者を区別する能力はもちろん、他者の行動にある種の共感を覚えないと起こらないなど、かなりの知性を必要とする。 類人猿のチンパンジーにもそれが備わっている新たな証拠だろう」 としている。
 月光猿軍団で有名な猿回しのイマダさんは、報告を聞いて、 「なんや変な実験台にされて、退屈したんでっしゃろ。 人間、サルにバカにされたらおしまいでっせ」 と語った。


7月24日(土)

 鳳王博士 自説の誤り認める

 「車いすの宇宙物理学者」として知られるイギリス・ケンブリッジ大のスティーブン・鳳王教授は、国際学会で講演し、 「ブラックホール内部の情報はすべて失われ、外部には出てこない」 とする30年来の自説を誤りだと認めた。
 鳳王博士は、 「SFファンを失望させて申し訳ないが、ブラックホールを通って別の宇宙に行くことは不可能だ。 もしブラックホールに飛び込んでも、やがてわれわれの宇宙に戻ってくる」 と話し、聴衆を沸かせた。 また、自説の誤りを認めたうえで 「ブラックホールの中身は長期間保存され、その崩壊に伴って外部に漏れ出てくる」 という新説を発表した。
 ショートショート工科大のシニチ・ホッシー教授は講演を聞き 「正直言って、彼の話は理解できなかった。 しかし、ブラックホールに吸い込まれた情報はいずれわれわれの宇宙に帰ってくる、という私の説が立証されたのは嬉しい」 と述べたという。 今後、ホッシー教授の著書「おーいでてこーい」が再び注目を浴びることとなりそうだ。


7月23日(金)

 巨人がパ・リーグ移籍?

 「何がファンの声だ」 と記者相手に酔って暴言を吐いたことで有名な巨人のナベツネオーナーが、巨人のセ・リーグ脱退、パ・リーグ移籍を検討していることを示唆した。
 近鉄とオリックスの合併問題に端を発した球界再編問題で、ナベツネオーナーは、さらにもう1組の合併を実現させた後、それがダイエーとロッテなのか、西武とロッテなのか、横浜とロッテなのか、はっきりとはしないが、10球団1リーグ制に移行すべきであると発言している。 これに対して、阪神を中心としたセ5球団は、2リーグ制維持を主張、あっさり意見を覆した横浜はおいといて、巨人との対立姿勢を明らかにした。 この動きを牽制して、ナベツネオーナーは、巨人がパに加わる究極の選択を用意したという。
 セ5球団が2リーグ制の維持を求める最大の要因は1試合1億円といわれる巨人戦のテレビ放送権料。 現在は年間14億円だが、1リーグ制に移行すれば、ほぼ6億円の減収となる。 その巨人がパに移籍すれば、セ各球団の収入はさらに減り、苦境に立たされることになる。 阪神はすでにクマオーナーが、 「2リーグ制維持はノザキ社長個人の考えであって、球団の総意ではない」 と発言、伝統のお家騒動が勃発するのは時間の問題だ。
 収益の問題を解決するには、まったく新しいシステムを導入する必要がある。 例えば、近鉄とオリックスの合併を白紙に戻し、巨人とパのいずれか1球団が合併、正確には併合する。 新球団は、選手の保有人数が他球団の2倍となる大巨人軍と呼ぶ。 この大巨人は、セ・パ両リーグの試合にチームを出場させることができ、
 セ・リーグ セントラル巨人、阪神、中日、ヤクルト、横浜、広島
 パ・リーグ パシフィック巨人、ダイエー、西武、日本ハム、ロッテ、オリックス(または近鉄)
という構成にする。 これで、セ・パともに巨人戦が用意され、丸く収まるという寸法だ。
 もちろん、併合時には、吸収する球団の選手を優先的に選択する権利が大巨人に与えられ、選択されなかった選手はウェーバー方式で残りの10球団に移籍することができる。 これだけでは大巨人の人数が足りないので、さらに他球団からも2〜3名ずつ引き抜くことができる。 これによって、セ・パ両リーグに「史上最強打線」&「史上最強投手陣」を誇るドリーム巨人チームが完成する……。
 はてさて、ニッポンプロ野球の明日はどっちだ?
 うーん、どっちかに明日はあるのか?



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