2000年6月の映画のほらあな


「ペイバック」、’99米 6月10日以前

監督:ブライアン・ヘルゲランド、出演:メル・ギブソン、デボラ・カーラ・アンガー、ジェームズ・コバーン

ハードボイルドな映画っす。女房に裏切られ、仲間にも裏切られて7万ドルを奪われた
メル・ギブソンが7万ドルを取り戻すために組織と戦うってお話。正直いうとちょっと
やりすぎのような感じがしました。ここまでハードボイルドになるとなんだかコミカル
な感じすらします。デフォルメされたハードボイルド映画って感じか。なんだか出来す
た話は「マーベリック」を思い出した。でも「マーベリック」よりはましかな?

「WHO AM I?」、’99香港 6月10日以前

監督:ジャッキー・チェン、ベニー・チャン
出演:ジャッキー・チェン、山本未来、ケイン・コスギ

久々に面白いと思ったジャッキー・チェン監督・主演の作品。やっぱりジャッキーの映画は
アクション、それもカンフーが命だよね、と思わせるような内容でした。特殊部隊に所属
していたジャッキー。無事任務を果たしたが内部の者の仕業で殺されかける。特殊部隊の
中でジャッキー1人助かるが、気がついた時記憶をなくしてしまっていた・・・。やがて
自分探しに出るわけですが、わけの分からないままいろんな奴らに狙われる。ここで炸裂
するカンフーアクション。だがこの映画で一番面白かったのはカーアクションのシーンかな?
ストーリーは例によって単純です。ただただアクションを楽しみましょう。

「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」、’99米 6月10日以前

監督:ジョージ・ルーカス、出演:リーアム・ニーソン、ユアン・マクレガー、
ナタリー・ポートマン、テレンス・スタンプ

あーあ、この映画はやっぱり劇場だなー。スター・ウォーズのシリーズでビデオで見たのは
この映画がはじめてでした。ルーク・スカイウォーカーの父のアナキン・スカイウォーカー
とジェダイの騎士が出会うお話です。すでに最初のスター・ウォーズに出てアレック・ギネス
がやったオビワン・ケノービをユアン・マクレガーが、その師匠をリーアム・ニーソンが
演じています。お馴染みのキャラも登場したところはよかった。映画としてはまーまーかな?
一番気に入ったシーンはやっぱりレースのシーンかな。一番スリルがありました。

「アイズ ワイド シャット」、’99米 6月10日以前

監督:スタンリー・キューブリック、出演:トム・クルーズ、ニコール・キッドマン、シドニー・ポラック

名監督のスタンリー・キューブリックの遺作。なんかもっとエロエロなのを期待してたが
そうでもなかったです(^^;。医師とその妻が参加したパ−ティのときにピアノを弾いて
いた学生時代の友人にその後会う。そのとき秘密パーティがあるという話を聞いてそこへ
潜入していくのだが・・・。ニコール・キッドマンがめちゃ綺麗でした。最後の落ちは悪く
ないけど予想通りの展開だった。キューブリックにしてはちょっとありきたりかな?それに
しても彼の新作がもう見られないのはちょっと哀しいです。ちなみにわしが好きなのは
「シャイニング」と「博士の異常な愛情」かな?

「ヴァイラス」、’99米 6月10日以前

監督:ジョン・ブルーノ、出演:ジェイミー・リー・カーティス、ウィリアム・ボールドウィン、
ジョアンナ・パグラ、ドナルド・サザーランド

SFホラー映画。B級なんだけど出ている人がかなり豪華っす。ロシアの軍事衛星?が海上の軍用
通信船?と通信している時、謎のガス状物体に衝突してしまう。そのとき通信中の船に向かって
変な電磁波?が流れていく・・・。その後、嵐に巻き込まれた船が漂流するそのロシアの船を発見
し、乗船するのだが船の中は惨澹たるありさまで無人のようだった・・・。嵐に巻き込まれた船の
乗員たちが豪華メンバーなわけです(笑)。内容ははっきりいってありきたりのSFホラーっす。
見所は・・・うーん、怪物じみた機械たちかな?ちなみにヴァイラスとはウィルスの英語読みっす。

「呪怨2」、’99日 6月10日以前

監督:?、出演:?

ちょっと監督とか出演者チェックするの忘れた(^^;。でもはっきりいってめちゃ怖いっす。
オムニバスなんですが、出演者が次々と死んでいくの。こういうのを本物のオカルトホラーって
いうんだよね。登場人物がみんな発狂したりして。出てくるお化けは「リング」のラストに負け
ないくらい怖いし。これもありきたりと言えばありきたりなんですけど久々に見たオカルトホラー
としては上出来の映画でした。全編無気味でリアルな感じです。この手の映画は日本映画が一番?

「ホーンティング」、’99米 6月11日

監督:ヤン・デ・ボン、出演:リーアム・ニーソン、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ、
リリー・テイラー、ブルース・ダーン、ヴァージニア・マドーセン

ご存知、シャーリー・ジャクスン原作の「たたり」の映画化。博士が不眠症の人を集め、ある
古い屋敷を借りて不眠症のための研究と称する実験をするが、実は恐怖を克服するための実験
だった・・・。見るべきところはCGだけかな。はっきり言ってオカルトではあるかもしれな
いけど、ホラーとは言い難いです。じわじわと襲ってくる恐怖をうまく表現できてるとは思え
ません。感心したのはやっぱりでっかいセット?というか屋敷かな?どういう順番に撮影した
んだろう?などと思ってしまった。途中でぶっ壊れるシーンとかあったりするし。でもいくら
金持ちでもあんなごてごてした悪趣味な屋敷には住みたくないと思うわしであった・・・(^^;。

「奇蹟の輝き」、’98米 6月18日

監督:ヴィンセント・ウォード、出演:ロビン・ウィリアムス、アナベラ・シオラ

ご存知、ジャック・フィニィ原作の「奇蹟の輝き」の映画化。2人の子供を事故で亡くした
夫婦。その夫もまた事故で世を去る。この夫がロビン・ウィリアムス。彼は天国らしきとこ
ろへ行く。それからしばらくして残された妻が自殺をする。生をまっとうしなかった彼女は
地獄へ。天国にいた夫は地獄に落ちた妻を捜しに行く。彼女はソウルメイト(魂の伴侶)な
のだ・・・。映像の素晴らしさはやはり映画館で見たかったです。以前、都筑道夫氏が早川
ミステリマガジンで連載の「読ホリディ」という評論の中で、この本は死後の世界を信じて
ないと面白くないかも?、と書いてたんだけど映画のほうもそんな風な感じでした。原作は
買ってはいるけど積読状態でまだ読んでにゃいのだった・・・(^^;。

「ゴジラ2000ミレニアム」、’99日 6月18日

監督:大河原孝夫、出演:村田雄浩、阿部寛、西田尚美、佐野史郎

思わずまじな目で見てしまったけど大失敗。まともに見るとつまらないのだった・・・。唐突に
ゴジラが出てくるの。前回の作品とはもちろん何の脈絡もないっす。子供には受けたんだろうか?
大人向けの映画とは思えなかったです。これならアニメのポケモンとかの方がまーだ面白いかも。
内容はゴジラ研究派とゴジラ殺戮派の対立、日本海溝で発見した太古宇宙から飛来したと思われる
不思議な岩。そいつが化け物だった・・・。そしてお定まりのゴジラとその宇宙からの飛来物との
対決。まー、CGはたしかに以前よりましになったのかもしれないけどガメラシリーズのほうが
まだまだ数段上だと思われました。そんなに真剣に見る事もなかったす。単純に怪獣を楽しもう。

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