バイリンガル育児体験談
4年生と、幼稚園から始めた
さわさわさんちの場合
お母さんだからできること、ダンナさまのこと、
総合教材のこと、これからのこと…
●大の阪神ファンのさわさわさんは、小学5年生の男の子と、年長さんの女の子のいる、
とても優しくて前向きなお母さんです。
HPを見てくださる方も、最近、小学生のお母さんもとても多くなりました。
そこで、さわさわさんに、幼稚園や小学生から英語を始めた方の参考になれば、と、
英語育児を振り返って頂きました。最後の参考文献リストも、ためになりますよ〜!
さわさわさん、どうもありがとうございました。(ビコ)


■我が家流英語育児のきっかけ


きっかけは長女が年少の終わり頃(2002年3月)、
仲良しのお友達が英会話を習い始めることになりました。
お友達に影響を受けた長女が連日英会話を習いたいと言い始め、、、。
夫に相談したところ、「俺が教えよか?」という意外な言葉が。
ぽか〜 んとしている私に、
「俺教えるよ。子供向けの本とか売ってるでしょ? なんかみつくろってきて。
休みの日にでもやったるから。」

私はこの時まで幼児の英語は必ず教室に習いに行くもの、
と 思いこんでいたので目から鱗がとれる思いでした。
「え?そんなことできるんですか?」という感じでした。

その後、いくつかの英会話教室を見学し、無謀にも「これなら私にもできる!」と、
確信を持ってしまいました。
私と講師の最大の違いは、 外国人ではないということ。逆立ちしたって超えられない壁。
でも当たり前ですが、講師は私の子供の親ではありません。
これも逆立ちしたって超えられない。では、そのことを活かし、親である私にしか出来ないやり方はないか、
そんな考えを持ち始めたのです。
(因みに英語力は中学程度で止まったままですから、我ながら大胆な話です。)

 さて、本屋に向かった私ですが、幼児向けの英会話の本があまりに多いことに驚きました。
児童英語のコーナーまであり、内容やレベルも多岐に渡っていて、
どういうものを選べばいいのか全くわかりません。

しかし、同じコーナーに 英語育児に関する読み物が置かれていました。
その時、手に取ったのが、 「英語ができる子の育て方」(田中いずみ著/はまの出版)
という本でし た。今思えば、この時に別の本を取っていれば、、、また適当に子供向けの絵本を選んで帰っていたら、我が家の英語育児は 全く違う形になっていたかもしれません。
その本にはまさしく私が考えていた、
親にしかできない、親であることを最大限に活かした方法が、
著者の体験を元に書かれていたのです。

私にとってバイブルとも言える本になりました。



 
 

■長女(四才七ヶ月)の英語育児スタート!しかし・・・

英語育児として最初に始めたこと。それは、NHKの「英語であそぼ」 と
「えいごリアン」のビデオ撮りでした。その中から歌だけを拾い、
歌のテープを作り、子供といっしょに毎日聴くようになりました。
それから、「落ちた、落ちた、何が落ちた」を英語版にして遊び始めました。

落ちてきた物の単語を牛乳パックで作ったカードに書き、
長女に色を塗 らせ、毎日三つずつ壁に貼っていきました。壁一杯になるまで続けまし た。
(今は回収して、時々カルタ取りをしたりして楽しんでします。)

 その頃、インターネットで「英語育児」で検索をかけ、英語育児に取り組んでいる方の多さと、
その真剣さに驚いてしまいました。
しかも、 「三歳では遅いでしょうか!?」なんて質問がとびかっている!!
しまっ た!遅すぎた!?


 知らぬが仏。楽しくスタートしたはずの英語でしたが、一転、
焦りとい う壁にぶち当たってしまいます。

色鉛筆を使って色の名前をレッスンしていましたが、
一向に覚えない長女に無理矢理覚えさそうとして半べそかかせたりしました。
自分の顔を鏡で見たら鬼みたいな顔で、こんな顔で教えられたって覚えるはずがない、と、
猛反省しました。

そして、こう いうことは一回や二回ではありませんでした。

「そんな風になってしまうのなら、やめなさい。」と、夫にも言われ、 もうやめてしまおうかと思いました。
しかし、子供の「英語好き、もっと やりたい!」という気持ちに後押しされ、
なんとか心の均衡を保つことができました。

自分が何を与えたいかではなく、子供が何を欲しているか、
それに応えていけばいい。その気持ちはその後も基本となりました。
そ してR-Trainにたどりつき、大阪ぼんぼんさんの体験談を読み、
肩に力の入っていない、それでいて確実に目標に向かっているスタイルが
私の目標となったのです。

*注:●大阪ぼんぼんさんの英語育児体験談は
こちら!
 
