この体験談は去年の6月頃に書いたものだと思います。 じつは久しぶりに「伊勢神宮エネ研鑚ツアー」の体験談を書こうと思ってファイルを探していて見つけたのでした。 読んでいると内容も完結していないところがあり、またちゃんとした終わり方をしていない体験談でしたが、その当時の私の考えや様子が懐かしく蘇ってきました。 せっかく一度は投稿しようと書いた体験談ですので、文章が中途半端になっている部分だけに新たに手を加えて書き上げました。 誰にも読まれることもなく埋もれていた体験ですが、よろしかったらご一読いただければ幸いに思います。 2004年4月12日 (未発表) 超能力レポート・パート38! ― エネルギーは時空を越えて…!! ― 会員番号10686 玉川 芳伸
【遠隔は時空を越えて…】 私は遠隔調整を専門におこなっています。 それはTDE式調整師養成学校を卒業してからと言うよりも、入会してからずっとそうしてきたような気がします。 入会当時のPH会からは、ことある毎に「とにかく研鑚です」とか「トリートメントを数多くこなすことが上達への道です」とよく言われました。 しかし本部のある東京から遥か遠く離れた四国に住む私には研鑚どころではありませんでした。 まずエネルギーの話を聞いてくれる相手がいません。 もちろんエネルギー調整をおこなうなどは、新手の宗教勧誘と勘違いされて不気味がられるのがおちでした。そんな環境に住んでいる私には、遠隔調整…、それしか研鑚の道がなかったのかもしれません。 入会後しばらくしてアビエルトの『この指とまれ』に「誰か私に遠隔をやらせてください!」という当時としては無謀な企画をおこなったこともありました。 何が無謀であったかというと、当時は調整師といえども誰も遠隔を専門におこなってはいなかったからです。 そんな現状での、しかも入会まもない私が企画するにはあまりにも無謀だったのかもしれません。 現に私に面と向かって「よくあんな企画をだしたなぁ〜。遠隔は直接調整にくらべると3割はエネルギー効果が落ちるらしいからな…」と忠告してくれる人もいたくらいですから…。 その時私は疑問に思ったのです。 「どうして遠隔が直接やる調整よりも効果が落ちるのだろうか? 山岸会長が【超能力から能力へ】では遠隔調整をおこなったと書いているのに、それって嘘なの? だいたい3割減という数字まで出してくる根拠は何処にあるの…? エネルギーは無限の可能性があると普段は言っているのに、どうして調整の方法にだけは制限を設けるの…? 不可能だと言うのは、そう思う人の心が創り出している壁…、常識という障壁なのではないだろうか…。 よしっ、それなら私がその壁を壊してやる!」と…。 それから5年の歳月が経過しました。 その間、随分と風当たりの冷たい時期もありました。 しかし今では周りを見ると誰も彼もが「遠隔調整もおこないます」と…。 そういう時代になったのです。 それがよかったのか、悪かったのか、私にはわかりません。 もちろん依頼者の立場からすると、家に居ながら調整を受けられる訳ですから時間と交通費の節約にもなりますし、家族や親戚、そして友人への遠隔も依頼できるのですから便利にはなったのでしょう。 しかし、ある時などは「遠隔は各県で治療院を開き、直接調整をおこなっている調整師のテリトリーの崩壊を招き兼ねない…」などと言っている人もいたと聞かされ、その了見の狭さにガッカリしたこともありました。 しかしそれにも負けることなく遠隔一筋に5年間やってきました。 と言っても私には性格的にコレが向いているのですが…。(微笑) その間には海外に住む方からも依頼を頂きました。そしてエネルギーには距離という壁が存在しないことも実感しました。しかしそれでも尚、未だにわからないことも多く存在しているのです。 私は今でも良く考えるのです。 エネルギーってなんだろう…? 遠隔ってなんだろう…? どうしてエネルギーは遥か空間を越えて、下手すれば時間すら超越して、しかも一度も会ったこともない依頼者をターゲットとして届き、働くのだろうか? それは思い込みなのでは…? 有ると言えば在る世界、無いと言えば実は無い世界なのでは…? しかし、「あっ、この人私を好いている」とか「わたし嫌われてる…」とかは、なんとなくわかるもんですよネ。 それは何を感じているのでしょうか? 相手の意識…?感情…?それともエネルギーなのでしょうか? 昔から「以心伝心で通ずる」とか、「殺気を感じる」とかいう言葉もあるくらいですからネ。相手を好きとか嫌いと思う気持ちが相手に届くということ自体が、それはエネルギーが空間を飛び超えるということなのではないでしょうか。 「願いは叶う」とも言われますが、逆に言うと「縁起でもない言葉は使わないようにしよう」と言うことになるのです。 それも、言葉を発することで何らかのエネルギーが生じて働き始めることを意味しているのかもしれません。 それは無意識でおこなう遠隔と同じなのでは…。 そこで、エネルギー自体には良い、悪いがあるのだろうか?という疑問にぶつかるのです。 以前は講習会で山岸前会長が良く言っていました。 「エネルギーを使う人は、喧嘩をしても相手の悪口を言ってはいけません。何故なら、エネルギーとは、その人の噂をするだけで相手に届くものなのです。そして届いたエネルギーは、その嫌いな相手に良い作用として働きだすのです。悪口、陰口を言えば言うほど、その相手はどんどん気持ちよく、しかも健康になっていっちゃうんです。だからそういう時はどうしたら良いか?相手の名前を紙に書いて、スカベンジャーBOXに入れて忘れればいいんです。あとはエネルギーが上手くやってくれるはずですからね(微笑)」と…。 