アイ 電装系


1、BLITZ R-FIT


解説

R-FITとはブリッツが販売しているフュエールコントローラーの事です。
純正ECUをごまかして燃料の増減が出来ると言うもの。
似たような他社製品だとS−AFC、e-manage、F-CON等がありますが、R−FITの利点は
1、初めから多様な車種のデータが入っている又は入れることが出来る
2、自分で調整可能
3、簡単
この3つに尽きると思います。
チューン度合いが大きくなればこれでは到底調整不能ですが、純正+α程度ならこれで十分です。

これブリッツのアイのデモカーに付いていたんです。SBC i-colorと一緒に。
で、なにげなくR-FITのデータリストを見ているとアイが載ってるではありませんか!
と言っても、もちろん最初から入っているはずもなくライター店でデータを入力してもらわなくてはなりません。(¥3000/1データ)

価格もそう安いと言うほどでもなく悩んでいたのですが、あるルートから中古を格安で譲ってもらえるという話が
何と!¥9000。返事は即答でした!


取り付け
取り付けも至って簡単!
純正のECU配線に割り込ますだけ。これを間違えないかが一番重要になります。

1、まずは本体置き場所と、配線引き回しルートの確認
アイの場合ECUがリアシート下にあるため取り回しによっては長さが足りない場合があります。
私の場合本体はメーター前に置き、ケーブルを運転先右端を通していきました。
これだと長さ的に40cmほど足りませんでした。
※長さをきちんと確認せずに延長ケーブル(1.5m)を作り長さが大分余ってしまいました。

2、配線
このとき初めにしなければいけないのはバッテリーのマイナスを外しておく事。
その際オーディオやナビ、メーターがリセットされるので必要な場合はメモしておく。
シートを外せばECUはすぐに見えるので作業は楽です。

上の写真の2段重なっているユニットのうち下側がECUになります。
※上のユニットを取り外しておくと配線作業が楽になります。
BLITZのHPで公開されている配線図を元に該当する線を見つけていきます。

アイの型番はBM−13、エアフロセンサータイプはPR−01
純正線の色は
イグニション(IGN)→赤、アース(GND)→黒、点火信号(IGT)→ピンク、圧力信号(MAP)→茶

今回配線に使用したのはエーモンの電源取り出しコネクター

ECUから出ている線は細いので、配線取り出しコネクターでも一番細い線に対応のこれを使用。
エアフロ信号は線自体をカットしてR−FITを途中にかますような配線になるので、コネクターを2つ取り付けその間をカットしました。



配線が完了した写真です。

3、動作確認
上記の状態のまま動作確認です。
バッテリーのマイナス端子を取り付け、IGN−ONの状態にします。
※この時決してエンジンをかけてはいけません。
これでR−FITがきちんと動作すればOK!
ついでにEASY SETUP画面からインストールされたデータがあるかを確認しておきましょう。

HA1W_nomがノーマルエアクリーナーの設定(RISK LEVEL 50,POWER UP 50)
HA1W_airがSUSパワーエアクリーナー装着時の設定RISK LEVEL 55,POWER UP 55)です。
現在はノーマルエアクリーナーなのでnomを選べば設定は終了。




メーター前に取り付けた状態。スピードメーターのkm/hの文字が見えなくなった程度です。