明石市長選挙で前市長が圧勝

〜 残念なマスコミたち 〜



私個人として大いに盛り上がった明石市長選挙は、泉前市長のトンでもない圧勝という結果となった。
前の記事にも書いたように、この選挙は、泉前市長が道路の拡幅工事をめぐって市の職員に暴言を浴びせたことが大問題になり、先月、辞任したことに伴う選挙だった。

しかし彼には、主婦などから熱狂的な支持があり、辞任の直後から市内の主婦を中心とした団体が泉前市長の立候補を求める署名活動を行い、それを受けて泉前市長は再び立候補することを決めた

そもそも市長の暴言は2年前のものであり、それを隠し録音していたものが、なぜ今頃になって表に出てきたかと言えば、当初から4月に選挙が予定されていたから、対立候補側が、選挙の直前になって過去の暴言の録音を表に出して問題化させようとしたのだ。
対立候補というのは、泉前市長の前に市長をやっていた人で、彼もまた色々問題を起こして市長を辞めた人なので、因縁がドロドロだ。

泉前市長は、1期だけだが民主党の衆院議員をやっていたことがあるため、本来なら死んでも絶対に許すことのできない輩だが、その後は民主党と手を切っており、主義主張や政党なんて関係ない無節操な政治屋のようなので、まあ許してやってもよかろう。

て事で、選挙結果が大いに楽しみだったのだが、なんと泉前市長は対立候補の3倍以上の票を獲得して圧勝したのだ。

誰もが予想もしなかったような圧勝ぶりだが、一番戸惑っているのはマスコミだ
マスコミは泉前市長の暴言問題が明るみになったとき、ここぞとばかりに叩きまくった。マスコミは自分勝手で自己中心的なので、何かスキャンダルがあると、もう必死になって叩きまくる。それを喜ぶ視聴者がいるから叩くんだろうけど、余りにも節操がなさ過ぎる。
そもそも暴言問題は、言葉は過激だが、仕事に不熱心な職員を叱咤しているだけであり、それほど問題にするような発言ではない。不熱心な職員を叱責して辞表を提出せざるを得なくなった泉前市長は、気の毒な気がするくらいだ。
そして、選挙権を持つ有権者は、その事をよく分かっていた。しかも、この時期に古い録音を持ち出してきた対立陣営に対して、大きな反発も招いた。対立勢力としては、こんな事になるとは思ってもみない大きな誤算だったようだ。

なぜこんなに圧勝したのかと言えば、たぶん、これまでの子育て支援などが圧倒的に評価されたのだろう
アテがハズレがマスコミは、今になってもなお「選挙戦では謝罪に徹し、疑問に十分に答えることはなかった」などと無理矢理、否定的な論評をしているが、本当に何も見えていない。トランプ大統領の当選を全く予想できなかったマスコミの体質は、世界共通なのだ。

(2019.3.19)



〜おしまい〜





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