98年8月の映画のほらあな


「ナイトフライヤー」8月2日

監督:マーク・パヴィラ 出演:ミゲル・フェラー

スティーブン・キングの同名小説の映画化。
ミゲル・フェラーは記憶違いでなければ「シュリンジ」とかに出てた人。
黒いセスナのスカイマスターに乗った謎のナイトフライヤーが各地の小飛行場に出没し
殺人を犯していく。これを追うインサイド・ビュー紙のTOP記者ディーズ。
新米女性記者ジミーとの事件の奪い合い、これを煽る編集長。
事件の謎は深まるばかり。。。どうにも中途半端なB級ホラー映画でした。
人物描写が中途半端で物語の中でのリアリティがあまり感じられず
些末なアラばかり気になってしまい、感情移入できませんでした。
原作は読んでないのでなんとも言えないけど本のほうがずっと面白いんじゃないかな?

「ビーン」劇場版8月12日

監督:メル・スミス 出演:ローワン・アトキンスン、バート・レイノルズ、
ピーター・マクニコル、パメラ・リード

イギリスの有名なTVコメディ「ミスター・ビーン」の映画化。
有名俳優バート・レイノルズ、「キンダカートン・コップ」のパメラ・リードなどが出てました。
ヨーロッパから本国アメリカに買い戻された名画。ひょんなことからそのお披露目パーティ
に箔をつけるためアメリカの美術館に派遣されることになったビーン。そこでもあいかわらず
周囲の人を混乱に巻き込んでいく。さて、どうなることやら。。。
メル・スミスはアメリカの監督か?映像がハリウッド的だった。
やっぱりヨーロッパ的映像で見たかった。この映画を見てあらためてビーンの似合うイギリス
というのがいいなと思いました。後半がちょっとねー。あまりにも善玉のビーンは
ちともの足りませんでした。綺麗にまとめなくてもいいからもっとはちゃめちゃなのがよかった。
気に入ったのはビートルズのイエスタディ。グッドタイミングで流れて笑えました。
とはいえ、何も考えず楽しむにはよしとしましょう。

「ヴァージニア」8月18日

監督:佐藤嗣麻子 出演:ジュリアン・サンズ、スザンナ・ハミルトン

吸血鬼映画である。今まで見た吸血鬼映画でもっとも人間に近い吸血鬼。
ロンドンのとある図書館。そこに採用されたアン。その図書館の常連にはアレックスという
ハンサムな青年がいた。彼は一見普通の人間だったが実は吸血鬼だった。。。
二人はやがて惹かれ合い恋に落ちていく。しかしその影に謎の人物が。。。
不死の命を持つ苦悩するハンサムな吸血鬼をジュリアン・サンズが演じる。
恐ろしい吸血鬼映画ではないが、苦悩する吸血鬼はあまりに人間的であり
その恋する姿はごく普通の恋愛を思い起こさせる。それも悲恋の物語。スプラッタな
ところもあるけど恐怖感はありませんでした。オカルトホラー嫌いにも薦めてしまいます。

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