英語子育てノート vol2

2、暗唱に関すること、あれこれ・・
     
暗唱しているって言っても 途中で違うお話を始めたり、作り話を始めることがありましたが、
その脱線の仕方が 年齢とともに変わっていってるので まとめてみました。
脱線する場合…本人が「絵本」として興味をそそられているとき。
1、あるページになると、自分なりに思うことを付け足しながら話し始める。解説しているよう。
2、ある挿絵を見てその瞬間 空想話になっていき、意味不明のお話しになる場合。


脱線しない場合
1、「絵本」を読むというより、無意識にしゃべっている感じ。ページをめくるより先に次に書かれているセンテンスを言っている。流れにのっている。
2、4歳半以降ですが、本人から「読んであげる」と言って 暗唱している。「暗唱」という言葉こそ知らないが、りく本人が「暗唱」できる、という自信を持って暗唱している感じ。
暗唱してるようす・・・
年齢/ 教材 英語絵本の暗唱のときの様子 日本の絵本を読み聞かせ
/または本人がうそっこ読みをしてるとき。
3歳半/  EDWZ 脱線はしょっちゅう。
タイトルによっては毎回、または ときどき。
毎回 あるページになるとお話を作ってしまうものも。

例えばEDWZ 「Home Alone」で
Mom's not here.
I'm home alone.
But I'm not scared.
Somebody is at the door.…

と続くんですが、そのあとりくは
It's Me!She gives me a present.Inside a box is a pudding!I love pudding!…と勝手に進めていきました。
書かれてある文章どおり読むときもあった。
(この頃、暗唱という意味を知らなかったので そんなものかと思っていた。・・というか、そこまで話せることをすごい!と思って誉めた。)
せみの出てくる本を見ると、ふらふらっと
立ち上がって壁の方に行き、じーっと目を閉じて「みーん、みーん」と言う。毛虫のお話しのときは、突然 床を ずりばいしながら、毛虫になりきる。
パン屋さんのおはなしには、突然、空気をつかんでまるめてこね始めて、「さ、オーブンに入れるよ!」一人芝居を始める。

食べ物の出てくる絵本にはよだれをたらして うれしそう。また 病気のお話やひどいお話には悲しくなり 
泣きそうになる。


本ではなく普段の生活では・・・

庭に穴をほって、水をいれながら、
「魔法使いのぶどうジュースです。こわ〜い
こわ〜い魔法ジュース・・」と言ったりしていた。
こういうときは、呼んでも返事がない。
3歳の
終わり/ 
リタラシー
キンダ−
パック
単純なストーリーはそのまま暗唱。
本の中に食べ物の写真が出てきても よだれが出なくなった。
が、まだ 興味をひいたストーリーには脱線。

例えば「Mud Pie」。突然立ち上がり、
I give everyone a piece.It's very very good cake!…
と空想話になってしまう。または、
Did you think it would all be 
(*)…?から始まり、どこで覚えてきたのかわからないことをえんえんしゃべりまくる。(この頃、なぜかこのフレーズをよく使っていた)

人間以外のものになりきることは減った。
ただし、困っている人のお話、けが、病気、貧乏などに関するお話は、そのページで脱線。
消防士さんになりきったり、大工さんになったり、そのあと、ぶつぶつ言いながら
つみきで、それにちなんだもの(消防署など・・)を作り始めることもしばしば。
じーっと くまなくその絵を見ては、立ちあがって一人芝居。現実味はないが、だんだん意味の通ったお話になってくる。
4歳半 ORT
Stage1〜3パック

暗唱は暗唱としてほぼ完璧にできるようになる。
プライベートレッスンのときに、ORTを数冊持って行っては、先生がりくエストしたものを読んでみせる。(文字は追わないで暗唱している)すごく誉めてくれるので、結局持っていったもの、全部読む。
自分で言いたいことがあるときは 暗唱とは別のときに話しはじめる。
(*)今まで赤ちゃんっぽかったのに、だんだん現実的になる。
*この頃の「わいわい広場」より・・
・・Stage2のSpots!でKipperたち兄弟とママにまでぶつぶつができて、パパが食事や洗濯や、買い物など家族の看病をするんですが、最後にみんなが治った頃、パパにもうつってしまう・・っていうお話で、りくは暗唱したあとに途中のページを
もう一度開いて、・・
Kipper'Dad is so tired・・Because ・・Look.These flowers are not fine.He couldn't water・・.