 年中になった頃(2002年4月)、かけ流しを始めました。
内容は、 「さわこの一日」、「えいごリアン」、マザーグース、カーペンターズ、
ビートルズにクイーン、それから絵本の朗読テープなどで構成したものです。

 私は暇をみつけて中学生の問題集を少しずつやったり、
よくある 「中学英語で英会話」という系列の本で、中学英語の復習を始めました。
それと、古本で買った洋書の絵本集の中にマザーグースの本があっ たので、
付属のカセットと共に歌い続けました。
最初は、一体、この節の中にこれだけの単語がどうやって入るのだ〜!
という状態でしたが、 そのうちカセットなしでも歌えるようになり、
毎晩布団の中で歌い続けました。これは一年くらい続け、今も時々やってます。

 マザーグースを覚えると、その後、絵本の中にマザーグースででてきた
言葉をみつけたりすると、つい口ずさんだり、すると子供も一緒に歌っ たりして、
絵本の楽しみ方も広がりました。
意味はあんまりよく解ってない歌も多いんですけど。

 補足:この頃テキストとして使っていた本は、「みんなでLet's Go」
(オックスフォード大学出版局)アルファベットソングを毎日歌いました。

CDに日本語の解説が入っているので、親が説明するときに、
どうい う風な言い回しをすればいいかの勉強になりました。
「CDつき やさしいEnglish!(基本構文のマスター)」(むさし書房)
基本の「き」もなってないのに、構文とは走りすぎでした。
将来、活躍の場があるまでお蔵入り。でもCDはかけ流しに使ってます。
余談ですが、「英語ができる子の育て方」はじめ、この頃使っていた本は失敗談も含め、
大阪ぼんぼんさんとかぶることが多く、勝手に親近感が高まっていくのでした。
 



 

■長男は四年生で本格スタート!?

さて、実は私には息子もおります。この時点で四年生になっておりました。
私が長女と英語をはじめると、宿題をしながら一緒になってアルファベッ トソングを
歌ったりしていましたが、
ある日突然、えいごリアンの放送 一本分をまるまる暗唱しだしたのです。


「へー、すごいね。君も英語やってみる?」と聞くと、
実は前からやりたかった、 とのこと。
そうかそうか、じゃぁ、妹と一緒にやってみようかね、とい うことになりましたが、
年中児と四年生が一緒に、というのは時間的に も内容的にもやや無理がありました。

 そこで、長男には長男にあった方法を考えることにしました。
色々サンプルを取り寄せたりして、トーキングトレーナーに興味を持ち ましたが、
少々レベルが高すぎるので、「親子で楽しむ英会話」(NOVA)
というCD付きの本と速聴ソフトを使ってトーキングトレーナーと同じ ように使ってみました。


この方法がわりとあっていて、2002年の秋から長男の希望で、
NHKの「はじめよう英会話」を使って同じように取り組ん でいます。
なかなか毎日というわけにはいかないのですが、
本人が選んで始めたことなので、ゆっくりですが確実にこなしてはいます。

「はじめよう英会話」を始めてからは辞書を買い与えました。
わからない ところや、もっと知りたいところは自分でひいたりして調べています。
 当初は「読み書き聞く」をバランス良く学ばせたかったので、
単語の書き取りにも取り組ませてみたのですが、書くことを嫌がりましたので、
「書き」に関してはしばらく待つことにしました。

(実はこれ も夫からダメだしがでたのでした)そのうち学校でローマ字を習い、
書 くことに抵抗がなくなってきました。

 最近、R-Trainで見た「ノリノリ英語ゲーム」を購入し、
その中にあった、
英語しりとりを二人でやっています。
もちろん辞書を併用していますが、
無理強いすることなく書くことに誘うことが出来て大成功です。
今はD で終わる単語ばかりで攻められています。
逆にDで終わるよう「dad」と返すと、「Do you like dad?」と、
単語どころか英文で返してきたのに は、「しめしめ」でした。
もちろん、「Yes! of course!」と書いて負け てやりましたよ。(笑)

 また、五年生になってから基礎英語を聞き始めていたのですが、
夏休み前にペースを崩し、ちょっと今はお休みしています。
やっぱり毎日というのは大変ですね。でも続けることができればそれだけの効果は必ずあると思うので、
無理のない進め方でいつかは再開させたいと思っ ています。
 



