魅 館 果 汁
<99年8月下旬>
8月31日(火)
今年もやってきてしまった夏休み最終日なのである。
といっても、学生ではないので仕事の量は変わらない。
多少、種類が変わることになる。
そう、授業をしないといけないわけ。
しないといけない、と書くとやる気ないみたいだなぁ。
面白いけれど大変なのが授業なわけで、学生と一緒にさあ学ぼうという楽しみと、しっかり勉強せえよという厳しさとが共存する、その兼ね合いが難しい。
まあ、明日から頑張ろう。
でも、読書がなぜか進んでないなあ。
遊びすぎ?
昨日サボったネット関係を一回りしてホッと一息。
一日見ないとメールは溜まるし、他のサイトの掲示板の話題は進展してるし、今更ながらインターネットの広がりを感じる。
そういううちの掲示板も、なんとかオープンセールの珍しさゆえか(誰も何も売ってぇへんって)思ったより盛況なのが嬉しい。
このまま続いてほしいよね。
8月30日(月)
いもたき合コンなのであった。
「いもたき」を知ってる人はいるだろうか?
私の郷里ではそんな慣習はないが、四国の一部では8月末から9月末にかけて河川敷などで行われるアウトドアクッキング、っていうか野外鍋大会をいう。
東北では「芋煮」と呼ばれているらしい。
里芋がメインでゴボウなどの野菜と豚肉を鍋で煮込む料理。
これを河原で囲む情緒あふれる行事である。
今回はそれをネタに合コンを楽しんだと思ってもらいばよい。
6時半に集まって隣市の河原に行くという予定だったのが、私だけ会議が延びてなんと1時間半も遅刻。
そう、8時まで、4時間も会議があったのだ!
その上、本来なら運転手付きのワゴン車で送迎のはずが、自分の車で出かけざるを得なかったので、酒も飲めない。
ま、ほんの一口程度は嗜ませていただきましたけどね。
そんなわけで、少々機嫌の悪いまま現場に合流。
まあ、内容を詳しく書き残しても仕方ないので大筋だけ。
男6対女5で、知ってる女性が2人。
仕事関連とスポーツの話題がほとんど。
途中参加のさがで状況がよくわかっていない。
すでにある程度盛り上がって一段落した後なのか、いまいち乗り切れずにいるのか、どちらかつかみにくい程度の静かな状態のまま、一次会は終了。
二次会はボーリング。
最初は個人戦、2ゲーム目をペア戦。
男のメンバーにはカラオケでないと本領発揮できないという欲求不満も多少残っていたようだが(自分やないのか?)ここで解散。
正直、いまいちの盛り上がりだった。
そうそう、二次会どうしよか、と話をしているときに女性陣から、今日はいつもと違って知的に見えると言われてしまった。
ほんならいつもは痴的なんかい、いやきっと恥的なんやな、と思いつつ、まだ会議の余韻が残ってるんやと返す。
実はまだ状況をつかみきれてないだけだったりするのだが。
しかし、やっぱりそんなイメージなんか、とちょっと落ち込んだりしてたり、してなかったり。
(どっちやねん!)
そんなわけでネット関係は日記アップで終了。
もう、寝よっと。
8月29日(日)
昨日の日記はサボったわけやないで!
いきなり関西弁で言い訳してしまったが、昨夜は宿直だったのだ。
そんなわけで初めて休んでしまったが、今後、夏休みが明けるとサボりが増えることをここで予言しておこう。
(いらんことせんでええって?)
そんな宿直の日の読書は『風刃迷宮』(竹本健治)と『ななつのこ』(加納朋子)。
久々にたっぷり本に浸れた。
『風刃迷宮』は鬼才竹本らしく不思議な読後感をもたらす。
一方『ななつのこ』は日常の謎を綴った素敵な連作短編集。
特に後者は久しぶりにホッとするいい作品だ。
詳しい感想は魅館箱にて。
続いてこれも待望の『嗤う伊右衛門』(京極夏彦)にとりかかる。
しかし、C・ノベルズになったこの本、帯をとると「わらういえもん」とひらがなで書かれているのは、どうかと思う。
世界陸上。
女子5000mの田中めぐみは自己新で10位。
高校時代は注目されていたランナーと聞いて、埼玉栄の駅伝黄金時代を築いたメンバーの一人と思い当たった。
(思い違いかもしれないかもしれないけど)
今後、注目したい。
そして注目の男女マラソン。
男子は佐藤信之が一時単独トップに立ったもののラスト5kmで抜かれて、それでも粘って銅メダル。
6位、7位に藤田敦史、清水康次が食い込んで入賞。
個人的に応援していた小島忠幸は中盤で遅れてしまった。
しかし、真内 明を含めて5人とも完走。
女子は日本記録保持者である高橋尚子が欠場という残念なスタート。
しかし、市橋有里がラストの攻防で敗れてしまったものの、自己新で銀メダルを獲得。
おめでとう!