と言ったりします。よく見ると、疲れてイスに座っているパパの近くにある花瓶の花が、すっかりしおれて描かれてあるんです。で、最後のシーンですっかりよくなった家族が パパの部屋に食事をもって入るシーンがあるんですが、そのとき、ママが運んできたチキンが、途中パパがスーパーで冷凍のチキンを買うシーンがあったので、りくがこれはそのチキンだと言ったり、He is sick,but he is happy.Because Kipper and Biff and・・all feel better.って言ったり・・。一応、他にも間違った英語もたくさんですが、暗唱のあと、英語でいろんなことを感じたままに話しています。
せみの本を見ても、せみになりきることはなくなり、
せみの種類や生活ぶりなどに興味を持って質問してくる。

ただし、困っている人のお話には平常心を失い、立ち上がって、
「りくちゃんが、おいしゃさんになって助けてあげるんだって」
「バスの運転手さんになって 連れて行ってあげるんだって」
「お金をもってきてあげるんだって」
「おひさまが悲しくないように、雲さんを掃除機ですいこんであげるんだって」と、
本に書いてあるかのように言う。
普段の生活でも同じ。
リタラシーアーリーパック
ORT Stage4〜5パック

「この本、読んであげる、簡単だから」と言って読んでくれるようになる。この際の「読む」は暗唱。(文字を追わない)
りくが まだ暗唱する自信がないものは、「これは、まだ 難しい。ちょっと無理。こっちは簡単」と
言ったりする。自分で暗唱できるものを選んできて、文面どおりに暗唱する。ほとんど脱線しない。

誉めてもらえるのがうれしいだけじゃなく、達成感を感じている。
暗唱している途中に気になるページを見つけたような雰囲気のときも、そこで暗唱を中断しないで、読み終わったあとに、そのページを開いてもう一度話し始める。(大人の暗唱みたい)
その分、プライベートレッスン時に、D先生に「読んであげる」と言わなくなった。恥ずかしがるし、間違ったことをいうのを避けようとし始める。こういうときに 成長したな・と思う。
(ただ 最初の5分ほどで以前のように、間違うこともお構いなしに話すようになりますが、・・)

レッスン中、絵を見て何しているのか答えるときに、
そのカードの裏に正解の一例の英文が書いてあるため、Let me see!と言って最初っから裏の英文を読む。TEのフリートークでも 先生の質問の意味がわからなければ、受話器を離して 私に「先生 何言ってるの?」と聞いてくるようになった。(これも最初だけ・・)
ですが、しゃべっている内容は 以前より内容のある英語になっていっている。


りくの「読んであげる」っていうのは、歌を覚えたので歌ってあげるよ!っていう感じに似ている。文字は追わない。(*ただし、文字を読めるようになったため、たどり読みをしているときもあったが、本人が暗唱とは分けている感じ)

暗唱とは別のときに、絵本の内容のことを私に質問することは多いが、4歳半のときと違って日本語で質問してくる。
ORTは英語でロールプレイしたがる。セリフ部分はりくが
私は、ナレーション部分を。相変わらす、声帯模写をしながら暗唱する。ただし、モンスター、怪獣、魔女、
ドラゴン類には ことごとく平常心を失って本をたたきのめす!
ばんばん現実的な質問が飛んでくる。

空想の世界には いかないことが増えた。が、ふとんを丸めて「りくちゃんのおうちができた」とか、箱に入って
「大事なボート」と言ったりしている。

電話や普段の生活でも、だれかに質問されると間違えないように私に聞いてくる。

*宅急便の人に「ぼく、お昼何食べた?」と聞かれたら、急いで走ってきて「目玉焼きと、何?」っていう風に。。
ただし、困った場面や、病気、事故、貧乏には、だまっていられず、
上のように「りくちゃんが、消防士さんになって、火事を消してあげるんだって!」「お寿司屋さんになって、いっぱいお寿司、あげるんだって!」「お医者さんになって のどを治してあげるんだって」と、
はりつめた感じで正義感いっぱいに言う。


