ケネディ候補

〜 トンでもない陰謀論者 〜



来年2024年のアメリカ大統領選挙に、アメリカの政界の名門中の名門であるケネディ家のロバート・ケネディ・ジュニアが出馬する意向を表明している。

ロバート・ケネディ・ジュニアは弁護士で、暗殺されたケネディ大統領の甥であり、また同じく暗殺されたロバート・ケネディ元司法長官の息子で、非常に知名度が高い。

一時は民主党からの立候補を模索していたが、党内での支持が広がらなかったため、無所属での立候補を表明した。
当初は泡沫候補と考えられていたが、世論調査の支持率の平均は、民主党では現職のバイデン大統領が64%で首位を独走しているが、ケネディも14%を獲得して2位に着けており、3位以下を大きく引き離している。
これはヨボヨボバイデンが現時点で既に80歳と超高齢なため、多くの民主党支持者が健康状態を不安視している事による。
民主党支持者の間でも多くの人が、超高齢者のヨボヨボバイデンは再選出馬すべきではない、と考えており、世代交代を望む有権者の支持がケネディ氏に流れているようだ。

確かに、知性も知能も無いとことん幼稚なトランポの返り咲きは論外ではあるが、ヨボヨボバイデンの再選も明るい未来が見えない。
民主党も共和党も、一体どうしてこんなカスな候補しかいないのか理解できない。本当にひどいアメリカ政界の現状だ。
なので、幼稚なトランポやヨボヨボバイデン以外の候補としてロバート・ケネディ・ジュニアが支持を集める状況ってのは理解できる

しかーし!
このロバート・ケネディ・ジュニアって男は、幼稚なトランポやヨボヨボバイデン以上に、はるかにトンでもない奇人だ。奇人と言うより、もうキチガイだ
彼は以前から極端な陰謀論者だった。本当にキチガイじみて頭のネジが狂った男だ。

最近の特徴的な陰謀論として有名なのはコロナの陰謀論だ。
彼は「新型コロナウィルスは白人や黒人を標的としたもので、東ヨーロッパ系ユダヤ人と中国人を救うために民族の標的を絞った生物兵器だ」なんて言うトンでもない陰謀論を展開している。

(石材店)「あれ?幹事長もコロナウィルスは中国による生物兵器だって主張してませんでしたか?」
(幹事長)「わしがこんなコーナーで何を書こうが自由だが、アメリカ大統領候補が同じような事を言うのはマズいやろ?」


また、ワクチンについてもコロナのバカ騒ぎが勃発するはるか前から強固な反ワクチン運動を展開している。
コロナのワクチンについては「新型コロナは若者には重症化のリスクはほぼゼロなので、リスクが低い人に接種する正当な理由はない。一方で、副作用とみられるアレルギー反応は生命を脅かすものだ」とし、「製薬会社が、金もうけのために特許の切れた薬よりワクチンを優先している」などと主張している。
この程度なら100%デタラメとは言えないが、「ワクチンで子どもが自閉症になる」とか「コロナワクチンを打つと体内に追跡用のチップを埋め込まれる」なんて言う、幼稚園児が聞いても嘘だと分かるような低レベルの陰謀論を振り撒いているとなると、反社会的勢力と言っても過言ではない。

ところが、このような反ワクチンの主張により、一部の共和党支持者から評価されている。
共和党員の知的レベルに呆れかえるが、そのために民主党支持者だけでなく共和党支持層からも一定の支持を取り込んで、選挙結果を左右する可能性があるのだ。

ロバート・ケネディ・ジュニアを良く知るケネディ家の人たちは「彼の立候補は恥であり、アメリカにとって危険だ」などと強く非難しているが、日本国民と同じく、アメリカ国民も本当に幼稚な人が多いため、こんなトンでもない輩が当選する可能性も否定できない。
そんな事になった、もう世界は破滅の道を歩み始めるぞ。

(2023.11.8)



〜おしまい〜





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