コジ玉との決別!



’99年6月2日、今日はコジがオカマちゃんになっちゃう運命の日!

犬も人間もまだ手術を受けたことの無い山田家ではドキドキの一日でした。

帰宅後すぐのコジ

傷口
赤いかぶれはかみそり負け

術後5時間。まったく普通。

 

全然気にしてない様子。

朝8時40分、コジだけを連れて病院へ向かいました。いつもは3頭一緒にお出かけなのに、今日はコジひとり。
よほどうれしかったのか、後ろを何度も振り返り、マリンやルンが来ないことを確かめてからジャンプしたり、何度もこっちを見上げてニコニコしたり、ウキウキの散歩をするコジ。
・・・ああ、これから痛いことが起こるのを知りもせず・・・・。

病院ではコジが一番のりでした。予約だったので、すぐに手術の手続きをしてくれて、手術依頼の「承諾書」にサインをします。承諾書には「不慮の事故や特異体質などによる死亡損傷には抗議しません」とか「手術、入院、治療上のことは異議申立てしません」っていう承諾です。
・・・ななな、なんか、恐いぞ〜〜〜
おまけに、「さー、小次郎、行こうか」ってさっさと連れて行かれてしまって・・・呆然。
あれあれ?私、どうすりゃーいいの???せめてコジの手術が始まるまでついていたいのに・・・。
「飼い主が居たら甘えるし、犬が興奮するから、夕方迎えに来てください」と先生。
ええええええーーーーーーーーーーっ!?そ、そんなぁ〜〜〜。
仕事も遅刻していることだし、とりあえず後ろ髪引かれながら帰ることにしました。
わん!わんわんわんわん!!!!・・・・おおおおお、後追いしてるよ〜〜〜。

コジは「停留睾丸」といって両方ともタマがお腹の中に入ったまま、降りてこない症状でした。
そのため手術は開腹2個所。お腹の毛を剃り、棒の両脇をカットして玉をえぐりだしとってしまうわけです。普通のオスの去勢よりは少し手間もかかり、お腹を切る分犬の負担も重いようです。難易度はメスの避妊とほぼ同じ。問題はお腹の中にある玉の場所を正確に判断して開腹部を最小限に押さえることができるかどうか・・・つまり先生の腕一つってわけです。
先生頼むよ〜〜〜!!!!

夕方6時。イライラ、ドキドキ、そわそわ、ばくばくの一日が終りました。
コジーーーーーーーーーー!!!早く会いたいよ〜〜〜〜!!!!
でっかいバリケンを引っさげていざ、愛しの息子を迎えに行く私。
奥の入院部屋から連れてこられたコジはなーーーーんと!!!
自分で歩いて出てきたのでした!!!顔はふつーーーの顔をして。耳を後ろにべったりくっつけて、いつもの控えめな喜びを表現していました。ココココジーーーーーーーー!!!

「飼い主が出ていってからちょっとうるさかったけど、お利口だったよ。キズ口もよくくっついてるし、もう元気だからね。散歩も食事も普通でいいですよ。抜糸は2週間後ね。」
は、は〜〜〜い。
う・・・うれしい・・・。こんなに元気だったとは!!!
先生〜〜〜、先生は名医だよ〜。ヤマトのリハビリを熱心に指導してくれて、ルンの命を救ってくれて、コジの去勢を軽くしてくれて・・・。うるうるうる。

費用は21,000円。高松市保健所から去勢手術補助金3,000円が交付されるので、実質は18,000円でした。
手術に際して特別に用意したものもなし

家に帰ってからはいつもどおりに食べ、いつもどおりに遊び、いつもどおりに散歩も行きました。
特に痛がっている様子はないのですが、コジはもともと我慢強い子なので、平静を装っていても実は心の中で「ひーーーーーっ!痛ぇよー、痛ぇよー!」って思ってるのかも・・・。
しかし、長くて短くてドキドキの一日でした。

案ずるより生むが易し・・・と申します。その言葉をじーんとかみしめ眠りにつく山田夫婦なのでした。

 

 

 

一夜開けて全く普通の様子


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