小幡佳代子も8位入賞。
メダル期待の浅利純子は足を痛めて伸び悩み、市河麻由美も中盤からおいていかれた。
こちらも全員完走は見事。
女子マラソンの裏ではWBC世界バンタム級タイトルマッチが行われていた。
辰吉丈一郎がウィラポンに対して挑むリターンマッチ。
チラチラとしか見ていなかったが、一方的な試合展開になり7R TKOで辰吉が負けた。
気力を振り絞って闘っていたその姿勢は素晴らしいが、さすがにもう限界かもしれない。
8月27日(金)
よく1週間続きました。
3日坊主になりかねないと思っていたけれど、よく頑張っていますね、この日記。
何を書こうかそのうちにネタに詰まって頭を絞らないといけないと思って「果汁」などと名づけたけれど、世界陸上のお陰かもしれない。
でも、そのせいで読書があまり進んでいないのも困りもの。
それも後3日。
喜んでいいのか?
我孫子武丸氏のごった日記8月22日でグリム盗用問題が紹介されていた。
ベストセラー『本当は恐ろしいグリム童話』『同 2』(桐生 操)が実は『罪深い姫のおとぎ話』(松本侑子)から盗用されているというもの。
しかも、盗用された側の出版社が『同 3』を刊行しようとしているらしい。
『本当は恐ろしいグリム童話』に興味もあったし、桐生 操ファンの方も知っているのでいささかショック。
とはいえ、当事者ではないのでじっと見守りたい。
詳しくは松本侑子氏のHPで。
世界陸上、女子1万mは弘山晴美、高橋千恵美が4位、5位。
体調を崩した川上優子は12位。
実は1万mのアスリートでは千葉真子のファンなのだが、彼女が今回出れなかった分、川上に頑張ってほしいと密かに願っていたのだ。
しかし、テレビにもほとんど映らずそこそこの記録に終わってしまい、残念だった。
マイケル・ジョンソンは男子400mで期待通り世界新を叩き出して優勝。
「探偵!ナイトスクープ」を見る。
1本目でカラオケで高得点を出す方法について北野 誠がレポートした。
バラード系がよいらしいとはなんとなく思っていたが、まさか「ふるさと」がいけるとは。
今度挑戦してみようかなあ。
それにしても全国1位の「もののけ姫」は凄かった。
8月26日(木)
『嗤う伊右衛門』(京極夏彦)ゲット。
今朝の新聞に本日発売と広告が出ていたので、仕事を9時に切り上げて書店に向かう。
新刊の入荷はいつも遅れ気味なのだが今回はばっちり。
『ななつのこ』(加納朋子)も入手してご機嫌で帰宅する。
世界陸上ではアクシデントがあったらしい。
マリオン・ジョーンズが女子200m準決勝で腰だか足だかを痛めてレース中に倒れてしまったのだ。
暑いスペインで4冠狙いの強行日程をこなそうとしたツケかもしれない。
大事に至らなければいいけれど。
ところで世界陸上の日程をやっと入手したのだが、一部午前中というのを除いてほとんどが夜7時以降、11時近くまで競技がおこなわれている。
実は7月に同じくスペインのバルセロナへ行ってきたのだけれど、確かに昼間は暑い。
そして人々も昼間はシエスタで2〜3時間休憩をとり、夕食は夜9時頃からというのが普通なのだ。
そのあたりを考えるとこの日程も納得できる。
それでも暑さは相当なものだ。
ジョーンズの故障も暑さゆえの疲労蓄積も一因ではないだろうか。
8月25日(水)
お仕事、よく頑張りました。
午前中は、昨日と同じく体験講座シャボン玉の準備。
午後からは論文執筆。
途中、体験講座看板の用意などを挿みつつ、うだうだ計算していたら11時前。
そろそろ効率も落ちてきたので帰る。
世界陸上はいよいよ長距離がはじまる。
女子5000m予選は志水見千子と田中めぐみ(知らないなあ)が通過。
高校生 藤永佳子は1000mのトップタイムをとるファイトをを見せたが、予選落ち。
残念だがよく頑張った。
男子10000m決勝では高岡寿成が12位と惜しい走り。
高尾憲司らはいまひとつだった。
男子1500mのヒチャム・エルゲルージと男子10000mのハイレ・ゲブラセラシェは貫禄勝ち。
そうそう、世界陸上ネタで日清が変なCMをやってるけど、イメージダウンじゃないのかなあ。
誰が喜ぶんだろう、あれ見て。
