英語育児ノートvol6その1
「インプット」
CDのかけ流しの効用

 子どもに英語を!と思ったとき、なんらかの方法で、英語の音の環境作りが必要です。
 うちでは りくが英語で話し掛けてきたら英語で返していましたが、その後りくのおしゃべりが活発に出るようになって、家庭内で使っていた英語以外のフレーズや単語をどんどんしゃべるりくを見ると、親が言うことだけを覚えて話すわけではないなぁ…と改めて感じました。りくが耳にして貯めてきたものをりくがアレンジして色々しゃべっているように思えます。ところで、インプットは のちのちの英語を伸ばす基礎作りだと言われていますが、子どもにとって耳に飛び込んでくるCDからの英語は、いわば「意味の分からない言葉の羅列」。それでは、そのようなCDのかけ流しによるインプットはどんな意味があるんでしょうか?

インプット「意味が分からない英語を聞くこと」。
CDのかけ流しによるインプットとは
 日本語でも、テレビのニュースの音など暮らしの中で自然に聞こえてくる音があります。英語でもCDで何気なく耳に入る音環境を作り、聞こえてくる状態にすることをCDのかけ流しによるインプットといいます。音の貯金をする感覚で言われていますが、ごくごく小さい音で、ほかの遊びに夢中になっていても構いません。無意識に音がある状態を作るわけですが、子どもが嫌がったらその場でさっと止めて、別のタイミングを見つけます。例えば日本語のニュースを耳にするとき、楽しんで聞けるように工夫したりはしないように、インプットの際は無意識に音が存在することを目標にします。

1、我が家のCDのかけ流し

 
 うちではりくが生後7ヶ月の頃から、DWEのBOOK12巻の朗読CDをかけ流しました。そのCDを流す順番は私の気の向くままでしたが、1日1回CD1枚、りくの英語のおしゃべりがでる3歳半すぎまで 後にして思うとまんべんなく耳に入るように触れてきました。ところで、どうしてCDのかけ流しを始めたかというと、当時昼間りくと2人でいるときよくテレビをつけていたんですが、あるときふと、ワイドショーで芸能人のインタビューに突き出されるマイクに ウキャウキャ喜んでいるりくを見て、「どうせこの小さいりくの耳に入るのなら、子供用に作られたDWEのCDやビデオの方がいいんじゃないか…」と思ったからです。それが今思うと、英語のCDのかけ流しの始まりになりました。

 そうしてりくは 毎日細々と英語に触れていき、3歳半すぎの頃、EDWZという日常会話教材を暗唱し始めたと同時に、りくは 突然ふきだすように英語のセンテンスで会話ができるようになりました。それを不思議だな〜と思っていたら、ネットをするようになって、パルキッズで英語を身に付けたお子さんのお話を聞いて、なんか似てる。。と思いました。パルキッズで3年間インプットして、その後(または、並行して)インプットしたものを引き出す働きかけをしたら、ぐんと会話が出てくる、という方法です。

 その働きかけというのは、絵本の暗唱(りくで言えば、EDWZ。)とか、英会話スクールとか、会話を引き出すようなビデオ教材とかですが、もしかしたら この方法なら日本にいて 外では日本語しか聞こえてこない環境で、親が英語が堪能じゃなくても 子どもが英語で会話できるレベルまでもっていけるんじゃないかな…と思いました。ある英会話スクールの先生も、「そのときは効果が見えなくても、英語を聞いてきたお子さんは反応が全然ちがうし、会話としての伸びもいい。」と言われていましたが、確かにインプットだけで英語が身に付くわけではありませんが、その後の英語力を伸ばす大事な幹になると思いました。しかも、この取り組み「インプット」だけは、言語習得の大事な部分でありながら 英語が苦手なお母さんでも誰でも差がなく(*) 子どもに与えてあげられる部分なんです。
最近 感じることですが…

 どんな方法をとっても そこそこバランスをとりながら上手に子どもを英語に導いてあげられるお母さんもいれば、もっといい方法はないか、楽しい方法はないか さらに機転のきくお母さんもいると思います。逆に、どうもマニュアル通りじゃないと自信がないという人もいると思います。これは、子どもたちみんなに個性があるように、私たち大人の個性だと思います。(個人差ではなく、個性…)。英語や遊びの働きかけが苦手でも、パンを焼いてみるといろんなアレンジが上手だったり、また、パン作りが苦手な人に「もっとひねりをきかせなさい」と言っても限界があるように 子どもに英語を教えてあげられないことにコンプレックスを感じる必要はないと思います。大事なのは、英語を楽しみたいという気持ちと、自分と子どもに一番楽な方法で、子どもとゆったり向き合うことだと思います。

 で、DWEのBOOKを暗唱するようになったあと、まだDWEの朗読CDをかけ流していたんですが、ふと 暗唱できたものをひたすら流し続けるより 今はもっと新しい音に触れるべきなんじゃないか と思いました。それに、りくは DWEのCDを流しても、CDより先に先に次のフレーズを言ってしまうのです。また多くの本に書かれてありますが、「7〜8歳くらいまでの幼児は 音に触れることによって自分で文法を作る(言語を構築する)能力がある」ということで、りくもそういう段階だと思ったので、音環境だけは大事にしたい、と思いました。そこで何かインプットに適当なものはないかな…と見つけたのが、パルキッズでした。