 

教材のこと

数ある総合教材は、どれもよく考えられていて素晴らしい物なのだろうと思いましたが、
結局どれも購入しませんでした。理由は価格のこと、
教材会社への反発、子供二人の年齢差が開いてること、など色々ですが、
最も大きな理由は、全ての子供にぴったりあてはまる教材などあるはずがない、と思い至ったからです。

 どんなに良くできた教材も、最終的には一人一人の子供に合うようにアレンジしてやる必要がある、
と思いました。事実、これに関してはビコさんはじめ、
R-Trainに来られてる皆さんは本当によく努力されている なぁ、といつも感心しています。

 私は自分自身の器量の狭さに自覚があったので、
高いお金を出して総合教材を買ってしまうと、そのやり方に従わなければ、とか、
高いお金を出したんだから絶対失敗できない〜、とか、自分で自分を追いつめそうな気がしたので、
身の回りで手に入る簡単な教材から自由にアレンジしてみよう、
失敗してもやり直せばいいや、と思える範囲で始めることにしました。
でもこれが我が家にはぴったんこだったので、これからもこの方法でいこうと思います。

 教材選びの最大のポイントは、子供と私がその教材の持つ世界観に惹かれるかどうか、です。
惹かれる世界観を持つ物には親も子もいつまでも執着します。
最もこれは教材選びに限らない一般的な話でもありますね。





 

■成果の程

実はこれが一番書きにくいのですが、正直よく解りません。
素直に吸収していってはいると思うのですが、
なんといってもまだ開始から一年半ですし、実践と確認の場がありませんから・・・。

でも二人とも、学校、幼稚園にネイティブの先生が週一回来て下さるという環境にあり、
なんとかコミュニケーションを取っている様子です。
やさしい言葉での語りかけは、ほぼ意味が解るようですし、
知っている言葉とボディランゲージ、そして日本語を駆使しているようです。

 長男は時々、簡単な創作スキットを披露してくれます。 語りかけられることもしばしばです。
どちらもちょっと変です。長女はかけ流しの中のフレーズを口ずさんだりするときもありますが、
暗唱というほどではないです。語りかけには、Yes/Noか単語レベルでこ たえることが多いですが、
時々、おっ!いつもまにそんな言い回しを覚えたの?!ということもあり、おもしろいです。





■夫のこと

家庭で教えることを提案してくれたのは夫でしたが、
結局、 私が夫をおいてきぼりにして突っ走っている状態です。

たまに突っ走りすぎるとブレーキをかけてくれるので、本当に本当に感謝しています。
 英語は自己流でまぁまぁ得意な方なので、子供たちに話しかけてくれたり、
絵本の朗読をしてくれたりと、協力的ですが、
朝のかけ流しにはいい顔 をしないので、かけ流しは夫が出かけてから。
それでかけ流しにあまり 時間がとれないのですが、
これはこれで我が家のペースなので不満というわけではありません。

 とにかく夫はポジティブで好奇心旺盛。人が好きで決して失敗を恐れない (気にしない)。
その性格が英語習得の武器だったと自ら話しています。
「子供たちの性格がお父さん似だといいなぁ〜。」と、私が言うと、
「そういう発想しかできない時点で君はアウト!」と言われてしまいました。
全く返す言葉がございません。





■これからのこと

 ●長男 

 とりあえず今のペースで「はじめよう英会話」を終わらせるのが目標。
それが終わった時点で同じ方法で続けるか、方法を変えるかの検討をするつもりです。

でも小学校の間は同じやり方で続けるのでいいかな?と 思っています。
教材は「はじめよう英会話」がまた始まって、
それが長男の気に入る内容ならそれにしてもいいし、なければ他をあたります。
「基礎英語 コースケの大脱走」(NHK出版)
という本にも目をつけてい ます。それと、できれば基礎英語の再開も目標です。
また中学生以降、本人の意思が英語に本気でむくようなら、
指導をプロの手に任せることも考えています。

補足:記載外で長男の為に使った教材 

CD-ROM「あそんじゃえいご3」
「スマイルタウン」(←録音機能を使って日本語でありえない会話を吹 き込みまくる遊びに熱中-_-;)、
ポケモン二カ国語放送、えいごリアン ホームページ、アルクのスティーブ先生のページ、
「あるはクンしいた ちゃんの英語だいすき!」