アナウンサーは妙に興奮しているし、織田裕二と中井美穂の息は相変わらずあってないし、その上CMまでかよ!ってところ。
まあ、画面だけをじっくり見ていればいいのさ。
8月24日(火)
お仕事お仕事、でも眠い、という一日。
強い日差しが照りつけるかと思えば、スコールのように雨が降るというよくわからない空模様だった。
午前中は、9月に行われる科学体験学習講座の準備に明け暮れる。
担当はシャボン玉。
詳しくはお仕事ウェブページをご覧あれ。
午後は卒業研究の打ち合わせ。
こちらも9月の中間発表に向けてこれから忙しくなる。
夜は論文執筆。
でも、疲れていてなかなか集中できない。
仕方ないから9時には帰宅。
読書は『風刃迷宮』(竹本健治)だが、なかなか波に乗れない。
世界陸上は、100mで失敗した伊東浩司が200mの1次予選通過。
400mハードルは山崎一彦がトップで準決勝進出したものの、苅部俊二らは予選落ち。
女子走り幅跳びの決勝はマリオン・ジョーンズか、フィオナ・メイかという対立の図式。
ジョーンズの4冠を期待する絶叫アナウンサーの声を尻目に優勝は地元スペインのニウルカ・モンタルボ(知らない選手だ)。
ところが、モンタルボはキューバ移民である上にファールっぽいラストジャンプでの逆転優勝とあって、どうにも論議を呼びそうである。
掲示板書き込み第1号は武志さん。
ここでもお礼をいっちゃう、ありがとうございます。
カウンタは10を越えているので寄ってくださった方はいるようだし、次の書き込みを楽しみにしていよう。
8月23日(月)
初めての人間ドック体験である。
といっても基本的な身体測定、血圧測定、採血、検尿、胸部レントゲン、心電図などがほとんど。
あと、久しぶりに検便をとった。
初めての経験というのは腹部超音波と胃カメラ検査の2つ。
腹部超音波とはいわゆるエコーというやつで、超音波を皮膚表面から腹内に当ててその反射波から内臓の状態を知る方法である。
これが反則なのである。
乳液状の薬品を腹部に塗り、超音波照射装置(見た目はハンディタイプのバーコード読み取り器みたい)を押し付けて表面を滑らせ、各部を走査するのだ。
それをきれいな若い女医さんの手でしていただくのである。
お腹の正面はそうでもないが、肝臓や腎臓のあたり、そう脇腹をされたときにはこそばゆいを通り越して気持ちいいのである。
くせになりそう。
それに比べて胃カメラは最低だった。
口内を麻酔してファイバースコープを挿入する。
するすると喉から食道、胃へと通っていく。
喉を滑り、胃をうごめく。
おえっ。
よだれは出るは、涙は止まらないは、吐くに吐けないは。
もうやらない。
次からはバリウムを飲もう。
昨日とは別の書店で見つからなかった目当ての雑誌を入手し、ついでに『買ってはいけない』(船瀬俊介ら)も買ってしまった。
話題の本であるらしい。
企業名、商品名をあげて危ないと警告している。
扇情的で一面的な主張はこの手の本によくあるが、商品主体にしたため同じような内容がかぶっていて深みが感じられない。
もう少し読んで再度感想を書きたい。
世界陸上男女100mは大方の予想通りモーリス・グリーンとマリオン・ジョーンズが勝った。
グリーンは自らの世界記録にあと0.01秒という好記録。
一方、ジョーンズの夫 コットレル・J・ハンターが妻の勝利に先駆けて金メダルを取ったという。
高校No.1の佐藤清治が出場した1500mはTVでは見れなくて、新聞で結果だけ見た。
ずっといい記録を残していたけれども、今回は不本意だったと思う。
しかし、これからいい経験を積み重ねて世界に通用するランナーになってほしい。
あ、それから掲示板を設置完了した。
みなさん、是非書き込んでやってください。
8月22日(日)
同僚の結婚式に出かけた。
新郎新婦ともよく知っているので、嬉しさも2倍。
非常にさわかやな披露宴を楽しませていただいた。
2次会は洋風居酒屋、3次会はカラオケに突入。
本当は最後まで付き合いたかったが、明日、人間ドックに入らなければならないので、アルコールもほとんど取らず歌も踊りもそこそこに途中で抜けてきた。
