正月のおせち料理に付き物の黒豆は、古来より薬品として使用されているくらいいろいろな効用があります。
また、これらの効用については、最近の研究により明らかにされたものもあります。
「植物性の女性ホルモン」という別称があるイソフラボンは、その化学構造が女性ホルモンの一つである
エストロゲンに似ており、実際エストロゲンに似た働きをします。
女性は閉経(前)後、エストロゲンの激減によりいわゆる更年期障害を起こし、骨粗鬆症、動脈硬化、
肥満の進行など悪いことばかりが起こりますが、エストロゲンの摂取によりこれを軽減することができ
ます。実際、日本ではあまり普及していませんが、エストロゲンを用いたホルモン療法が外国では行われ
ています。
黒豆を摂取するとイソフラボンの効果により、エストロゲンのホルモン治療と同じような効果があることが
わかってきました。
・血中脂肪を減らす効果があります。したがって、高脂血症や高血圧、動脈硬化の予防ができ
ます。
・悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす効果も確認されています。
・舌の苦みを関知する部分を刺激し、満腹感を感じるように働きますので、使いようによっては
肥満防止にも役立ちます。
・便通をよくします。サポニンは水に溶けると泡を出します(黒豆を煮ると泡が出ます)。この泡が腸を
刺激し便通をよくすると考えられます。
黒豆が黒いのはこの成分のためです。イソフラボン、サポニンは共同戦線を張り、活性酸素をやっつけ
る効果(抗酸化作用)を発揮していることがわかってきました。これにアントシアニンが加わり、より協力
な抗酸化作用が発揮されます。