「家族でグアムの夏休み四日間」
                                                           熊野道雄

 今年(’99年)の夏休みの終わり近く、年金生活9年のわれわれ夫婦と、娘とその孫3人、総勢6人でグアムに駆け足で 行って来た。
第1日:8月25日(水) 
 午後3時45分高松空港1階エアーニッポンカウンター前集合で、旅行社の係員から航空券(高松−関空、関空−グアムの往と復の計4枚)を渡される。最初の2枚と旅券を提示して荷物を預けるが、これはグアムで受け取ることになる。1636 B737(ANK 724便)離陸。1656関空着。これから4時間近く、長い長い待ち時間。大きな荷物がないので自由に動けて見学できたが十分過ぎる程時間があった。
2055(出発2時間前) 4階 国際線出発ロビー中央団体受付カウンターに集合。いろいろな出国手続きやドル交換等を終え、2235 B747(NH 0173)に搭乗開始
 ほぼ満席 2306離陸。
その後しばらくして到着/出発記録カードや税関申告書が配られ、書類記入に時間を取られるうちに紙箱に入れられた軽食が配られる。中はサンドイッチ、パン、ヨーグルト、果物、他に飲み物各種。残った食事は持ち出さないようにというアナウンス、これも初めてで衛生への強い配慮が窺える。
グアムは東経145度北海道東端と同緯度だが夏時間のためJSTより1時間早い。以後グアム時間で記述する。


第2日:8月26日(木)たぶん晴れ
0310 グアム国際空港に着陸。 
0400頃迎えに来たバスがホテルに向け出発。バスはかなりくたびれた感じだが音だけは立派。25分位で最初の目的地 ホテルサンルートグアムに着く。
資料とキーを貰い、今日の半日ツアーの出発時間を聞いて部屋に入り、風呂に入り寝たのが0500頃。瞬時にして泥のように眠る。
0700過ぎ 娘からの電話で起こされる。1時間間違えて早く電話したらしい。深く眠ったためか頭はすっきりしているので、このまま起きていることにした。備え付けのコーヒメーカーでコーヒーをいれて飲み、持っていたクッキーを食べる。
適当なところで妻を起こし出発準備をしてもらう。グループ揃ってロビーへ。
0850 島内観光とショッピングのバスが出発。(PMTが実施するトロピカルスニーカ1というツアー)お客は全員日本人(らしい)。小柄の女性が日本語でガイドしてくれる。時々ビデオを利用する。以下はガイドさんから聞いたグアム島の概略。
米西戦争の勝利によりスペインから譲られ米国領 公用語は英語とチャモロ語(タガログ語とスペイン語が混ざった?) 東経145度20分北緯13度30分 541.34平方キロ(淡路島と同じ) 南北に長く43キロ位 東西は6キロから16キロ 南半分は山が多いが高くて400メートル 水も多いので横井さんも頑張れた。北半分は珊瑚礁が隆起した平らな地形が多くて水もなくゲリラには不向き。北部には広大な米空軍基地、中部に海軍基地がある。一番暑いのは5−6月、寒いのは12月。人口15万。この島に古くから住む人はチャモロ人だが、17世紀スペインが浸攻したときの戦いでかなり減ったらしい。
しかしあとでスーパーに入ったが店員も買う人もチャモロ系の人が断然多かったが当然か。アメリカ本土からの人これは軍関係が多い。日本人そっくりでヘンな日本語の人は多分中国か韓国系で観光の仕事関係。チャンとした日本語の人は全部日本観光客。ここに住む人はおだやかな真面目な感じで、そのせいか旅行社の人から荷物に気をつけるようにとのお達しは一切無かった。日本語も使えるし、添乗員なしのツアーの中でも難易度が一番低い旅行先であろう。島の中心部はタモン(TUMON)で西海岸で南北の中点のあたり。この島は関税の掛からないフリーポート世界の一流ブランド品やアメリカのTシャツとかが安く手に入る。ビールもガソリンも安いがお土産には不適当か。公共輸送機関は一般的に云えば無い。(下の8参照)
以下ツアーではタモンを中心に西海岸の12、3キロの範囲のスポットを回った。
1 恋人岬(TWO LOVERS POINT) 私有地に建てた展望台は一人3$。 バスを降りた広場の縁から西に眺めるフィリッピン海の青と下に広がる森の緑は十分美しい。下車25分。
2 サンドキャッスル(SANDCASTLE−TIGER GARDEN) 豪華なディナーショウの舞台や客席を見学。舞台で写真もOK。建物の裏に虎の檻、珍しい白い虎も数匹。10分。 
3 DFS ギャラリア 世界の有名品を集めたグアム最高のショッピングセンター。孫に19$のTシャツを買った。60分、私にはたっぷり過ぎるほどだが、まだまだいたいと云う人も。
4 首都アガニアの中心街(TAMUNING〜HAGATNA)を車窓から眺める 従来のアガニアの呼び名は昨年古代チャモロ語のハガッニアに変えられた。高層ホテルが林立し、大きな店、オフイスなど。
