最近1ドル50円説が再び流布されだしています超円高と言われた1995年にもその手の話しは雑多で
したが、四半期足を見ると1995年の4月以来3期連続の終値での円高は見られず現在3期連続円安
で1999年の第4四半期の101.35を2000年の第2四半期を終えた現在も越えていない状態
では「最もなそれらしい話」で終わる様な気がします。
その前にテクニカル分析の前提となる高値と安値の定理についてですが、例えば国際商品である金
についてはグラム円建で6495円を高値とする人と4326円とする人がいますが東京工業品取引
所に上場され1982年の9月9日に付けた4326円がチャート分析上の正しい高値
となります。つまり密室(ロスチャイルド)などで取り決めたそれ以前の価格は著しく極一部の人
達の意見しか価格の決定に反映されていないということで無かったことにしてしまうのです。
その考え方でドル円(東京)の主要な支持抵抗水準を捉えてゆくと(以前bbsにて公開)1975年
12月5日に付けた最高値307円から1995年4月19日の79.75円迄の行程は価格がG1水
準を下抜いた場合はG3水準に達するまで反発しないケースが圧倒的に多いというルールに沿った動き
であったことになります。つまり307の最高値から→G1水準
153.50を突破した後→79.75まで下落←ここからG3水準
76.75の影響を受けての反転は1998年8月11日の147.64迄、G1水準と
G4水準136.56のほぼ中間点付近にまで達しています。
ちなみに
360を基準に算出してみると
G4水準で149.81G3水準では90となり、困ったこと
により威力を増して説得力のある数値がはじき出されるのです。