回転遊具の危険

〜 恐怖の設備がここにも 〜



自動回転ドアの事故では、前々から僕も危ないと思っていたのに、その危険性を訴える前に事故が起きてしまい、反省しています。事故が起こってから批判するなんて、頭の悪いバカマスコミ共でもできる事であり、僕が書く必要はない。
ところが、同じような事がまた起きました。子供の回転遊具の事故です。これも実は前々から「危ないなあ」って思っていたのだけど、その危険性を訴えるのをサボっていたら事故が起こってしまいました。バカマスコミが悪意と怠慢により言及しない問題を糾弾するのが私の使命なのに、その役割を果たせなかった2連敗を猛烈に反省しています

今回の大阪の事故は、最初のけが人が出た5時間後に2人目が被害に遭ったが、原因が特定されるまで使用を禁止しなかった管理者に責任は無いのか、とか、この事故を受けて全国の施設で点検が始まり、各地で不具合が見つかったとか、ゴタゴタが続いているが、そもそも、このような遊具は必要なのかという根本的な問題提議をしたい

そうなんです。回転ドアと同じく、僕は昔から回転遊具も怖かった。そもそも僕が子供の頃は、回転遊具は珍しかった。普通の小学校には無かった。公園はどうかと言えば、そもそも公園なんて無かった。家に帰って遊ぶのは空き地だったし。だから、たまーに回転遊具なんて見たときには、恐れと憧れが入り交じった複雑な心境で恐る恐る触ったりしていた。でも、僕に限らず、回転遊具は珍しかったので、たまにあると人気集中で、なかなか遊べなかった。だから、実際には見るだけで、遊んだ事は少なかった。

しかし、そもそも、なぜ子供に回転遊具が必要なんだ?あんな物は無くてもいいじゃないか?っていうのが僕の意見だ。スリルが味わいたければ、大人になって金払って遊園地に行ってジェットコースターに乗ればいい。子供が近所の公園で回転遊具で遊ぶ必要性は無い。自分の経験や、自分の子供の行動から判断する限り、子供にはブランコと鉄棒とジャングルジムがあれば十分だ。もっと言えばボールだけでも十分だが、個人的にブランコが非常に好きなので、ブランコは欲しいな。なんにせよ、回転遊具なんていう巨大で醜悪な重厚長大型施設は不要だ。

本当は、ブランコだって危険性をはらんでいる。あの固い板が頭にぶつかれば小さな子供にはダメージは大きい。だから自分の子供が遊ぶときは神経質になるし、回りにいる他の子供の行動も気になる。だから、ブランコだって柔らかいゴムのものが好ましいが、いかんせん、柔らかいブランコは座りにくく、お尻が挟まって痛くなるのよね。
それからシーソーなんかも下に挟まれたら怖いなあ、なんて思うので、どっちかと言えば不要じゃないかなあ。

そもそも、子供は色んなもので勝手に自由に遊べるのであり、大人の発想で重厚長大な設備を用意する必要はないぞ。遊具メーカーが売りたいのは分かるが、それよりも、何も無い草の生えた広場があれば十分だと思う。(それが一番、高価か?)

(2004.4.9)



〜おしまい〜





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