プリンちゃん、英検1級合格おめでとうございます!

バイリンガル育児体験談 速報

きょうさんと プリンちゃんの場合
その後のプリンちゃん A
「中学1年生のプリンちゃん」

(プリンちゃんのお母さま、きょうさんより、
英検1級合格の翌日送っていただいた手記を、そのまま掲載させていただきました。
2004年7月21日)

●バイリンガル育児体験談、前回までの「きょうさんとプリンちゃんの場合」は
こちらから!
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以下、きょうさんから頂いた文章です。

★はじめに

大人になってから、又は母語が確立してからの英語の勉強と
乳幼児期から始める英語の働きかけとは
全く意味合いが違うと思います。
ここで書くことは乳幼児期からの英語の働きかけに限ってのことだと
あらかじめお断りしておきます。

★子供に英語をと考えるにあたって

うちは日本に住み日本語で教育を受けさせながら、
外国語として英語も与えたいと思ってきたわけで、
その意味では半ば目的は達成したと言えるかもしれません。
ここまでを振り返って今感じることを書いてみます。

私は英語を親子で楽しむ「必要」はないと思っています。
子供が英語を勉強する必要もない。
心掛けたのは、ただ「与えること」だけでした。

又、親が趣味や自己啓発として英語の勉強をすることは、
子供に英語育児をする上で必要なことではないと思います。
両者は関係がないと言い切ってもいいかもしれません。
例えて言うなら、子供に柔道のおけいこごとをさせる時に、
親までが一緒に柔道を習おうとは思わない(少なくとも私は)
・・ということです。
親が柔道を習ってみることと子供の上達とは無関係ですよね。
もちろん子供のしていることに関心は持ちますが、それは別問題で
共通の趣味のようにまでしなければ柔道がうまくならないわけじゃありません。

英語はコミュニケーションの手段だからとは言っても、
我が子とは実際のところ母国語で十分であって、
英語上達のためには親が英語で話しかけることが
絶対条件ということはないと思います。

そうは言っても本当は親が英語で子供に話しかけるのが可能なら
もちろんそれに越したことはないとは思っています。
私もプリンが1歳の頃までは、たま〜に、しかもほんの少しですが
片言英語を言っていた時期がありました。
でもプリンの発語が始まって現実に気付いたんです。
日本語なら苦もなく、いくらでも話しかけられるのにって。
プリンの単語一語、もっと言うと一文字(「ば」=砂場)の発語でも
それを引き取って、「そう〜。砂場に行きたいのね?」と自信を持って
言えるのにと。
同じことが英語では自在にできないジレンマを感じて、
又、間違ったおかしな私の英語を聞かせるのが嫌で、
私は子供に英語で話しかけることは、あきらめてしまいました。

それでもプリンは勝手に英語を吸収していきました。
基本はかけ流しです。
そして暗唱。
加えて本を読めるようにすること。(←方法や経過は様々ですが、訓練は要りません)
この3つがキーポイントだったと思います。

うちの場合はパルキッズがベースでしたが、
教材選択が大事なのではなくて要は使い方です。
ちなみにプリンの英語を聞いた人からは、
どこのものとも知れない英語だと言われることがあります。
パルキッズも米語・英語どちらにも偏らない英語を使っていると
聞いたことがあります。
英語劇団でアメリカ人、イギリス人、イタリア人などいろいろな
人の話す英語を聞いてきたせいもあるかもしれません。
いずれにせよ私達家族は、これを好ましいこととして捉えています。
プリン自身は最近はイギリス英語が好きなので、
自分なりに真似たりすることもあるようです。

さて音の基礎ができた後、とても大切なのは読書だと思います。
母国語ならば親が読み聞かせをしてやれば良いのですが、
そうでない場合、自分で読めるようになることが不可欠です。
量的にも違ってきます。
これができると爆発的に英語の力がついていきます。

ここまで読むとなんとなく冷たい感じがしますか?
でも英語の面白そうな本を探して取り寄せてやるのは私です。
ハリーポッターやJ.K.ローリングさんの公式サイトが更新されたのを
教えてやるのも私です。
劇団四季のミュージカル CATSを観てプリンが興味を持ったら、
英語版のDVDを買ってやるのも私です。
ロンドンへ家族旅行する前には、プリンが好みそうなミュージカルを探し、
より良い席を求めて四苦八苦しながら
現地の業者からチケットを取ったりもしました。
私はミュージカルは特に好きではなかったのですが、
プリンに影響されて一緒に楽しめるようになりました。

