魅 館 果 汁
<99年11月中旬>
11月16日(火)
今年も頑張れ、西脇工。
兵庫を制するものは全国を制す。
高校野球なら神奈川なのかもしれないが(ドカベン世代だ)、これは全国高校駅伝のフレーズである。
14日に行われた兵庫県予選でライバル報徳学園を逆転で破って3年連続出場を決めたのが、全国2連覇中の西脇工である。
今年は第50回の記念大会で都道府県代表以外に11地区大会の代表校も出場できる。
報徳にはそこで踏ん張って全国に出てきてほしい。
なにしろ10年前の都大路では、この2校が1秒差で1位、2位を分け合うデッドヒートを演じたのである。
あのレースは今でも目に焼き付いて離れない。
今年もそれに負けないレースを見せつけて、全国に駅伝兵庫をさらに印象づけてくれることを祈りたい。
一方、神奈川県警の不祥事はとどまるところを知らないようだ。
さすがの兵庫県警も脱帽だろうか。
(おっとここでも兵庫と神奈川だ。)
覚醒剤使用の容疑者である元警部補の供述をもとに覚醒剤の粉末や注射器を発見したのだが、それらの押収物品を元監察官らが廃棄したという事件である。
注目は県警のコメント。
なぜ逮捕しなかったのかという問いに、逃走や証拠隠滅の恐れがないと判断したからと平然とのたまわる。
証拠隠滅の疑いが持たれている奴を相手に証拠隠滅の恐れがないとは、笑わせないでほしい。
そして次は女性警官相手の恐喝事件。
県警は、職業倫理に欠けていたという。
職業倫理だと?
犯罪だろうが。
何を甘っちょろいことをいってるんだか、これまた笑わせないでほしい。
笑わせないでほしいといえば、ライフスペース。
兵庫の会社員が神奈川の……いやいや、ここでは違う……千葉のホテルでミイラ化した状態で見つかったという事件である。
そこまでならありえない話ではないが、ライフスペースによれば、まだ生きているという。
それどころか順調に回復している最中だったとか。
ライフスペースのホームページには読みにくい文字遣いと妙な言葉遣いでこの事件について書かれている。
あまりじっくり読んではいないが、妙に面白い。
死後、土踏まずは死後3時間、男性器は7時間経過すればドロドロに溶けてしまうのが定説らしい。
一体何の定説だ?
ミイラ化すれば体温0℃のはずだが、11℃ほどはあったはずだともいう。
冷蔵室にでも閉じ込めていたのか?
もしこれが本当ならミイラ発電でもやって人類の未来に貢献してもらいたいものである。
11月14日(日)
かるく本屋巡り。
やっと見つけた『百器徒然袋 ― 雨』(京極夏彦)。
本屋3軒はしごしてやっと捕まえた。
この店、一昨日までは置いてなかったので余所を先に回ってたのに、今日は30冊ほども平積み。
『百鬼夜行 ― 陰』(京極夏彦)が「妖怪小説」だったのに対して、これは「探偵小説」という。
そう、超探偵 榎木津礼二郎の活躍する物語である。
今からわくわくしている。
栞は御祓済(!)の「滑稽豆腐小僧栞」。
隣にひそやかに置いてあった『百鬼解読』(多田克己)もしっかり手にした。
他の書店を回っているときも手ぶらで出るのはどうも気になるのでいろいろと買ってしまった。
『BLACK OUT』(渡辺浩弐)、『奥さまはマジ』(火浦 功)、『笑うカイチュウ』(藤田紘一郎)。
火浦 功はものすごく久しぶりに新刊を見かけた。
早速読み始めたが、こいつの感想は魅館箱には書かないだろうなあ。
そしてもう1冊、『「買ってはいけない」大論争』(鹿砦社編集部&「買ってはいけない」特別研究班)。
どうやらツボにはまったみたいだ。
これもじっくり読んでみよう。
今日の読了本は、先に読み始めていた作品たちを追い抜いて『全日本じゃんけんトーナメント』(清涼院流水)。
夜は「未知との遭遇 特別編」。
実は初めて見るのであった。
なるほどファンタジーだ。
こういう展開の映画は最近見ないなあ。
11月13日(土)
就職内定率過去最悪というお話。
来春卒業予定の大学、短大、高校生の就職内定率が調査開始以来最低を記録したという。
調査開始が1994年というのだからせいぜいここ5、6年の記録でしかないが、景気こそ回復の兆しが出てきたといわれるものの就職難の時代はまだまだ続くようだ。
細かく見ていくと、大卒男子で66.4%、女子で57.7%、また文系62.6%、理系68.0%、高専は95.9%であったという。
