魅 館 果 汁
<99年12月下旬>
12月29日(水)
今年の日記はこれでおしまい。
昨日の仕事納めにも関わらず、今日も出勤。
別に2000年問題関連ではない。
年明けからまとめ始めなければならない卒論のデータが足りない学生が冬休み中に出てきて実験したいというので立ち会うわけだ。
そんな学生との今年最後の会話。
「今日はスチーム暖房が止まってるからちょっと寒いで。」
「なんで?
2000年問題?」
「ちゃうよ。
今日から年末年始特別休暇期間にはいったからボイラー室に誰もおらんのや」
「そうそう、今日、北門が閉まってたからバイクで入れんかったんよ」
「特別期間やからやろ。
正門も門扉が閉まっとったけど、守衛さんが開けてくれたで」
「北門は守衛おらんやん。
人も入れへんし、外にバイクとめて大回りして歩いてきたんよ」
「まあ、入ってこれたからええやん」
「これも2000年問題かと思たわ」
「なんでやねん」
「そういえば、まだ年賀状も書いてない」
「今日は早う終わるから、帰ってから書いたらええやん」
「でも、6時から約束あるし、時間ないんよね。
年賀状が届かんかったら2000年問題やと思て」
「何でもそのせいにすなよ。
そもそも2000年問題って何かわかってる?」
「もちろん。
2000年の1月1日0時0分になったら、銀行の預金が増えたり減ったり、飛行機が落ちたり飛んだり、ご飯が炊けたり焦げたり、ビデオが録画できんかったり貞子が出てきたりすることでしょ。」
「そうそうって、こらっ!
まあでも、電気や水道が止まったりするかも知れんのやで。
ちゃんと飲み物とか保存食とか買ってる?」
「うちはカップ麺も箱ごと買ってるし、ちゃんとカセットコンロも準備してるよ。
飲み物も十分」
「万端やね。
でも水はかなりの量いるやろ。
どのくらい買うた?」
「飲むんやったらジュースの方がええやん」
「ジュースでカップ麺つくるつもり?」
「んー、でも、だいたい2000年問題ってちょっと信じられんのよねぇ。
結局、ノストラダムスの予言も当たらんかったし」
「……」
(いつものように一部フィクションである。)
仕事も3時頃には終わり、実質的な仕事納めをして書店へ向かう。
2000年問題で停電したときの対策というわけではないが、いろいろと本を買い込む。
まずは、これでハマり出すのか『ブギーポップ・リターンズVSイマジネーター(Part 1・Part 2)』(上遠野浩平)。
それから、遂に買ってしまった十二国記シリーズ『月の影 影の海(上・下)』(小野不由美)。
また、EGGPLANTさんのホームページで教えてもらって探していた『斎藤家の核弾頭』(篠田節子)。
さらに、『魔境殺神事件』(半村 良)、『道 ― ジェルソミーナ』(笠井 潔)、『滅びの種子』(釣巻礼公)。
ずっしりと重い紙包みが気分いい。
消化する方は、今日、『妖奇切断譜』(貫井徳郎)を読了し、続いて早速買ってきたばかりの『斎藤家の核弾頭』(篠田節子)に取り掛かったところ。
さあ、年末年始にどれだけ読めるか。
なにはともあれ、今年一年無事過ごせました。
よい年をお迎えください。
> 自分
12月26日(日)
口惜しい!
男女ともトラックのラスト100m勝負で、2位だよ。
今日はとにかく高校駅伝。
まずは、今朝の新聞を見る。
開いて、えっ!と驚いてしまったのが立命館宇治 阪田の欠場。
それはないだろう。
女子の1区勝負は今日最初のハイライトなのに。
残念だがまだ彼女は2年生。
来年の走りを楽しみに待とう。
10時20分、女子のスタート。
阪田のいない1区の注目は、藤永(諫早)の記録と長尾(筑紫女学園)とのタイム差。
確かに藤永は速かった。
しかし、驚いたのが藤岡(須磨学園)の快走。
長尾と並ぶようにして3位で襷をつなぐ。
藤永との差は20秒。
立命館の桝本が阪田の代役を務めきれずに優勝候補から脱落したが、諫早vs筑紫の間に須磨が顔を出しそうだ。
須磨の2区は御殿場中学時代負けなしの田顔。
一気にトップに躍り出る。
3区では筑紫の田橋も追いついて、4区は3校並んでのマッチレース。
ラストで須磨と筑紫が諫早を置いて飛び出し、そのまま5区アンカーは2校の勝負となった。
どちらも最後まで譲らない。
北山(須磨)としては800mランナーの池田(筑紫)との勝負をトラックに持ち込みたくなかったのだろう、何度も勝負を仕掛けるが突き放せない。
そして競技場へ。
ラストスパートに賭ける。
わずかに前を走る北山を残り100mで池田が抜き去る。