5 フィッシュアイ 海中展望塔 アガニアから海岸沿いに南西5キロ位。100メータ程の橋を渡り展望塔から下のフロアーに降り窓から魚を眺める。下車30分。アガニアの町に引き返し
6 ラッテストーン公園(LATTESTONE PARK) 昔チャモロ人が家を建てる土台にしたという8本の石柱が並んでいる公園。この石はグアムのシンボルでもある。直ぐ旧日本軍の防空壕の入り口が見える。中は危険なので奥の方には入れないようになっている。道を横切って進むと
7 スペイン広場(PLAZA DE ESPANA) スペイン統治時代の総督邸の跡。モルタルで固めた塀や壁にスペインのムードが色濃く残る。広い芝生の向こうにグアムでもっとも大きく格式ある教会マリア大聖堂が見える。白々と清楚な建物。6と合わせて25分
8 マイクロネシアモール(SHOPPING CENTER) 西太平洋最大の規模を持つアメリカンスタイルショッピングモール。映画館、室内遊園地、110店舗もの専門店、デパート、スーパーなどの集合体で、オープン以来10年の住む人にも観光客にも開かれた人気のスポット。スーパーに入ってびっくりしたのはお客が選んだ品を入れるカートが巨大なこと、体積が日本の4倍はあり、3才の子なら3人は入れる。さすが超大国と感動した。STAGという330mの缶ビール6個が2.79$(1個約52円)、日本の350ml0.99$110円(銘柄は忘れた)。このような大型店はシャトルバスを主要ホテル間で巡回させているので便利。有料だがツアー参加者は無料になるカードをくれるかも知れない。路線バスもこの地区にはある。ここでは下車45分
正確な時間は忘れたが午後2時前後にホテルに帰る。これから28日0225まで自由時間。部屋に入り軽食。ひと休み。ホテル内にオプションの相談にのってくれるカウンターがあるので、希望にあったのが選べると思う。私たちのグループは1900 ホテルのロビーに集合。 迎えのクルマに乗ってシーフードレストランのアイランドフィッシャーマンへ。10分位の距離。ここの料理の注文形式は魚とか蟹を選び持っていってこれを料理を頼むというのが基本。サーロインステーキ20$ホットサラダ12$などをとると、ご飯やデザートが付く。娘たちは40$の蟹の他いろいろとっていた。1時間あまりの食事中わいわい食べていたが、半ば過ぎると蟹を食べる人は無言、ちょっと食べさしてもらったが、私には濃厚過ぎる。支払いを済ませ、送ってもらってホテルに帰ったのが2100頃。 今日はほんとに長かった。ジナプサンプライベートビーチツアー 実に長い名前。


第3日:8月27日(金)晴れ
0950 違うホテルから乗ってきた先客+同じホテルの宿泊者だが別のツアーの人も一緒になって混乗バスは出発、グアム1号線を北に。片側3車線の舗装。それから1車線分以上の芝生、その外は土の面があったり無かったりして自然の領域に。映画で見たアメリカの道そっくり、ここはアメリカだから当たり前。すこし田舎に入ると歩道があったり無かったり。芝生の上を歩くのかも知れない。自転車は3日間1台も見なかった。道路に平行して走るコンクリート電柱は太く背が高くない。碍子が直接電柱に取り付けられたり、碍子を支持する水平梁が短く丈夫。台風地帯で確実な送配電を重視しているのだ。なおホテルの電圧は120ボルトで日本のプラグも電気機械をそのままでは使用不可。交差点の信号も風に負けぬようがっちりしている。大きく2行に分けて1.72$ 1.86$と書いた看板が大概のガソリンスタンドに立っている。この意味を聞こうと思いながら果たさず帰国した。多分レギュラーとハイオクの1ガロン(3.7853リッター)の単価と思うのだが、そうだと日本より少し安いだけ。
1007 アンダーソン空軍基地のゲートをノンストップで通過。広大な芝生の他何も無いようなところを走るうち下り坂に。突然視野いっぱいに海と空。右手に緑の岬とはるか下まで密林と海岸線が見える。ゲートから15分坂道を降りきったところでピックアップトラックに乗り換える。荷台の椅子席にキャビンの中に移るよう勧められた。熟年のせいか。
波打ち際の岩の上をそろりそろりと通り抜け、木のトネルのような道を15分で目的地に着く。ビーチでの遊びの基地または事務所というか、バンガロウ風の吹き抜けの建物の中でこれからの説明を聞く。1600まで備え着けのものを自由に使って飲み物も自由に飲んで遊びなさいということ。
南洋の太陽がぎらぎら輝き真っ白な砂浜がまぶしいが、海からの風が涼しい。まず合うリーフシューズを借りて履き替える。素足だとリーフで怪我の心配があるので泳ぐ人は絶対必要。砂浜や付近を歩くにもこの方が良いらしい。孫たちは水中眼鏡とシュノーケルを借りてリーフへ水浴びに。リーフと外海との境界には天然の岩の壁があり、波が白く砕けて大人でも近づけない。砂浜には番人もいるし大人も泳いでいるし安全だ。