それだけが残念。
しかし、会そのものは非常に盛り上がったので、新しい門出にいい記念となったろうと思う。
披露宴と2次会までの間に時間があったので書店へ出かけた。
本当は雑誌を買いたかったのだがその書店にはなかったのであきらめる。
その代わり『謎物語』(北村 薫)、『11枚のとらんぷ』(泡坂妻夫)、『盗聴』(真保裕一)、『左手に告げるなかれ』(渡辺容子)を購入。
『鴉』(麻耶雄嵩)は読了。
相変わらず難解であり、破局的である。
あらすじの書き方に気を配りつつ、感想をアップする。
世界陸上の伊東浩司は2次予選で敗退したらしい。
やっぱり調子悪かったのか、残念である。
今日は夜中に決勝があるのだが、人間ドックを控える身とあっては早寝せざるを得ない。
8月21日(土)
暇な一日だった。
昨日からの『鴉』(麻耶雄嵩)と関西オフでうねめさんにいただいたエッセイ集『愛をひっかけるための釘』(中島らも)をだらだらと読み(うねめさん、ごめんなさい)、高校野球決勝の放送をBGMに昼寝。
あとは掃除と洗濯。
夜はスペイン・セビリアで開催されている世界陸上の放送を見る。
今日は男女の100m予選と男子ハンマー投げなどである。
日本人の注目は100mの伊東浩司とハンマー投げの室伏広治のWコージである。
え、関西芸人みたい?
すんません、今思いつきで書いてしまいました。
しかし、(TBSがつけたかどうか)放送で呼ばれている室伏の"鉄人DNA"というほとんど意味不明の命名よりはましじゃないかなあ。
ちなみに世界陸上というのもTBSの命名のようで、正式には世界選手権という。
ともかく伊東は1次予選通過したが、室伏は14位で予選落ち。
2人とも調子はあまりよくなかったようである。
伊東には黒人以外初の9秒台に挑戦してほしいわけだが、その前に2次予選通過を期待したい。
あと女子100mの新井初佳も気になっていたが、スタートこそよかったものの平凡なタイムで予選落ち。
まあ、彼女の場合は国際大会に出場できたことだけでも意義があったわけだから、今後が楽しみということだ。
もちろん世界的にはモーリス・グリーン(男子100m)とマリオン・ジョーンズ(女子100m)に注目だろう。
ジョーンズはいうに及ばず、アト・ボルドンが故障欠場なのでグリーンも勝利はまず間違いなく、期待は記録にかかっている。
(こんなことを書くとフレデリクスとアーロンが怒るかもしれないけど)
メールチェックすると、無料掲示板を依頼したところから返事が来ていた。
すぐにでも設置できそうだが、遅くなったのでまた後日。
8月20日(金)
日記を書いてみようと思い立った。
いつまで続くかわからないし、不定期更新になること請け合いだし、メモ程度になるのも覚悟の上。
その上、自分以外の誰かが読むとは、少なくとも読みつづけるとは思えないけれども……
じゃあなんで書こうと思ったんだろう。
そのあたりの心境はおいおい明らかになるんじゃないだろうか。
要するに自分でもよくわかっていないということ。
今日は一日中どしゃ降りだった。
その上、蒸し暑い。
夏休み中なので仕事はあまりなかったが、来客あり、卒業生の訪問あり、そして今一番頭を痛めている論文作成で一日が過ぎる。
(そうそう、仕事先でも自分のウェブページを立ちあげているので、よかったら覗いてみてくださいませ)
7時には帰って読書にいそしむつもりが10時を回ったのはその卒業生のせい。
仕事で集塵装置の設計を頼まれたのだがよくわからないのでアドバイスをしてくれ、という。
こちらも専門からは少しはずれているのでごく一般的な話をして終わる。
帰宅後、映画「ブラックレイン」のTV放送を眺めながら遅い夕食をとり、メールチェックをした後、無料掲示板の申し込みをする。
そう、日記とともに掲示板もつけてみようということだ。
どうも、BOOK-MATE MLの関西オフの影響らしい。<本当か?
そんなわけで近々、掲示板が設置される予定なので、読まれた方、よかったら書き込んでやってください。
日記ページの設定などをやっていたら遅くなったのでMLへの投稿はなし。
今日からの読書は『鴉』(麻耶雄嵩)である。