ほんとに怖いイスラム教徒

〜 狂気の宗教 〜



イスラム教徒の過激さについては、7年前にも書いた。米軍基地で、捜査官がコーランをトイレに流すなどイスラム教を冒涜する行為があった、という報道(実は誤報だった)を発端に、反米デモが世界のイスラム社会に拡大し、暴徒化したデモにより多数の死者を出したときだ。
そもそも、たかがコーランをトイレに流した(しつこいけど、実は誤報)くらいで、なんで死者が出るほど怒るのか、極端に軟弱な仏教徒としては全く理解できない。まあ、たぶん、アメリカ軍の行為だったから反米感情の強い地域でデモが発生したんだろうけど、それでもデモは分かるが、なんで死者が出るまでやるのか理解不能だ。

そして、また、再び同じような事件が起きた。アメリカで制作されたイスラム教預言者マホメット侮辱する映画に抗議するデモが世界各地で行われ、またまた死者が多数出ているのだ。
まずはリビアでアメリカ大使館がイスラム過激派に攻撃され、大使ら4人が死亡した。ただ、この攻撃は、デモ隊に紛れ込んだイスラム過激派の計画的攻撃らしい。
その後も中東各国からアフリカ各地、さらには世界最大のイスラム教徒人口を抱えるインドネシアを始めとする東南アジアやパキスタンなどにも飛び火し、世界各地のイスラム諸国全域に及んでいる。
また、襲われているのもアメリカ関係施設だけでなく、アフリカではドイツ大使館なんかも襲われている。アフリカ人からしたら、アメリカとドイツの区別もつかないのかもしれない。
リビアのアメリカ大使館攻撃は計画的なテロとしても、その後の世界各地での死者を伴う大規模なデモは、もう理解不能だ。なんで、たかがマホメットを侮辱したくらいで死者が出るほど怒るのか。

(石材店)「よっぽどマホメットを敬ってるんでしょうね」
(幹事長)「でもマホメットって、宗教家のイメージとは、だいぶ違うぞ」


他の宗教では、僕の好きな仏陀にしても僕の嫌いなキリストにしても、たいてい宗教家は平穏な平和主義者だ。ところがマホメットは戦争好きだ。結構激しく、何十回も戦争を繰り広げ、捕虜を虐殺しまくっている。妻も20人以上いたし、異教徒は皆殺しにするし、武力と女を好む、宗教家というより武将のイメージだ。時代が時代だし、それが悪いことだと言うわけではないし、群雄割拠の時代の王は、たいていはそういうイメージだ。アレキサンダー大王とかジンギスカンとか、知らんけど、たぶん同じようなタイプとちゃうか?

アメリカでマホメットを冒涜する映画が作られた背景は、まだよく分かっていないが、たまたまアメリカで作られた、というか、自由な国だから作られただけであって、何もアメリカ人がみんなマホメットを嫌いな訳ではない。て言うか、ほとんど全てのアメリカ人はマホメットの事なんて何も知らないだろう。もちろん、アメリカに限らず、ヨーロッパ各国民だって日本人だって中国人だって、イスラム教徒でない限りマホメットの事なんて知らないし興味もないし、どうでもいいことだろう。それなのにアメリカで映画が制作されたっていうだけで世界各国で反米のデモが起こるなんて、やっぱり基本的には反米のデモなんだろう。
キチガイ中国で反日デモが荒れ狂っていたけど、あのキチガイ集団の大半は、政府に煽動された、生活に不満を抱く地方出身の貧しい若者らだ。社会に対する不満と怒りを政府にそそのかされるがまま反日デモで発散させていた訳だ。それと同じように、イスラム諸国で荒れ狂っている反米デモの主体も、社会に不満のある貧しい若者達だろう。そして、それを自分たちの活動に利用しようとしているイスラム原理主義組織だろう。

だとしても、イスラム教徒に対する恐怖は治まるわけではない。キリスト教徒も昔は殺戮の限りを尽くしていたし、日本だって仏教徒同士の戦も普通にあった。しかし、少なくとも現在では、どんなにキリストや仏陀が侮辱されたからと言って、成熟した国で死者が出るようなデモが吹き荒れる可能性はほとんど無い。本当にイスラム教徒ってのがますます怖くなってきた。中国人も怖いけど、イスラム教徒も怖い。この世から中国人とイスラム教徒が居なくなれば、どんなに平和な世界が来ることだろう。

(2012.9.24)



〜おしまい〜





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