追う北山。
しかし、池田の背中はどんどん離れていく……。
優勝は筑紫女学園。
須磨学園は1秒差で2位。
3位に諫早が入り、4位は後半粘った立命館宇治が食い込む。
12時半、男子がスタート。
いきなり飛び出すワイナイナ(仙台育英)は3年連続1区の区間賞。
1区は各校の有力ランナーがひしめき、2位 前田(白石)、3位 藤井(西脇工)、4位 吉橋(大牟田)、5位 内田(中京大中京)と順当に入ってくる。
このあたりの2位集団はワイナイナとの差をなんとか1分少々に押え込んだ。
他に高見沢(佐久長聖)は9位、村上(鎮西)は11位と悪くない位置だが、期待の報徳学園は15位でトップとの差が2分、注目の九州学院は42位と脱落。
ここから仙台育英の追撃体制に入る。
2区、3kmのつなぎでタイム差を縮め、3区で中谷(西脇工)と空山(世羅)が木村(仙台育英)を追い抜く。
ところが、4区で予想を裏切る展開になる。
突き放したと思ったはずの仙台育英がトップの西脇工に追いついてきたのだ。
埼玉栄を加えて3校が相次いで5区へ襷リレー。
しかも、5位につけていた優勝候補の大牟田が及川のブレーキで16位まで落ちてしまう。
6区に入って埼玉栄が落ちて2校のデッドヒート。
しかし、最終7区にスーパー高校生 佐藤を擁する佐久長聖も油断できない。
競り合いつつわずかに前にでる仙台育英。
勝ち方を知っているともいわれる西脇工。
7区に襷を渡した時点で佐久長聖との差は42秒。
ぐんぐん差を詰めてくる佐藤。
逃げる野々村(西脇工)は後ろが気になる。
江村(仙台育英)は必死に野々村についていく。
しかし、さすがの佐藤も追いきれない。
女子に続いて2校のトラック勝負。
嫌な予感が駆け巡る。
そして……。
おめでとう、仙台育英。
西脇工は2秒差で3連覇の夢破れる。
追いつめた佐久長聖は14秒差の3位。
4位は埼玉栄。
そしていつの間にやら報徳学園は貫禄の5位。
え?
愛媛県勢はどうしたって?
まあ、駅伝は仕方ないね。
『お葬式』(瀬川ことび)読了。
と、年賀状をまだ書いていないことを思い出す。
とりあえず下書きだけして印刷と宛名書きは明日にまわす。
12月25日(土)
ここんとこの休日は特別ダラダラしてるなあ。
今日は朝、しっかりと目が覚めたのだけれど、寒いなあと布団に包まり昨夜「ケイゾク」のあとで録画していたビデオを見る。
今年最後の「探偵!ナイトスクープ」だ。
3本目は、肥溜めとか野壷とか言われるのにはまったら名前を変えなあかんという噂の検証だった。
残念ながら肥溜めを見たことがないし、郷里ではそんな噂もなかった。
肥溜めでなく垂直投下式便所でも同じ扱いにされていたという。
うちの実家は今でも下水道が完備されていないが、せいぜい畑の肥料にするためにかついで行くのを見たことがある程度だ。
まあ、それはいいとして名前を変えないといけない、というところにピピンときた。
うちの家族は私の知る限り祖母、母、叔母と3人が二つ名前を持っている。
いや、彼女たちが肥溜めに落ちたかどうかの真偽について語ろうというのではない。
多分そんな事実はない……と思うんだけど。
ちゃんと理由を聞いたわけではないので定かではないがおそらく結婚、いわゆる嫁入りにあるんだと思う。
それが証拠に祖母も母も家の中と外で呼ばれる名前が違っているのだ。
仮に、母が千鶴子と雪絵という名前を持っていたとしよう。
(元ネタが分かる人いる?)
息子である私が正式な書類に書く母の名前は千鶴子である。
ところが、父や祖父母は雪絵と呼ぶ。
母の実家や仕事場では千鶴子と呼ばれている。
近所の人になると雪絵の方が多い。
祖母も同じ傾向にある。
叔母は詳しくわからないが、私の呼び方とご主人の呼び方が違っているので、実家と嫁ぎ先の違いというのは一致しているようだ。
つまり、生まれたときからの名前が千鶴子で、結婚して雪絵という名前をもらったということらしい。
私は子供心に、どこでも誰でも女性は結婚すると名前が二つになると信じていた。
自分で好きな名前がつけられるのならいいなあ。
でも、嫁ぎ先で勝手に決められるとするとちょっと可哀想だ。
まあ、男には関係ないや。
などと思っていたわけだ。
やがて、母が嫁いできたときに近くに同じ名前の人がいたのが大きな理由だったという話を聞いた。
祖母や叔母もそうだったのかどうかはわからないが、なるほど、それなら話はわかる。
なんて思っているうちに、弟が結婚した。
相手の名前は雪絵。
おおっと、どうするどうなる、新しい名前をつけるのか?
