阪神 奇跡の単独首位

〜 もう思い残す事は無い 〜



なんと信じられない事に、阪神タイガースが奇跡的に単独首位に立った。ほんとに、もう信じられない。

(石材店)「タイガースファンなのに信じられないんですか?」
(幹事長)「真のタイガースファンで、こんな事が信じられる人って、いるのか?」


前にも書いたけど、4月の中頃に巨人3連戦で3試合連続で零封しただけで、もう今シーズンは満足するのが真のタイガースファンだ。それ以上の高望みをするのは、1987年から2001年までの15年間で10回も最下位だった暗黒時代を知らないにわか阪神ファンだ。(ちなみに、残りの5年間も5位が2回、4位が2回で、Aクラスは2位が1回あるのみだ)

巨人3連戦零封だけで優勝に匹敵する快挙だと思ったのに、それなのに、ああ、それなのに、単独首位になるなんて、神をも恐れぬ暴挙というか何と言うか、畏れ多すぎて怖くなってしまう。これを奇跡と言わずして、この世に奇跡なんてあるだろうか!!

ま、なんぼでも、あるだろうな。なぜなら、今回の単独首位は、何も阪神が奇跡的に強くなったのではなくて、単に巨人が落ちてきたからだ。交流戦に入ってからの阪神の勝率は5割であり、全然、絶好調ではない。単に巨人の負け越しが大きいから首位が転がり込んできただけだ。

本当に信じられないのは阪神の首位ではなく、巨人の転落だ。巨人は今年、開幕7連勝でロケットスタートを切り、阪神だけには負け越しながらも、阪神以外には20試合目に広島に負けるまで勝ち続け、その後も17勝4敗で貯金13まで好調を維持し、このまま今シーズンは勝率8割でぷっちぎり優勝するんだとばかり思っていた
それが、あなた、巨人には全く興味が無いので何があったのか知らないんだけど、その後、負けが多くなってきて勝手に落ちてきた訳だ。

もちろん、このまま阪神が首位を突っ走るなんて思ってはいけない。そんな可能性は完全にゼロだ。なぜなら、しつこいようだけど、別に阪神が特に強いわけではなく、強かった巨人がなぜがもたついているだけだからだ。
でも、いいのよ。こんなに健闘したんだから、もう阪神にはご苦労様と言ってあげましょうよ。

(2013.6.2)



〜おしまい〜





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