2001年07月の映画のほらあな


「グリーン・ディスティニー」、'2000米=中 7月7日
監督:アン・リー、出演:チョウ・ユンファ、ミッシェル・ヨー、チャン・ツィイー、
チャン・チェン、チェン・ベイベイ

カンフー映画?というか剣侠映画っす。戦いに虚しさを覚える剣豪が自分の剣グリーン・ディスティニーを 捨て、血なまぐさい世界から足を洗おうとするが剣を盗まれてしまう。その剣を取り戻そうとふたたび血なまぐさい世界へと 戻る剣豪・・・。カンフーアクションはなかなか見ものですが、不自然なワイヤーアクションはやっぱり中国物(^^;。 ただ他のカンフー物と比べると特筆すべきところは映像の美しさ。壮大な中国の風景はすばらしかった。

「彼女を見ればわかること」、'1999米 7月7日
監督:ロドリゴ・ガルシア、出演:グレン・クローズ、ホリー・ハンター、キャシー・ベイカー、
カリスタ・フロックハート、キャメロン・ディアス、エイミー・ブレネマン、ヴァレリア・ゴレノ、
エルピディア・カリーロ、マット・クレイブン、グレゴリー・ハインズ、ダニー・ウッドバーン、ノア・フレイス

なんでこんなに出演俳優名を書いたかというと5話のオムニバスになっていていずれ劣らぬそうそうたるメンバーが キャストされていたから。オムニバスにはなっているもののそれぞれの話が繋がっていることは登場人物が重なりあって いる事でわかると思う。たしかグレン・クローズやホリー・ハンターが脚本を見て出たがったという作品だったので 期待見ました。物語は登場する5人の女性たちの日常を描き、淡々と進んでいくんだけどどの話も思わず引き込まれてしまう 出来のよさ。佳品です。こういう作品、わしは好き。(特にホリー・ハンターはええ(笑))

「ヘルレイザー/ゲート・オブ・インフェルノ」、'2000米 7月23日
監督:スコット・デリクソン、出演:クレイグ・シェイファー

シリーズ物のホラーを見るのは久しぶりだが、たいていの場合そうなんだけどこの作品も1作目の衝撃には及ばなかった。 とはいうもののオカルトホラーを見るのは久しぶりだったのでそれなりに楽しみました。もちろん顔面方眼紙の男(^^;も 出てきたし、例の箱は出てきます。よくあるパターンで刑事がある惨殺事件に関わる人物のエンジニアを追ううちに次第に 幻想と現実が入り混じっていく。クレイグ・シェイファーがにくったらしい主人公の刑事をうまくこなしてます。

「狗神」、'2001日 7月28日
監督:原田眞人、原作:坂東真沙子、出演:天海祐希、渡部篤郎

坂東真沙子の映画化された作品では前回大々的に宣伝されていた「死国」よりはずっとよかった。この作品も舞台は四国。 山奥の閉鎖的な村の出来事。まー、四国に狗神がいるのは妖怪ファンとしては常識?なので珍しくもない題材っすが R指定でエロティック度は高いもののホラー度はちょっと低いかな。やっぱりホラーは怖くないと・・・っていうのが 大前提にあるのでそういう意味ではいまいち。しかも思ったほどオカルトっぽくなかったのは残念でした。

「エコエコアザラク」、'2001日 7月28日
監督:鈴木浩介、出演:加藤夏希、大谷みつほ

どうも出来不出来はともかくこの手の作品が好きで(笑)どうしても見てしまう。この作品、不気味な雰囲気は悪くないけど 前回の作品の比較するとどうも面白くなかった。魔術的な雰囲気ではあるけど雰囲気だけで実際は単なるオカルト的雰囲気というべきか。 主人公がちょっといまいち。脇役のほうがよかった。というかまだましだった。もうちょっとなんんとかならんかな?

「ザ・セル」、'2000米 7月28日
監督:ターセム・シン、出演:ジェニファー・ロペス

幻想的な雰囲気の作品でした。人の脳の中に他人が科学的に入っていくというお話です。夢枕獏氏のサイコダイバーシリーズ そのものって感じでした。ただ他人の脳にというか心に潜っていくのが綺麗な女性の小児科医。殺人犯の脳に潜っていくだけど その脳の中がなかなか面白かった。馬が切断されるシーンなんかCGが凄かったです。ジェニファー・ロペスはやはり 綺麗だった。

「ディアボリーク」、'1999独 7月28日
監督:ベルント・アイヒンガー、出演:ティル・シュヴァイガー、コリンナ・ハルフォーフ、トーマス・ハインツ

昔映画で「ディアボリカ」というオカルトホラー映画があったけど、この映画にあの映画と同じイメージで見たのは間違いだった。 ホラー度はちょっとというかあんまりない。エロティック度が高いのは主人公の精神分析医が女性で患者役が男性という関係だから? それにわしの偏見というかイメージなんだけどドイツ映画ってなんとなくエッチです(笑)。精神分析医役の女優は わしの好きなフランス女優のナタリー・バイに似ていてよかった。あ、ちなみにあらすじを言うと患者が実は有名な歌手 マリア・カラスに恋してしまった悪魔だったお話です。

「悪いことしましょ」、'2000米 7月30日
監督:ハロルド・ライミス、出演:ブレンダン・フレイザー、エリザベス・ハーレイ

ドタバタコメディといっていいと思う。ブレンダンくんの七変化。正直言うとあんまり真剣に見てないかも(^^;。でも それがよかったかも。願望ってのはほとんど無限にあるもんだけど叶えられる数を限定されると悩むよね。落ちは悪くないです。 やっぱり物語はハッピーなほうがよい。いや現実もハッピーだといいんだが・・・(−−;。地獄のシーンはスポーンを 思い出しました。

「ホテル スプレンディッド」、'2000英 7月30日
監督:テレンス・グロス、出演:トニー・コレット、ダニエル・クレイグ

孤島に建つホテル スプレンディッド。病人・奇人・変人たちの住まう汚らしいホテル(笑)。島を離れられない家族が経営している。 そこに現れた女。昔そのホテルで働いていた女だったが、彼女がまた島にやってきたことをきっかけにホテルは少しずつ変貌していく。 なんだかヨーロッパ的で狂気が支配し、その呪縛から逃れられない人たちがとってもいいっす。すげー汚いんだけど(笑)。 なんかとっても気に入った映画でした。トニー・コレット(しか知らない(^^;)が生き生きとしてよろしい。


一つ前に戻ります。


トップへ戻ります。