イルカちゃんには自分で作った空想話(英語)をしてあげている。
(そのとき、起承転結ができている)
発見!3歳の終わりにリタラシーのキンダ−パックを暗唱していたとき 、どうしても「The Scarecrow」(案山子)のお話で脱線していたのですが、その半年以上たった後 プライベートレッスンでたまたま先生が案山子のお話しをされたとき、
りくは案山子を知ってるか質問されて、最初、I don't know.と言っていたのに、突然思い出したかのように
案山子はウサギを追い払うとか、・・話し始めた。流暢に案山子の説明をするりくに、驚いて いったいどこで案山子を知ったんだろう、、と思いながらうちに帰ると、りくが本棚の前に直行してリタラシーリンクスの「The Scarecrow」を読み始めた。

リタラシーに出てきたフレーズで先生に案山子の説明した!・・・暗唱はうまくできなかったのに、ちゃんと覚えていた・・!

絵本には、小さな子の心の成長にとって 

1、空想の世界で思いっきり「感じる」こと。2、現実を知って「考える」もとになること。

上の2つの大きな役割があるそうなんですが、
3歳代までは 上の1の役割が多く、4歳くらいから徐々に2になるそうです。(世界絵本展のセミナーにて)
小さな子供にとっては「暗唱用の絵本」も、「普通の絵本」も絵本に変わりないのでなので、挿し絵を見てしまったからには 脱線することも多いと思います。
ですが 脱線しても 暗唱と同じ 会話の練習の役割は果たしているし、イメージを膨らませることもできている、
また りくの「The Scarecrow」(案山子)の本の例でいうと、ちゃんと覚えていたんだ・・と驚かされましたから、吸収していることは確か(*)です。
(*ただし、暗唱できた本も、しばらくすると忘れて暗唱できなくなっていたりします。りくでいうと、「ゆきおの一日」など。
ただ英語のニュアンスを貯金していると思います。)
りくは、かなり空想癖のある子で、今でも一人芝居(*)が多く見ていると面白いのですが、
(*最近は、「トムソーヤの冒険」のドビンズ先生になりきってしまう時間帯があり、そういうときは、「りくちゃん」と呼んでも全く振り向かず、「ドビンズ先生」と呼ぶと、杖を振り回しながら振り返ります)

本に対して言えば、一歳のときは、「くだもの」(平山和子:福音館)という絵本を読むと、それだけで 本のページに手を差し出してそこに描いてあるくだものをとろうとしていたのですが、
さすがに4歳の今では、本に描かれてある おいしそうないちごが本物じゃないことは分かっています。
どの子も、空想の世界を楽しんでいても だんだん現実の世界とは違うんだ…ということが分かってくるようです。

空想中の小さい子の場合、一瞬にしてトリップする感じのような気がしますが、
(言ってることを聞いているとはちゃめちゃだし)
これは暗唱とは別の大事なプロセスだとも思います。また、本が意味のあるものとして存在している証拠なのでうれしく思います。

どんどんお話を作ってしまうのも、おしゃべりしたい、伝えたいという気持ちの現われのようで、
りくが4歳になりたての頃、英文のようなものを紙いっぱいに書いてIt's Story Time!と言って、
その紙に書いてある英文(?)もどきを読んでくれたのですが、それを聞いていると、暗唱中に脱線して何度かりくから聞いたお話でした。。
そのとき、こうして人間は想像力のある文章を作るようになっていくのかな・・と思いました。
暗唱は、会話力、読解力を伸ばす1つの手段にすぎないのですが…

あえて暗唱について さらにまとめてみました。
1、暗唱しやすいもの。なかなか暗唱しないもの。
<こういうものは 暗唱しやすい> ページが多すぎない。
CDに効果音が少ないこと。淡々と読み上げられているもの。日本語が入っていないもの。

(りくが具体的に 暗唱しやすいのは…リタラシーリンクス、ORT。
▲CTPは、効果音があるためか、あまり暗唱しようとしない。
▲カセット付きの絵本もあまり 暗唱しない。もちろん 絵本として楽しめる。
ただ、アルクのLadybird
(8pCD付き)980円)のシリーズで、Disney Winnie The Pooh and the honey treeなどは暗唱した。
生活基本文カードを何もなく暗唱することはないのですが、カードを見せると そのフレーズを言う。また
「アルク2000語絵じてん」のCDは、暗唱。(リズムにのってどんどん言う)