長女

 卒園まではこれまで通り、かけ流し、ビデオ、語りかけ、読み聞かせ、 を続けていく予定です。

小学校に入ったら、「みんなでLet's Go」の続きが出版されているようなので、
取り入れていってもいいかな、と考えています。
お兄ちゃんのマネをして、NOVAの本を同じように使ってもいいし。
それからORTを揃えていきたいです。とにかく絵本がたくさん欲し い!
(日本語も)あと、欲しい物はえいごリアンカードゲーム。
 
*補足:記載外で長女の為に使った教材 

「CDつき繰り返しで覚える 園児の英語えほん」(ひかりのくに)
「CD付 ママが先生「ママ英語」 メソッド」(大西泰斗/講談社)
(←前半半分はノリノリで楽しんだので すが、後半ぴたりと乗ってこなくなったので、
半分で終わってます。忘 れた頃に引っぱり出す予定)
洋書絵本。
セーラームーンの英語版ビデオ。
CD-ROM(長男と同じ)「We Sing」シリーズのCD。





■終わりに

 これから英語育児をはじめられ る皆さん、特に子供の年齢が大きい皆さんに、
私の体験談がお役に立つとしたら、このこと(最大の敵=「焦り」)を
お伝えできたことではないかと思います。

 子供の数だけ方法があり、お母さんの数だけ方法があります。
その組み合わせで思いがけない効果や発見が生まれることもあるでしょう。
各家庭でしかできない英語育児を見つけていくことができれば、
開始の年齢は関係なく必ず効果をあげることができると思います。(というか、思いたい!)


 私の場合、中学以降は本人の努力次第だと割り切っています。
もしも中学以降、英語に興味を持たなくなってしまったとしても、
今、 こうして子供たちと有意義な時間を持つことはなんら無駄でないと思っています。
私は英語が出来る子供を育てているのではなく、人間を育てているのですから。
 もちろん英語に興味を持ち続けてくれればうれしいに違いないですが、
逆になったとしても、
きちんと自分で自分の考えを選択できる、そんな人間に育ってくれれば、
その結果英語に興味を失ったとしても別にかまいません。

 人間を育てる過程で英語に興味を持ち、それが楽しいから続けている。
今はまぁそんな感じで、私なりの大阪ぼんぼんさんスタイル(=我が家 流)を
確立できたかな?と思っています。

 最後になりましたが、このような貴重な機会を与えて下さったビコさん、
そしてR-Trainでお会いする皆様、心のボスである
大阪ぼんぼんさん(勝手にお名前を何度も使ってごめんなさい!)に改めて感謝致します。
ありがとうございました!(2003/9/10)



 
 

■おまけ


英語育児をはじめてから私が買った親及び指導者向け本のリストです。
実はこれに一番お金がかかっています。(汗)

 著者の方は皆さんだいたい、「親の英語力は関係有りません!」といいつつ、
英語に堪能な方ばかりです。(笑)
その中で自分にできそうな、子供に あっていそうなことを抜き出して
我が家流を作りだしています。
もちろ んR-Trainの体験談や掲示板、過去ログもおおいに参考にさせてもらって います。

「英語ができる子の育て方」(田中いずみ/はまの出版)
「子どもをバイリンガルに育てる方法」(木村和好/ダイヤモンド社)
「Berlitz さあ、始めよう親子の外国語レッスン(Opal Dunn/丸善株式会社)
「英語のできる子どもに育てる-誰でもできるバイリンガル子育て」 (ノーラコーリ/ジャパンタイムズ)
「自分の大事な子供を英語嫌いにさせてたまるか」(鵜沢 戸久子/明日香出版社)
「英語だいすき」(川島幸希/新潮社)
「子どもに英語を教えるな!」(デビッド・セイン/バジリコ)
「子どもを英語でしつけなさい」(戸張 郁子/情報センター出版局)
「子どもに英語でこたえなさい」(戸張 郁子/情報センター出版局)
「これならできる!小学生英語ガイドブック  先生のためのえいごリアン徹底活用術」(NHK出版)
「こんなときどうする? 子ども英語救急箱」(久埜百合/ピアソン・エデュケーション)
「生活ふれあい英語表現集」(阿部フォード恵子/ピアソン・エデュケーション)
「親子でできる!英語のゲーム」(ジオス出版)
「親子であそぼう!ノリノリ英語ゲーム」(松崎 博/旺文社)
「CD付 ママが先生「ママ英語」メソッド」(大西泰斗/講談社)
「英語はママにおまかせ! 「マザーグース」でおぼえる英語のきほん ママと子どもの英語CDブック」
(マーシャ・クラッカワー/広済堂出版)


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