アメリカで繰り返される黒人への暴行

〜 黒人警察官による黒人への暴行 〜



アメリカで、またまた黒人警察官によって死亡させられる事件が起きた
アメリカのテネシー州メンフィス市で今月7日、警察官に拘束された黒人男性が死亡した事件だ。

公開された警官のボディーカメラや防犯カメラの映像によると、警察官は交通違反の疑いで黒人男性の車を停止させ、運転席から引きずり出した
黒人男性は走って逃げたが、警察官らは近くの住宅街で取り押さえ、顔を殴り、地面に体を押さえつけた状態で頭部を蹴った。警棒で殴る警察官もいた。
この暴行が原因で黒人男性は3日後に死亡したとの事だ。関与した警察官5人は免職となり、殺人などの罪で起訴された

当然のように、アメリカ各地では抗議デモが相次ぎ、ニューヨークでは参加者がパトカーのフロントガラスを割るなどして逮捕されたりしている。
日本以外の全世界では、デモは平和的には行われず、必ず暴動や略奪が起きる。デモと言いながら、単に日ごろのうっぷん晴らしで参加している連中が多いからだ。

ここまでの経緯を遠く離れた日本でコタツに入りながらボケっとテレビで見ていると、以前から繰り返されている警察官による黒人に対する暴行事件がまた起きたと思うだけだろう。
しかし、違う。今回の事件に関与した警察官5人は全員が黒人なのだ。黒人警察官による黒人への暴行事件なのだ。白人による人種差別的な事件ではないのだ。

事件に関与した5人の警察官は、犯罪多発地帯の取締まり専門部隊であるスコーピオンに所属していたが、今回の事件を受けてスコーピオンは解散させられた。
スコーピオンは2021年に創設された部隊で、30〜40人の警察官で構成され、犯罪の増加が目立つ地域を覆面パトカーで巡回しながら殺人や強盗など重大犯罪の摘発にあたってきた
事件が起きたメンフィスと言えばブルースやロックンロールの聖地であり、エルビスプレスリーゆかりの町でもある。
その反面、治安の悪い町でもあるが、スコーピオンのおかげで犯罪が減少するなど、その実績は高く評価されていた。

ただ、これは世界中の警察がよく使う常套手段だが、重大犯罪を犯していないかを探る口実として軽微な違反の疑いで呼び止めていた
日本でも別件逮捕というのは警察の常套手段であり、そのおかげで重大事件の解明に至る事が多いため、必ずしも悪い事ではない。
今回の事件も、死亡した黒人男性が怪しいと思い、危険運転の疑いを理由に車を停止させていたものだ。
しかし、仮に言いがかりで車を停止させられたのだったとしても、黒人男性はなぜ走って逃げたのか。本当に何の後ろめたい事も無いのであれば、なぜ走って逃げたのか

大問題となった2020年のミネソタ州での事件でも、黒人男性が偽造した20ドル札を使ってスーパーで煙草を買おうとしたため店員が通報し、駆け付けた白人警官に拘束されて死亡したものだ。
殺された黒人男性は、なぜか一躍ヒーローのように扱われたが、決して善良な市民ではない。
たかが偽造紙幣の使用くらいで死亡させられたのは気の毒だが、善良な一般市民ではない無職の犯罪者だった。

今回のメンフィスの事件の遺族は、黒人の命を軽んじる「米国の警察文化」が背景にあると批判している。しかし、日本でコタツに入ってボケっとしていると分からないだろうが、このような警察の対応は仕方のない事だ。
なぜなら、巨大な体格をした黒人が、善良な市民なのか、それほど悪くはない犯罪者なのか、あるいは平気で殺人も犯すような凶悪な犯罪者なのかは、簡単には見分けがつかないからだ
アメリカに旅行ではなくて住んだ事がある人なら分かると思うが、率直に言って、黒人は怖い。とても怖い。多くの黒人は善良な人だが、絶対数とすれば凶悪な黒人もとても多い
そして善良な黒人と凶悪な黒人の区別は非常に難しい。ビジネスの場や大学などで接する黒人は、完全に100%が善良な黒人だ。立場で分かるし、身なりでも明らかに分かる。しゃべり方も明らかに違う。
しかし、夜の危険なダウンタウンでたむろしている黒人は、みんながみんな凶悪な人に見えてしまう。そして、実際に凶悪な人の比率も非常に高いのだ。
なので、警官の過剰ともいえる対応が悪いと一方的に批判するのは、実情を知らない日本でコタツに入ってボケっとしているのんきな人たちだ。

なので、今回の事件は白人による人種差別事件ではなく、善良な黒人警察官による凶悪な黒人に対する差別事件だ。治安を維持するために仕方のない対応だったと言える。
スコーピオンの解散を喜んでいるのは凶悪な黒人たちであり、これでまたメンフィスの治安は悪化するだろう。

いつも言ってるように、このような暴動の背景にあるのが、アメリカ社会に存在する根深い人種格差なのは間違いない。
黒人は、もともと貧しい人が多いが、特に最近は、新型コロナウイルスに対するバカ騒ぎがアメリカでも蔓延したため職を失った人も多く、特に黒人の不満は溜まる一方だった
日本のマスコミは何でもかんでもキチガイみたいにバカ騒ぎして、キャンキャンはしゃいで報道するので、何も知らない日本人がコタツに入ってボウッと見ていると「黒人は可哀想だなあ」なんて単純に思うだろう。
しかし、実態はそんな単純なものではない。

黒人の生活が平均的に貧しいのは、長らく続いた奴隷制度が根本原因なのは間違いない。しかし一方で、それはそれとして、現実社会として、他の人種に比べて黒人の犯罪者が圧倒的に多いのも間違いない。
元々の原因はどうであれ、現状として、警察官が黒人に対して厳しく取り締まるのは治安維持のため止むを得ない面がある
また、いつまで経っても黒人の平均的な生活レベルが向上しないのは事実だが、一方でアジア系の人達の生活向上ぶりを見るに付け、黒人の側にも反省すべき点があるように思える。
アジア系の人々は、日系でも中国系でも朝鮮系でもベトナム系でも、アフリカ系の黒人と違って奴隷として連れてこられた訳ではないが、みんな裸一貫でアメリカにやってきて、厳しい差別を受けながら必死で働いてきた。
そして、今、多くのアジア系移民の人達が中流階級にのし上がっている。それはひとえに彼らが勤勉だったからだ。一生懸命勉強して一生懸命働いたからだ。
そにれ引き替え、黒人には、社会に対して文句ばっかり言って、ロクに勉強もせずロクに働かず、ジャンクフードを食べて酒や麻薬を飲んで、その日暮らしを繰り返している人も多い。
もちろん、もともとが奴隷として無理矢理連れてこられた人達だから、スタートラインが不平等なのは分かるが、いつまでもそればっかり文句言ってても、社会的立場は向上しないだろう。

(2023.1.30)



〜おしまい〜





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