*子どもは、テレビのCMのフレーズなど、大人が一度聞いただけでは なかなか覚えられないようなものも 
あっさり覚えていた!ってことがありますが、暗唱に慣れるてくると さらに どんどん記憶することができる
(*)ようで、(*りくでいうと「ゆきおの一日」と「DWE」の暗唱・・・)
暗唱を積み重ねると、次の暗唱までが早くなったという声をよく耳にします。ただし、リタラシーなどは、徐々に単語から長いセンテンスになっていくので、最初は1週間くらいで4冊暗唱していたのが、だんだんペースが遅くなることはあるようです。暗唱しなくても 1ヶ月に4冊を目安に進めていくと、数ヵ月後には 暗唱がしやすくなっているかもしれません。)

2、暗唱の方法
@一定量、コンスタントにCDをかけ流す。
インプットそのものに むらがあると、暗唱にもむらが出来ます。メリハリがある方が なかだるみしない気もします。
(そういう点では、私のDWEのストーリーのCDのかけ流し(英語育児ノートvol.1参照)は 月に一枚とかにしたほうが、効率的だったような気がします。また あまり同じCDばかり聞くと、無意識に聞くことができなくなり、噛み砕いて吸収しようとしてしまいます。)

ACDをある程度聞いた頃、絵本の中のフレーズを私が言ってみると
遊びながらでもりくが ぶつぶつ続きを言うようになったり、または、絵本を一度読んであげると 自分でも読もうとし始めたり、また 絵本を読んであげながら私が ふと忘れたふりをしたり、とばして読んだりしてみると りくのほうから 次のフレーズを先に言い始めたりします。そうなってくる頃になると、りくにその絵本を差し出すと読み始めます。

B自分で読めたら、(暗唱できたら)誉める。
夜、家族の前で暗唱して、大拍手してもらえるので、りくもすごくうれしそうです。間違っていても 指摘しない。歌を歌っているときに、日本の歌でも小さい子は歌詞がしっかり発音できなくて 間違ったフレーズで歌っているときがありますが、
それと同じように時期がくれば、発音もしっかりしてくると思います。

C暗唱する気配がなければ、気にしないで待ってあげる。
暗唱しなくても吸収しているはず!
りくも、初めて暗唱したEDWZを 2年間CDを聞いて暗唱したのですが、(暗唱ということで言えば、週に一回車の中で聞いていたので、音の与え方にムラがありすぎ・・)もし、私が暗唱を意識していたら、待ちきれなかったかもしれないな・・・と思います。(が、EDWZから、徐々に暗唱できる量や早さが早くなっていきました。慣れてくると楽な方法です。)

3、英語の音に触れているのに(インプットしているのに)
なかなかアウトプットがでにくい場合は…
@個人的には、ビデオ(*)が会話を促す誘い水になると思います。
GOGOの英語の冒険など)
映像といっしょにフレーズがでてくるものは、インパクトがあります。
ただ、ビデオ教材の英語量は、CDやテープより少ないので インプットはCDやテープからの方が あとあと伸びる(持ちコマが増える)気がします。
ただ、CDやテープを聞いただけで、語彙や表現力につながるのが、本当に不思議です。絵本と照らし合わせるから・・かもしれませんが、絵だけでは判断しかねる言い回しや単語やフレーズも多いはず。
最近 りくのしゃべっていることを聞いていると、映像や絵カードで認識して覚えたから話す、だけでなく、無条件に英語を吸収して 自然に口から出てるものが多いような気がします…。よく小さな子の英語を聞いていると、「どこで聞いたのか、分からないフレーズをしゃべっている」と言われていますが、これはどういうことでしょう・・?不思議です・・

A日本語でも英語でも 口から出る時期には個性や個人差があるので 時期を待つことが大切だと思います。

発語が早いと親はうれしいですが、それも個性なので、肝心なのはインプット。
単語が出るのが早くて、その後どんどん出てくる子もいれば、じっくり時間をかけて増えてくる子もいるし、単語もなかなか出ない子もいるようです。が、耳はちゃんと聞いています。。。
なかなか暗唱しなくても、インプットの終わった絵本は自由に触れて、いっしょに読んでみたり楽しむといいな。。と思います。