サンドバギーが2台走っていて面白そうなのでコースの外でしばらく眺めていた。コーチしている人が手招きして乗れという。アクセルが右手でボタンになっているのがバイクと違うだけだが、太い4輪のタイヤで砂の上を走るのは全く初めてで、しかしコースを2周もすればコツが分かったので3回目は豪快に飛ばしてみた。小屋に帰ってみればジャングル探検と称して希望者を山側の方数百メートルを歩いて動植物の説明をしてくれるとかで、さっそく参加。
猪、やしがに、これは指を挟まれると切り取られるので危険、やしの木、バナナの木、タコの木、サクランボのような実を付けてる木、葉を噛めばオナカの薬になる木とかいろいろ聞いたが忘れた。500メートル位向こうに標高200メートルの斜面が壁の様に屹立している。ここもあの斜面の上も大昔は珊瑚礁の海でその後隆起してこのような地形になったという。
ミニミニツアーから帰ったら12時頃で昼食が始まっていた。チャモロスタイルバーベキューだが一式が皿に持って出される。お代わり自由。ビールは有料(2$/350ml)。食後のデザート手違いで私たち貰えなかったのでお詫びということでビールと特製ジュースを頂く。あれやこれやでビール3個飲んでしまい陶然となる。食後午後の遊びに出撃したが、こちらは板の長イスに横になりひと休み、風が気持ちよい。このツアーの説明文を後で読んだらなにもしないのが最高の楽しみ方ですとあったので、はからずも最高に楽しんでいることなるらしい。このあと水際近くで遊んでいる孫たちをビデオやカメラに撮ったり、孫とバギーに一緒に乗ってさっそうと颯爽と爆走(暴走でない)したり。出発の前ニヤシの木に素手で登り実を落とす仕事を実演して見せてくれた。まさに猿(ましらと読む)のごとくであった。
1600 ピックアップトラックで出発。 1616 バスに乗り換え 1630 基地のゲート通過。B52をチラッとでも見られるかと期待していたのに、飛行機も飛行場も影も形もなく、綺麗な芝生の緩やかな丘を見ただけ、よほど広いのだ。
1650頃 マイクロネシアモールでツアーのバスを降り、しばらく待ってKマートを通るシャトルバスに数分乗る。
Kマート これも超大型のショッピングセンターだがスーパーとも、アウトレットセンターとも、アメリカンスタイルのデパートとも云える新しい型のショッピングスポット。ここで1時間買い物。ここのカートも巨大。通路に沿って商品が垂直に人の背よりも高く積んであったり、日本のスーパーと同じ感じの商品の配置もあったり。ここからはホテルに直通のシャトルバスは無いので、近くを通るバスに乗る。ウェスティンホテル前で降りホテルまでの途中、ABCストアというコビニで食料を調達。カレー弁当は暖めてくれる。私はサンドイッチ、どちらも日本と同じくらい。坂道10分でホテル。 部屋に入ってしばらくしてテレビを見ると、NHKの7時のニュース、とするとホテルに帰り着いたのは1930頃か。早早に寝る。


第4日:8月28日(土)
 0130 アラームが鳴る前に目が覚めた。 フロントにキーを返して精算、0215ロビーに。PMTの若い係員から関空までの搭乗券を渡される。同宿の別のツアーの客で接近した時間の便(多分成田向け)に乗るグループもいてロビーは混雑。このようなときは自分のツアーの係員をマークしその案内に従う。国際線は2時間前集合なので時間はたっぷり、慌てない。
0225 バス出発 。10分でグアム国際空港に。荷物の検査を受けANAのカウンターで荷物を預け2階で手荷物の検査とセキュウリティを通ってDFS Guam Airport(DFSの空港店 ここだけがこの時間に営業中)に入ったのが0300。とすると改まって出国審査というのは無いということである。だから入国の時出国の記入もキチンとしていることが必要だったのだと今了解。このころ乗って帰る飛行機が着陸したというアナウンス。DFSの近くのロビーで休む。
1641 B747 (NH 0174便)離陸。席は87K 2階の階段を上がったところで右の窓際近く。すぐ機内は暗くなる。
以後JST(=グアム時間−1)で。軽食と飲み物がサービスされる。サンドイッチとおむすびがメイン。早朝だがほとんどをおいしく食べられた。外は薄明の雲の上。
0640 手前の雲の向こうに深い山脈、その向こうは海。時間的に紀伊半島と思われる。 0645 下降に入る旨アナウンス。
0646 直ぐ下は海そして海岸。紀伊半島の西を北上中。 海岸の形から御坊? 0652 和歌山市の西の海上。
0655 加太から深日(ふけ)の沖、遠く紀の川の河口が見える。
0700 着陸。0702 停止。入国審査。1階で荷物受け取り。やはりジャンボは大きい。かなり時間がかかる。税関通過。
 エレベターで2階へ。高松行きに乗るため、エアーニッポンカウンターで荷物を預け搭乗券を貰う。高松行きのゲートに急ぐ。
0820 B737(ANK 721便)離陸。 0842 着陸。 0930 帰着 曇り空の高松はすこし涼しかった。