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●英語育児ノート● 幼児期の子どもにしてあげたいこと。「インプット」 ==なぜ、CDのかけ流しをするんでしょう? |
私は、りくが生まれるよりだいぶ前に、塾で子どもに英語を教えていたことがありました。
そこで、ある年(今でも忘れられないほど印象的なことなのですが、)ある小学生の男の子が入室してきました。
りくが その子の年齢に近くなってきたせいか、最近その頃のことをよく思い出します。
その教室は、英語の問題をプリント式で解いていき、何も見ないで解答できるようになれば
先に進むことができるシステムでした。
普通、ほかの子どもたちは新しい単元に入ると、最初の文法がまとめて載っているページを何度も見返して、
単語を入れ替えてパズルのように文を組み立てて解答していましたが、
その子だけは、初めてあたった問題でも、文法のページはおかまいなしで
まるで日本語の問題のように、スラスラ鉛筆を動かしていくのです。
聞けば、「なんとなく、これが合ってる気がするから。」とさらっと答えましたが、
なぜ、そんなに英語のセンスのようなものがあるのかお母さんにお聞きすると、
幼稚園に入る前に英語の教材を買って、おうちで毎日テープを聞いていた、とのことでした。
英語の教材といっても当時のことなので、洋書が一人で読めるようになるとか、
英語がしゃべれるようになるとかいうことは期待していなかったそうですが、
実際に、その子も、幼稚園時期から小学校に入るまで、英語のテープを聞いていても
これといって何の効果もみられずに、その後何年も 教材はしまいこんでいたそうです。
その子は、最初の診断テストでも、英語の単語…例えば、りんごをアップルっていうことは知っていても、
風船をBalloonということは知らないような、一見、英語初心者としか思えない状態でしたが、
英語、特に英文を読んだり、作ったりする勘のよさは、
当時の成績が優秀なお子さんとは全然雰囲気の違う安定感があり、
私は、その子の英語の様子が珍しくてたまりませんでした。
(結局、その子は、普通、英語の長文読解が始まれば進度が遅くなっていくのに対して、
どこまでも同じペースで先に進めていくことができました。)
今思えば、その子との出会いのおかげで、りくに早くから英語を始められたような気がします。
ところで、よく掲示板で、インプットで子どもに英語の基礎や回路を作ってあげたい、と言われますが、
具体的にどのようなことを指すんでしょうか。
私が個人的に、英語が苦手なお母さんが英語育児をする場合、
子どものために一番大事なことだと思っている「CDのかけ流し」を納得して続けていけるよう、
インプットの目的や知識をまとめてみました。
●また、このページは、インプットの後に続く、子どもの英語力を伸ばしてあげるための方法の1つ、
「暗唱」についてまとめてあるページの前編になります。暗唱については、こちらへ!
| ●日本語を習得する時期に、英語も一緒に習得できる |
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日本語の習得の インプットになっているもの |
特徴、例 | 英語の場合に置き換えた場合 |
| ●お母さん(家族)の語りかけ |
「ジュース飲む?」「ちょっと待ってね。」 「公園行こうか?」など。 |
親子の英会話 |
| ●日本の絵本の読み聞かせ |
文語が多い。 楽しいことが必要。 |
英語絵本の読み聞かせ |
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●しまじろうなどの教材、 ビデオなど学習用教材 |
楽しいことが必要。 |
幼児期に楽しく英語に触れることを 目的にした教材 |
| ●周囲の人の声 |
環境として存在するものなので、楽しいとか英語が好きとかいう次元とは違うもの。 口語が多い。 両親の話し声。兄姉の話し声。電話の声。 テレビの声。環境として聞こえる音声。 |
インプット教材 (パルキッズ、 DWEのStoryCDなどのかけながし) |
このように、日本の子どもが日本語を覚えるときに、日本語の音声のインプットになっていると思われるものは
際限なくありますが、限られた時間に 子どもの色んなバランスをみながら英語育児をする場合、
言葉を習得しようとしている時期の子どもに 一番必要なことから 取り組まなければなりません。
そこで、上の表の項目をおおまかに見てみましょう。
まず、「こどもちゃれんじ」などの幼児用教材や、ビデオ類ですが、これらがなかった時代にも、
子どもの言葉の習得に困った、というようなことはありませんね。
童謡や、お母さんの絵本の読みきかせも、言葉を豊かにするということはあると思いますが、
特にお母さんが子どもの日本語のために何か取り組まないと、言葉の習得ができない、というものでもなさそうです。
また、お母さん(や家族)の直接の語りかけですが、子どもの成長と照らし合わせると、1つ説明がつかないことがあります。
それは、子ども達の6歳までの語彙爆発期の存在です。
幼児期の子どもは、毎日6語から、多いときでは10語のペースで言葉を習得していくそうですが、
6歳ぐらいまでに、言語獲得の爆発的なピークがあり、
普通小学校に入るまでに、およそ3000語の言葉を習得していると言われています。
そのような語彙獲得力のある言語習得の黄金期の子どもに、
大人が生活の中で1つ1つ新しい英単語やフレーズを示していったのでは、到底追いつきません。
また、日常子どもに対して使われる言葉は、意外と種類が限られている上、
大人がすべての言葉を網羅してしゃべっているわけでもないし、
また、熱心に語りかけをされているお母さんもいれば、無口なお母さんもいるはずです。
それでは、子どもたちは短期間の間に どこで言葉を覚えているんでしょうか?