大学に対して高専の率が圧倒的にいいのは、大学のバリエーションによるものだろう。
大学もひとくくりにせずに率を出してもらわないと話にならないのだが、新聞紙上からはこれ以上の情報はつかめない。
うちの学科も就職希望者約20人中現在5人が内定していない。
75%という数字は高専では最悪の部類に入るだろう。
今年はいろいろとトラブルもあって内定率が悪いのだが、今後のことを考えると暗澹たる気分になる。
なのにこの間、とある教授が
「学生の考え方もコロコロ変わるから、仕方ないよ。
こういう子らは就職希望者に入れなくていいんじゃないか。」
などと無責任にのたまわっていたのでカチンときた。
挙げ句に
「最近はフリーターでも結構稼げるから、就職しようという気持ちが薄いんだ」
という。
そりゃそうかもしれないけれど、そんな一般論で個人を見ないでくれと言いたい。
今、決まらずに残っている学生には中にはそういう甘い考え方の子もいるけれど、そうでない子だっているのだ。
どれだけ真摯にその声を聞いてくれているのかと思うと、情けなくなる。
就職内定率は特に男子理系で大きく低下している。
リストラが大々的に実行される中、新卒者の求人自体を抑えているだけでなく、即戦力となるリストラ組の採用を優先しているからだという。
となれば、即戦力とはいかなくてもできるだけ実力をつけた学生を送り出す必要があるわけで、学校での教育の質が問われることになる。
学級崩壊という問題を抱えながら、独立行政法人化という話も着々と進行している中、当分こう叫びながら駆けずり回るしかないのかもしれない。
「明日はどっちだ!?」
そうそう、いつの間にかトップページのカウンタが5000を越えた。
ありがたいことである。
そして、いつの間にかミステリ系更新されてます系リンクにもリンクしていただいている。
ありがたいことである。
要するにサボってないでちゃんと更新しろよ、ってことだね。
頑張ろっと。
『QED 六歌仙の暗号』(高田崇史)を読了。
感想は魅館箱にて。
11月12日(金)
やる気なしモード脱出で久しぶりの日記。
昨日は平成11年11月11日でポッキーの日ということだったらしい、というのはともかく1並びの日。
午前11時11分にはJRで発券依頼が殺到してか、トラブルに見舞われたというから験がいいのか悪いのか。
友人からは11時11分11秒を狙ってメールが送られてきたけれど、残念ながら1秒違いだった。
「何事も続くということはよいことで」というのは平成3年3月3日によばれた友人の結婚式で午後3時3分頃にスピーチした私の言葉。
ちゃんと今も円満な夫婦であるのは、別に3が続いたからではないだろうが、何かと気になるのも人間の弱さということなのだろう。
ま、これはあくまで昨日の話。
今日の日記はこれから。
久しぶりに本屋に行った。
『奇術師のパズル』(釣巻礼公)、『模造人格』(北川歩実)、『全日本じゃんけんトーナメント』(清涼院流水)を買う。
本当は新刊を探しにいったのだが、まだ入荷していなかったのだ。
田舎はこういうところが辛い。
ついでに『「買ってはいけない」は買ってはいけない』(夏目書房編集部)を買った。
うーん、ややこしい。
すでに150万部を突破してという『買ってはいけない』(船瀬俊介ら)に対する反論本だ。
いろんな雑誌やネット上で話題を呼んでおり、特に「文藝春秋」誌上の論争は有名である。
批判のほとんどが内容の杜撰さを指摘しているようだ。
その点は以前の日記で書いたように私も感じたことだ。
さて、『「買ってはいけない」は買ってはいけない』では『買ってはいけない』の主張の論拠をひとつずつ確認していきつつ、買ってもいい度をはじきだしている。
反論をじっくり読んではいないが、巻末に参考文献を挙げている点は少なくとも良心的と言っていいだろう。
これも読み終わったらまた感想を書くことにしよう。
で、このところの読書は『星界の紋章T』(森岡浩之)、『QED 六歌仙の暗号』(高田崇史)、『視えずの魚』(明石散人)、『アルジャーノンに花束を』(ダニエル・キイス)を並べて、気分に合わせて少しずつ進行。
というのも、やる気なしモードだったから。
週末だし、今日からちょっと集中して読み始めようかな。