 
2、英語のCDのかけ流しのもつ役割
以下は、インプットについて 最近の英語育児関連本で知りえたことをまとめてみました。
*いろんな説があると思いますが、りくと照らし合わせて納得できたものをまとめました。
<わいわい広場の私の投稿より。>

<インプットの役割>
1、英語に浸ることによって、幼児の言語構築力のようなものが働いて、意味は
あとから知るにしても、その言語を操ることができる基盤ができる。
意味は分からずとも、文法を構築できる。これは 言語の基盤になる。

2、英語の抑揚、リズムをつかめる。
 小さな子どもは、その言語に継続して触れることによって、幼児独特の能力でその言語の単語を聞き分け、文法なんて習ってないのに 文の組み立て方を覚えていく、ということが分かっているようです。が、英語を耳にしても、その意味が分からなければ 切れ目のない音の連なりでしかありません。子どもたちは、どうやってその中から 単語に区切って聞くようになるんでしょうか?「新・0歳からの教育Newsweek日本版」(雑誌66091−13:2001年4月10日 本体価格700円)によると、子どもは、特定の言語をシャワーのように浴びると、いくつかの音の組み合わせを頻繁に耳にすることで、その音のパターンに気付き 音の流れを区切って聞くようになるそうです。

 まずは音節から単語と単語の境を、また、その後その単語のアクセントに反応するようになり、その言語を切れ目のない音の流れから、単語の連なりとして聞くようになるそうです。誰かに教わったわけでもないのに、このように単語の切れ目が分かるなんてすごいなぁと思いました。

分かりやすい例に直していうと、日本語の場合、
赤ちゃんに、ある量の日本語を聞かせると、「パパまで行った」という
音の区切れのない話し言葉をきいても、
「パパ まで 行った」っていう風に単語ごとに区切って聞くことができる、っていうことになります。その状態で「まで パパ 行った」っていう風なわざと間違えた語順の日本語を聞かせると 違和感を示すことも分かっているようです。もちろん、この段階では赤ちゃんはその単語の意味は分かっていません。意味付けはこれからあとになります。
 また、この小さい子どもが、「会話の流れのなかから単語を聞き分ける」、っていうことが、子どもが文法を知る力(文法作成能力*下図)などの第一ステップだと思います。単語が聞き分けられなければ語順も分かりません。

 その後、子どもたちは何度も聞こえた言葉を発していきますが、(なん語)
このくらいから耳で聞いた言葉と意味を結び付けようとします。つまり、「意味の分からない英語を聞かせる」ということは、「意味は分からなくても英語のリズムに慣れ、英語を単語に区切って聞くことができ、さらに語順までなんとなく分かる段階」までもっていけるようです。
(参照:「新・0歳からの教育Newsweek日本版」(雑誌66091−13))

 上の雑誌から CDのかけ流しによるインプットは、目に見える変化もなく地味ですが、子どもの中では、言語としての英語の規則性をくみ取り、言葉を発する準備をしているんだな…と思いました。また、よく 「コップの水がいっぱいになるとおしゃべりが出てくる」といいますが、インプットは のちのアウトプットのための大事な基盤になると思います。逆にいうと、十分なインプットしないでアプトプットをさせようとしても基礎がぐらぐらなので、その後が伸びないような気がします。

 
*ちなみに、上のままでは「英語のかけ流し」によって「英語のリズム」や「リズムの規則性」は育っても、内容は分からないままだと思います。そこで、インプットしたものに、何らかの方法で意味付けをしていくと、「なんとなく理解できる状態」までいけるような気がします。おしゃべり直前のスタンバイ状態には「なんとなく分かること」は必要だと思いますから、DWEはビデオなどで、パルキッズはテキストにそって読むことやビデオで少しずつ語彙を増やすことで達成されるようになっているのかもしれないな…と思いました。
文法作成能力:(参考文献は英語育児ノートvol1にも紹介しました)
子どもは、本能的に単語の並べ方を支配するルール(文法)を見つけ出そうとしている。
その能力のこと。

5歳当時のりくの日本語の様子<わいわい広場より>
たしかに、日本語にふれることで、自分で言葉の規則性を見つけ出していろんな創作をしています。

「好きじゃない」ということを「好きくない」「きれいじゃない」ことを「きれいくない」
また、「聞いて」ということを「聞こえて」また、「くれる」を「あげてくれる」
また、「蚊にさされた」ことを「かにに さされた」・・・というように言葉を作ってます。文法を作る能力が その子が獲得しつつある文法どうしが作用しあって、パタパタ作り出すようです。

これは、子どもたちは、耳から聞いたものをそっくりコピーしているんじゃない証拠。
「好きじゃない」っていうことを 耳から覚えたまましゃべってるのなら、間違えるにしても
「ふきじゃない」とか、そういった間違え方だと思います。「好きだ」を、「青い」の否定形、「青くない」っていう法則を知ってることで→「好きくない」を作るんだなと思いました。
この文法を編み出していく能力は7〜8歳まで続くそうで この年齢までは英語(や他の言語)に浸る取り組みをすると 子どもが自分で言葉をつかみとっていくっていうことになります。
 
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耳から入った英語のその後