私の造った漆器 製造工程解説2−2


根来塗り 桟俵 (ねごろぬり さんだわら)



RIM00033.JPG16日後〜 ふたたび研ぎを入れた後、今度は洗朱(あらいしゅ)と呼ばれるオレンジ色の朱漆を数回塗り重ねて行きます。根来塗りは、この洗朱がベ−スとなり、下塗りしておいた黒漆が部分的に見え隠れして、朱無地とは一味違う趣をかもし出します。この工程での洗朱塗りは最後の1回の塗りが上塗り(仕上げの塗り)となるため、下塗りや中塗りの時より厚めにゴミや埃が付かないように注意して塗りを入れて行きます。




RIM00034.JPG21日後〜 上塗りの洗朱(あらいしゅ)が塗り上がると、ロクロを使って洗朱の表面を研ぎつけて行きます。(左画像の洗朱のオレンジ色が塗り工程の時より、くすんだ茶色っぽくなっているのは、漆独特の仕上がり時すぐの くすみ のためです。詳しくは、漆の不思議コ−ナ−参照)木型の桟俵渦文様に沿って、強弱をつけながら研ぎつけて行くと下塗りをしてあった黒漆が渦文様に沿うように顔を出してきます。あまり強く研ぎつけてしまうと、上塗りの洗朱が、ほとんど研ぎやぶられて無くなってしまいますので、微妙な力加減で少しづつ研ぎ出して行きます。この工程により根来塗りの朱と黒が織り成す味わい深い文様が現れてきます。




RIM00035.JPG26日後〜 長かった工程も、やっと仕上げになります。ロクロで研ぎ出した 朱と黒の渦文様の表面に伊勢早漆(いせはやうるし 漆器道具説明コ−ナ−参照)と呼ばれる たいへん上等で乾きの早い漆で仕上げのツヤ付けを行います。わかりやすく説明しますと、車でいうワックスのようなものです。これを数回に分けて少しづつツヤを付けて行きます。いっぺんにツヤを付けると表面からだけは、光沢が出ますが、漆独特の奥深いツヤにはなりません。数回に分けて少しづつ、時間を惜しまず細心の注意を払って全体を仕上げれば完成となります。  (制作日数 35〜40日)




RIM00202.JPG根来塗り 桟俵 完成品
オ−ドブル皿(径30cm 高さ3cm) 10500円
茶托兼小皿 5枚組(径15cm) 21000円
他にも
オ−ドブル皿(径36cm 高さ3cm) 16800円
オ−ドブル皿(径39cm 高さ3cm) 21000円
ボ−ル鉢(径30cm 高さ6cm) 21000円
取り皿 5枚組(径18cm 高さ3cm) 25200円

価格は全て 税込みです。

天然物を使用した手工芸品のため 色・形状・寸法に若干の相違がある場合があります。


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