それならばエネルギーとは全て良いエネルギーで、良い働きしかしないのでしょうか?それでは悪いエネルギーなど存在しないことになってしまいます。しかし…、それならよく「他人からもらう」という言い方をしているモノはなんなのでしょうか? 本当にそのような現象があるのでしょうか? 実は、あったのです…。 【生霊…】 マンション1階に降りてくると、駐車場に見慣れた車が止まっていました。そして車窓からは「ぐ〜ぐ〜」という高イビキが聞こえてくるのです。運転席の窓からはお行儀悪く、二本の足が外に向かって飛び出していました(微笑)。誰あろう8月号の体験談に登場したゴースト・バスターで在家僧Kさんだったのです。 タマ:「おはようございます。この暑いのにどうしたんですか?」 K :「玉川さん、いやぁ〜今日は僕、早く玉川さんに会いたくて仕方なかったんですよ…」 と言うKさんのひと言から、その後3時間に渡って私たちは怪しいエネルギーの話に夢中になっていくのでした。 タマ:「なんですかイキナリ…?」 K :「いえね、今日は玉川さんに是非お聞きしたいことがあるのです…」 タマ:「へっ…。私なんかでイイんですか…?」 K :「もちろんですとも。玉川さんだからこそお訊きしたいんです。今日は朝からそれを楽しみにして来たのですから…。僕は玉川さんと知り合えた縁に感謝しているんですよ」 タマ:「はぁ〜…、そう言われても…。まぁ、聞くだけなら…」 K :「実は私のお客さんで、“エネルギー(氣)”を飛ばされて困っている人が沢山でてきているのです」 タマ:「はぁ〜?それは現実の話なんですか?」 K :「もちろん!みなさん、現実の出来事として肉体に異常が起きているらしいのです」 タマ:「肉体に異常がって…、どんな…?」 K :「突然身体にスパっと切り傷が無数にできたり、病気になっている人もいます」 タマ:「ふぅ〜ん…。それってカマイタチみたいなもんかな…?」 K :「そしてほとんどの方の顔が最近黒ずんできているのです」 タマ:「それは私と同じじゃないですか(微笑)」 K :「玉川さんのは日焼けでしょ。そんな健康そうな小麦色ではないのです」 タマ:「しかし、それくらいならKさんがなんとか出来るでしょ」 K :「あぁ〜ん、じれったいなぁ〜、正直に言うと“生霊”を飛ばされているのです」 タマ:「えぇ―っ、生霊ぅ…。しかしそれなら尚更Kさんの専門じゃないですか。結界を張るなり、なんなりして防いであげられるんじゃないですか?それにKさんにはその生霊を飛ばしている人も、攻撃してくる原因もわかるのでしょし…」 K :「はい、わかります」 タマ:「それなら簡単、そのエネルギーを飛ばした人に返してあげればイイじゃないですか」 K :「それが出来ないから困っているんです。その人は玉川さんもご存知の人ですが、何年も付き合いがあった人ですから…」 タマ:「でも、Kさんのお客さんが被害を受けるのならば、やるしかないでしょ…」 K :「えぇ―いっ、言っちゃおっと!実は○○さんなんです」 タマ:「へっ、自己流陰陽師の…?しかし元は木村さんのお弟子さんじゃないですか?」 K :「相手はどう思っているか知りませんが、私は弟子にしたつもりはありませんよ」 タマ:「しかし、それが誰にせよ、私なら返すと思いますが…」 K :「もちろん返すことはできるのです。しかし密教の世界ではそれは必ず“倍返し”になるのです。それでは○○さんの肉体と精神がもたないのです…」 タマ:「なるほど、そういうことでしたか…」 K :「だからこそ、宗教に関係のないエネルギーを学んだ玉川さんなら、こんな時にどう対処するのかをお尋ねしたくて早くから駐車場で待っていたのです」 タマ:「ふぅ〜む…。そんなこと私の訊かれてもねぇ〜…」 K :「いえ、あなたならわかるはずです。そして意見を聞かせて欲しいのです…」 タマ:「・・・・・・。わかりました。しかし、どうして私にわかると…?」 K :「そりゃぁ〜、玉川さんは経験が豊富ですからね」 タマ:「それって誉められてるのかなぁ〜…?」 K :「それに今こうしていても、この事務所にだって生霊が三体も来ているのに平然としているじゃありませんか」 タマ:「えぇ―っ!! どこ、何処に…」 と、その後Kさんに言わせると“生霊”というものの対策を話し合ったのですが、その話はこの場に書くのは控えることに致しました。 「えっ、何故かって…」 それは読まれる方に変な先入観を持たせたくないからです。 有ると言えば在る世界、無いと言えば無い世界の話ですから、今は知らなくて良いことは知らない方が良いのです。 その方に必要になれば、それはきっと絶妙のタイミングで訪れますし、きっと自然に知るようになるであろうと私は思っておりますから…。(微笑) 私はKさんが使っている「氣」というものを感じることは出来ません。そしてKさんにもこれまでPHのエネ製品を散々内緒で試してみましたが、これと言った反応はありませんでした。ということはエネルギーには種類があるのでしょうか? 「氣」とPHでいうところの「大いなる流れのエネルギー」ではその粒子の大きさが違うと言われていました。しかし、本当にそんなことがあるのでしょうか…。 みなさんはどのように思われますか? これらの疑問もきっと時の流れとともに考え方も捉え方も変わっていくように思います。 そしてきっと絶妙のタイミングで、その時のその方のレベルに合わせた答えを知ることが出来るのでしょう。 私はその時が来るまで、ただただ黙々と研鑚を続けるだけなのです…。
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LaLast Update : 2004/4/12st Update:2002/4/24