魅 館 果 汁

<04年10月>


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10月29日(金)

 新種の小型人類 1万8000年前の骨発掘

 印度尼西亜・風呂無島の約1万8000年前の地層から、大人でも身長が約1メートルしかない新種の人類の骨が、豪太剌利の研究チームによって発掘された。
 約700万年前にチンパンジーと共通の祖先からヒト科が分かれて猿人が誕生し、原人、旧人、そして現代人につながる新人に分かれた。 いずれも猿人より大型化し、脳の容積も大きくなった。 それに対して、今回発掘された化石は、形態は原人に近いが、身長や脳容積は猿人と同じくらいだった。
 研究チームは 「ジャワ原人の一部が数十万年前に海を渡って風呂無島に移住し、隔絶された島で独自の進化をとげて小型化したのではないか」 と分析している。
 国立人類学博物館では、 「これはピルトダウン人……、あ、いや、今はなき北京原人以来、超一級の発見だ」 と興奮気味に話している。
 国際雪男愛護連合は、 「小型人類がいたなら、大型人類もいたはずだ。 ヒマラヤや比婆山中の発掘を急ぐべきだ」 と勢いづいている。
 日本差別用語反対同盟は、 「人類に小型も大型もない。 今回の化石は、身長の不自由な人類と呼ぶべきだ」 との声明を発表した。
 社会統計研究所は、 「鎖国さえなければ、日本人の平均身長はもう少し高くなったのに」 と残念そうに話した。
 家食品からは、 「ジャワカレーを食べたからといって、成長が止まるわけではありません」 との注意広告が細々と流された。


10月17日(日)

 ナガノ・キョートでも重力変動を観測 昨秋のトカチ沖地震後

 昨年のトカチ沖地震後に、ナガノやキョートなどでも重力がわずかに増えたことが、海洋研究所などの研究でわかった。 震源の断層がずれ、連動して広範囲に地殻が動いて地下の密度分布が変化したことなどにより、重力が変動したとされる。
 同研究所では、地表の重力の10億分の1以下の変動をとらえる超伝導重力計を、イワテ、ナガノ、キョートに設置、重力変動を連続観測していたが、その最中に十勝沖地震が発生した。
 3地点とも重力が大きくなり、増加分はイワテで0.58マイクロガル、ナガノで0.10マイクロガル、キョートで0.07マイクロガルだった。
 コクド庁は、この発表を聞いた女性やボクサーの海外転出が増えるかもしれない、と危機感を募らせている。


10月16日(土)

 南アルプス・キタ岳の標高を1メートル高く改定

 コクドチリ院は、フジ山に次いで日本で2番目に高い山であるキタ岳の標高が1メートル高くなり、3193メートルになった、と発表した。
 キタ岳は、これまで山頂部の三角点の標高を基に標高3192メートルとされてきたが、登山者からの指摘を受けて現地調査した結果、三角点から約28メートル離れた場所が約80センチ高いことを確認した。 これでキタ岳は、3位とは3メートル、4位とは4メートルの差をつけ、2位固めをした格好だ。
 コクドチリ院が国内の高い山のリストを発表し始めてから、同様に標高が高くなった山は10もあり、これからさらに高くなる山がありそうだという。
 先頃のアサマ山の噴火は、標高レース参戦をぶち上げたものとも見られ、今後、日本各地で熱い火蓋が切られることは間違いなさそうだ。 これまで圧倒的な強さを誇ってきたフジ山も、うかうかとしていられない状況で、いつフジ山が重い腰を上げるか、注目されている。


10月11日(月)

 大統領選討論会 藪氏まばたき激減

 ストレス問題を研究している心理学者らの分析によると、大統領選の第2回討論会で、藪大統領のまばたきが激減していることが分かった。
 まばたきの回数は精神的安定度の指標になり、あまり多いとテレビ討論会などでは視聴者に不安感を与えるという。 世論調査によると、藪大統領は1回目の討論会で落ち着きのなさなどを指摘され、民主党の蹴井候補に優勢を許したが、2回目はほぼ互角との結果が出ている。
 討論会のスピーチでの両候補のまばたきの回数は、第1回討論会では藪大統領が1分間に平均109回だったのに対し、蹴井氏は48回だった。 ところが、第2回では、藪大統領が23回に激減、蹴井氏は32回とほぼ同じだった。
 一般に、視聴者を意識するテレビ討論会では、1分間に30〜50回が通例であり、今回の藪大統領の変化は異常といえる。
 分析を行った心理学者らは、話題の背中のふくらみに着目、顔面の筋肉を操作する装置を使ってまぶたの動きを制御した疑いも拭い去れないとしている。


10月3日(日)

 女子100m走記録、150年後には男子を抜く?

 22世紀半ばの100メートル走で女子の記録が男子を追い越す――。 イギリスの疫学研究チームが、過去100年間のタイムの推移を基にした予想を発表した。
 研究チームは、100メートル走の世界記録が年々順調に短縮されていることに注目、特に女子でその傾向が強いことから、このままいけば、2156年に女子が男子の記録を追い抜くと予測した。
 また、中国の易学研究チームと共同で、マラソンの世界記録の予測を行っていることも、同時に明らかにした。 マラソンの記録短縮の傾向が、100メートル走を大幅に上回っていることから、このままいけば、44世紀にはマラソンの記録が100メートル走の記録を追い抜くとしている。
 近々、正確な年号まで発表する予定だというが、共同研究をしている中国チームの研究員は、 「所詮、予測なんぞ、当たるも八卦、当たらぬも八卦」 とつぶやきながら、会見場を後にしたという。



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