それならどんな名前にするか家族会議を開こう。
それとも姓名判断本を買いに走ろうか。
高名なお坊さんか神主さんを呼んでこようか。
あるいは ―
いやいや、やめとこう。
今はそんな時代じゃないし、なんてったってややこしい。
でも、私がどこかの千鶴子さんと結婚したとしら……。
全国の可愛い独身の千鶴子さん、是非この実験に協力してくれませんかっ!
写真貼付の上、私のメールアドレスまでっ!!
さて、午後から自主出勤してごそごそ仕事を片づけてから帰宅。
後はゆっくり読書の時間。
まずは陸上競技関係の雑誌を読んで明日の高校駅伝の予習。
そして残り少しだった『quarter mo@n』(中井拓志)を読了。
続いて『お葬式』(瀬川ことび)に突入。
この調子だと角川ホラー月間になるかもね。
12月24日(金)
昨夜、宿直室で何を読んだか?
昨日はどういうわけか全国高校駅伝があると信じていたので、二日酔いにくらくらする頭を我慢して休日だというのにちゃんと朝起きたのに、勘違いだった。
確かに駅伝大会はあったけれど全国中学駅伝だった。
うーん、全中はどっちでもいいや。
もう一眠りしよう。
ぐう……。
あ、そういえば同僚に嘘を教えたことになるな。
まあ、いいか。
きっと今ごろ、騙された〜、と叫んでいるに違いないけど、悪意はなかったので許してもらえるさ、多分ね。
そんなわけでお昼前まで寝床でぐずぐずし、掃除、洗濯、食事ときて、ちらっとだけ全中駅伝をみて出掛ける。
行き先は職場。
休日出勤なのである、といっても3時だけど。
明日締め切りの仕事があって、本当は昨日する予定だったのが、突然の会議(これまた3時間も!)のために残っていたのを片づけようというわけ。
しかし、今日は5時から宿直。
その前にどうしても……というわけで、そう、久々の本屋。
そして、やっと『このミステリーがすごい!2000年版』をゲット。
同時に日本ホラー大賞の長編賞と短編賞、『スイート・リトル・ベイビー』(牧野 修)と『お葬式』(瀬川ことび)も買って心軽く宿直室へ。
で「このミス」。
ベストテンのうち、読んでいるのは2冊だけ。
ハードカバーを買わないのだからそれは仕方ない。
これらはノベルスあるいは文庫落ちを首を長くして待とう。
さて、気になるのが私の隠し玉というやつ。
「このミス」常連作家によるとっておきの情報である。
注目は恩田 陸なんだけれど、やっぱり堅表紙。
期待は西澤保彦。
しかし、これもどうやら堅表紙みたいだ。
その点、貫井徳郎の文庫化発言はとても嬉しい。
そう言えば「ダ・ヴィンチ」では各社編集部に隠し玉をきいていたが、こちらで気になったのは殊能将之と上遠野浩平。
どちらも講談社ノベルスからの刊行らしいので楽しみだ。
徳間書店からは西風隆介という新人が出るとか。
藤木 稟、湯川 薫、相村英輔と新人発掘に賭けているところがあるので、期待はしたいところだが。
でも、こちらも当然のことながら主力はハードカバー。
むう、やっぱりハードカバーに手を伸ばしたくなるなあ。
宿直明けの今日は「ケイゾク/特別篇」。
これ実は放映中は話題になっていることすら知らなかった。
最終回直前に面白いときいて、是非見てみようと思いつつ、見逃したのだ。
だから特別篇ときいて、本当はもう少し仕事が残っていたのに、明日行けばいいやと言い聞かせてTVの前に。
初めはちょっと戸惑ったけれど、ふふん、なかなかオモロイやんけ。
中谷美紀ってこんなんだっけ。
でも、いいなあ。
渡部篤郎はなんだかTAKE2の片方に似てきたような。
生瀬勝久はいい味だしてるぞ。
泉谷しげるはよくわからなかったけど伏線か?
鈴木紗理奈はあんまり好きじゃないからどっちでもいいや。
竜 雷太はいつからこんなになった。
お笑いサイコとでもいうのか、細かい遊びの部分は好きだ。
そのせいか、ストーリー上のディテールには納得できない点もある。
でもいいや。
ビデオでてるんかなあ。
見てみたくなった。
12月22日(水)
忘年会で酔っ払ってまんねん。
えーと、酔ってます。
職場の忘年会だったのです。
時間としてはそんなに長いこと飲んでいたわけではないのですが、とりあえず酔ってます。
酔って何か書くと碌なことがないのでこれまでにします。
って、だったら書かずにサボれというむきもありましょうが、ちょっとは書いてみたくなったので許してください。
あれ、なんで今日は丁寧口調なんだろう。
まあいいや。
そんなわけで意味のない日記になってしまった。
ではみなさん、おやすみなさい。