それは、家族や周囲の話し声などの環境として存在する言葉からなのです。
英語圏では、当たり前のように周囲から英語が聞こえてきます。
赤ちゃんはゆりかごのなかでも、両親の話し声、兄姉の声、お母さんの電話の声、テレビの声など
さまざまなところで言葉を聞き、言葉の特徴を無意識に解析しています。
そして、文の流れの中から、言葉を単語単位で切り分けて、すでに聞き知っている言葉を獲得し、
幼児特有のすぐれた能力で言葉に意味付け(*)していきます。
(*このように、幼児が生まれつきの能力で、少ない情報から言葉をカテゴリー(動詞、名詞など)に分け、
即座に言葉に意味付けしていく様子は、高速マッピングまたは、即時マッピングなどと呼ばれています。)
東大大学院の酒井邦嘉助教授も、「言語の脳科学」(中公新書/2002年7月刊)のなかで、
幼児の言語獲得を、大人の学習とは次元の違う、生得的なものだとしたうえで、
「子どもはオウム返しに文法を覚えるわけではない。文法の規則は、教わらなくても自然と自動的に身についてしまう。
幼児の言語獲得には自動性というユニークな特徴がある。
しかも、単なる類推では説明できない能力で規則を発見し、その規則の適用範囲を正確に定めることができる。」
と述べています。
また、子どもが言葉を覚えるのには、
ゆくゆくは環境の作用(周囲の働きかけ)によって影響を受ける比重が増えていくとされつつも、
言語獲得の初期段階においては、子どもが耳に入った音声の感覚刺激を受け取って、
自動的に文法も意味も把握していけるよう遺伝的にプログラムされているとされています。
このように、子どもの言葉の獲得のようすをみてみると、私たちが意識しないところで何か整然とした世界があるようで、
スズメバチが、生得的に敵の目を狙うために黒いものを攻撃したり、
馬の子どもがすぐに立ち上がったりする話のように、神秘的な感じがしますね。
●それでは、母国語と同じ音環境を作るために、
子どもを取りまく家族の会話を想定したCDでインプットをしていった場合
子どもの脳の中では、どのようなことが行われているんでしょうか?
CDのかけ流しで耳に音声が入ってきた後、子どもの言語野のなかで何が起こっているかまとめてみました。
(*会話を想定したインプット教材には、代表的なもので、パルキッズ、ゆきおの1日、さわこの1日があります。)
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↓ 第一段階●言語の感覚刺激を受けて、脳に言葉の情報を刻んでいく時期。 |
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文法を教わらなくても、文法が感覚的にわかるようになっている。 *パルキッズの場合、Level1-3までの丸3年のインプットで、英語の基礎つくりは完成といわれています。 この時点で、テキストやビデオを利用して、ぼんやり理解できる程度にまでなりますが、 まだ正確に理解していない単語がたくさんあります。 そこで、言葉の運用力のための必要な読解力をつけていくために絵本の暗唱などの取り組みをするようになっています。 ●暗唱はこちら! |
| ●CDを聞いているのかどうか確認できません。 |
| ●子どもは分かっていないんじゃないか心配です。 |
| ●テキストを見せましたが、確認すると分かっていません。 |
| ●インプットは、CDのほうがいいんでしょうか? |
| ●インプットは、大人向けのCDでも構いませんか? |
| ●スカパーなどの英語チャンネルはインプットに向いていますか? |
| ●何度も繰り返したほうがいいですか? |
| ●DWEではどの教材でインプットできますか? |
| ●Play Along!ばかり見ています。 |
| ●テキストを見ません。 |