英語そのものを勉強し直そうという向上心は、
残念ながら今の私にはありません。
でもプリンが英語で楽しめるものを探し、興味を持つものがあれば
喜んで手を貸そうと思ってきたのです。

★英検1級

中学生になって同級生がたくさん英検を受けるというので
今回プリンも1級に挑戦してみようと思ったようです。

そもそも英語の力を測るのに万能な試験などあり得ないと
承知しています。
英語力という言葉自体があいまいで何をポイントにおくかによって
違ってきます。
ですから英検1級に合格したからと言って、ネイティブと同等の
英語力を身に付けた証明になるなどとは思っていません。

英検1級はネイティブの中学生程度の英語力だと聞いたことがあります。
でもプリン自身がランゲージバリアがあると言っているように
やはり母国語である日本語との力の差は歴然としています。
英語で教育を受けていないのですから当然です。

それでも子供に英語の働きかけをしてきた親として、
プリンが1級に合格したのは素直に嬉しかったです。
よくここまで来れたと、正直感無量でした。

1級受験の準備としては、大したことはしていません。

さすがに1級ということで初めて『パス単』を買いましたが、
やはり面白くないと言ってパラパラとしか見てませんでした。
それで過去問の筆記問題を数年分と、"Vocabulary Cartoons"
という本の1と2を一通り読んだだけで当日になりました。

又、リスニングのために英検の過去問はやりませんでした。
『英検1級全問題集』付属のCDは本番よりスピードがかなり遅い
という噂を目にしましたので、まあいいかと。
本番終わって聞いてみましたが、「別に速くはなかったよ。
もっと早口で話す人もいっぱいいるし。」と言ってました。

二次試験ではスピーチの前に1分間、
トピックを選んで話す内容を考える時間が与えられています。
プリンはその時間、フリートークの内容を思い出して気になったりして
集中できなかったそうです。
でもスピーチはともかく、その後の質疑応答で何も話せないってことは
ないだろうと開き直ったらしいです。
二次試験の直前に過去問で何度かスピーチの練習をしたのですが、
これではあまり必要なかったという印象を持ちました。

★最近の英語との関わり方について

最近の読書傾向ですが、
トム・クランシーの "Executive orders" (邦題『合衆国崩壊』)、
"Bush at war" (邦題『ブッシュの戦争』)、
ヘミングウェイの "The old man and the sea" (ご存じ『老人と海』)
などが楽しめるようになってきました。
一方でまだまだ Harry Potter も、何度も何度も読み返しています。

年齢に比して読書レベルがどうかは分かりませんが、
ちょっと付け加えておきます。
プリンは実は当初予定していなかった中学受験を急きょしました。
四谷大塚の週テスト自体は5年生から受けていました。
その国語で出題される問題、又推薦図書として挙げられている本は
大人の一般書が多かったので、それを機会に部分的にしろ随分読みました。
養老孟司の『バカの壁』のような類の本です。
この半強制的な読書は日本語のみならず、間接的に英語の力にも
大いに影響を及ぼしたと思います。
社会科で国際情勢や歴史の勉強をしたことも、興味の幅を広げることに
役立ちました。
今までも常に日本語での読書レベルが先行し(当然ですが)
それが読めるなら同程度の英語の本もと考え、買ってきました。
ただしちゃんと理解して読んでいるかどうかは知りませんし、
あまり気にしていません。

プライベートレッスンは、もうかなり前にやめました。
2年近くになると思います。

英語劇団は、プリンはここ1年は忙しかったので、
春と秋の定例公演当日に顔を出すくらいでした。
先日、劇団のあるメンバーに赤ちゃんが産まれ
見にきて欲しいというメールをもらって
喜んで一人で病院へお祝いに行ってきました。
英語を実際に話す機会は非常に少ない1年でしたが、
本人に聞くと、別に英語を忘れるはずはないから
何も変わらないと言ってました。

かけ流しは半年前から中断したままです。
それに伴い暗唱もやめてしまいました。
中学生になったことだし何となく面倒になってしまって
再開するタイミングを失っています。
プリンは自分から何かを聞くためにセットするのは
今のところあり得ないのでそれきりです。
かけ流しと暗唱は復活するといいとは思うのですが、
今後は親掛かりでは難しいのではないかと感じています。

『週刊ST 』もその別売りCDも、去年秋頃定期購読をやめました。
これからは映画や一般書で英語に触れることが中心になりそうです。

今後もうしばらく私がやれることがあるとしたら、
面白そうな本を探して注文してやることくらいかもしれません。
とりあえず一区切りという気持ちです。

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